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2005.01.13

歯医者に行く

去年の年末に虫歯を直そうと手近な歯医者に行ったら、親知らず抜けなくて中途半端な状態。あまりに不安だったので、別の歯医者を知人から聞いてみてもらったら、開業医の手に負えるレベルじゃないと指摘される。で、紹介状貰って、都立の大きな病院に。

ちょっと高度な医療の現場を垣間みたという感じで、メモ。

紹介状だよー、こんなの貰ったことないよー。と健康に感謝しつつも、小盛り上がりなあたし。もう、エントランスからして「大病院」って感じで、「基本的には紹介状がないと駄目」なんて張り紙を見つつ、鼻歌まじりで受付。診察券作ってもらうのに40分ぐらいかかったりして、待たせ過ぎだと思いつつも、具合が悪い訳ではないので、別段腹も立たないのでした。

大きな病院の待合室らしく、いろんな科の人が行き来するのです。子供の頃行ってた東芝鶴見病院ってのも今から思えば結構大きな病院だったんだなぁと懐かしく(で、今年なくなっちゃうのね..これも悲しい)。しばらく待ってると呼び出されて、診察。カルテもPC、まず問診がほとんど、口の中を直にみたのは一回きり。根っこの話だから外からいくら見てもしょうがないわけで、レントゲンへ。

IT化が進んでるなぁと、思うのです。診察からレントゲンへはバーコード付きの表が渡されます。一行目には「診察」と医者の名前、状態として「中断」。二行目には「レントゲン」と医者の名前。この紙を持って放射線科に行くと、受付でバーコード読んで、そのままレントゲン室へ。えっ、えっ、どこ撮るのかも言ってないよと思ってても、ちゃんと顔のまわりをぐるりとスキャンする奴で撮影(一ヶ月で3回目だ。いいのか、これ)。で、また紙貰って、レントゲンフィルム貰って戻る。ちょっと待って、また問診。

いわく、歯の根っこが二つに分かれてること、隣の歯と接触状態であること、もしかしたら骨に触れていたり、鼻の奥の空洞に触れている可能性があることなど、まあ、細かいのもふくめていろいろリスクを説明。えっ、えっと思ってると、その説明がプリントアウトされて出て来る。ををーと思ってると、サインを求められる。治療方針説明書ってやつですね。いろいろ大変なのね、こういうの。

で、抜歯する日を決めて、診察は終わり。出張があるので(おかげでKAKUTA、天然スパイラル、東京ネジ全滅...悲しい)、飛行機避けるために少し先。またバーコードのついた紙貰って(診療した項目が増えてる)、計算してもらって、会計しておわり。つまり、バーコードの先にネットワーク、その先にあたしの情報があるわけで、このバーコードだけで、今日あたしにされた措置やら、お金やらが計算されていくのねぇ、と感慨深く。

とはいえ、最後の最後まで、人の言葉できちんと説明するという姿勢が、医者も受付も会計も、みんな貫かれてるのが、なんかレベル高いなぁと思ったのでした。あんだけ説明してもらえば、元は取ったって感じなのです。基本的な情報のやり取りがITになってるんだから、最後は、ココ、つまりヒトだよなぁと。仕事でも、芝居でもそう思う昨今なのです。

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コメント

半年もほうっておかないほうが絶対いいと思っていました。おつかれさんです。

病院通いの多いわたしですが(^^;、最近、インフォームド・コンセントも大事だけど医師にも自分のからだの情報をきちんと与えることが大事だなぁ、と思うようになってきました。医師が実力を発揮できるよう配慮するっていうか。自分のからだにはウン年の歴史があるんだもの。

話変わって、自分がかかっている某病院では医師と患者を絶対2人きりにしないというルールがあるみたいです。目的はたぶんドクハラ防止。これは気に入ってます。

投稿: あれ | 2005.01.13 09:42

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