【芝居】「キャベツの類」五反田団
2005.3.11 20:00
チープなセット、子供な感じが売りだった五反団。去年の「いやむしろ忘れて草」で、ものすごい底力を見せたのです。今年最初の工場見学会のあとのアゴラ劇場の芝居は、荒唐無稽な話だと思っていると、やがてラブストーリーに最後で急速に収束するのです。13日まで。1h20ぐらいですか。
以下多少ねたばれ
ブランコが二つ、そこに人々。大きな泣き声で芝居が始まります。荒唐無稽、漫画のようなさまざま、1時間すぎてもそんな夢の延長のような芝居。巨大化したり、極小化したり、寝転がってる上にモノが落ちてきたり。が、最後の一瞬、そこに居るはずの人が居ないことをはっきり言われた男。想いの深さ。実はとても濃密な時間。
黒田大輔さんは物語の屋台骨。望月志津子さんの印象は今までと違うしゃっきり。渡辺香奈が妻は「南へ」を観ていると感慨深い。端田新菜さん、「天井が低いところからはい出てくる女優」ナンバーワン。うれしくないでしょうが。
と、偉そうに言ってるわりには、実は直前に食べたご飯でおなかいっぱい、劇場は暖かく記憶はとぎれとぎれ。これはあれですか、青虫のせいですか。
五反田団「キャベツの類」
2005.3.8 - 3.13 こまばアゴラ劇場
作・演出 前田司郎
出演 大島怜也(PLUSTIC PLASTICS) 黒田大輔(THE SHAMPOO HAT) 中川幸子 端田新菜(青年団) 前田司郎 望月志津子 渡辺香奈(青年団)
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