【芝居】「新年工場見学会」五反田団
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2004.1.2 18:00 本物の町工場で芝居など短いものを数本と絵など。4日までアトリエヘリコプター。寒いので十分対策を忘れずに。 去年とは違う入り口、横の路地を入って2Fのカフェで待ちます。早めに行っても暖かく過ごせます。会場時間になったら、階段を下りて作業場へ。ここから寒いので覚悟を。芝居→演奏→休憩→映画、90分ほど。 芝居は、30分ほどマンガとどら焼きを食べて寝転がってる青い服の男のところに、学校から帰ってくるもう一人。どうもいじめられているようで、そこから会話が成立しているような、してないような、微妙な駆け引きが続くのです。枠組みが何であるかは早いうちにわかるし、そこはポイントではあるのだけど、でも、面白いのです。 続いては演奏。艶やかな3人と。テルミン、マリンバ、キーボード、パーカッションも混じって。曲数は多いものの、マリンバのリズムが、けっこう面白くて、あたしはけっこう好きなのです。 休憩を挟んで映画。まさか、あれが、そんな設定になるとは、という「La・fuosaje 愛をつく女」。馬鹿映画といわば言え。あれこれ盛りだくさんで馬鹿馬鹿しくて、面白いのです。DVDでないかなぁ。 終演後も時間があれば、カフェに戻って雑煮だのコーヒーだのでのんびりできます。 |
ねたばれの加筆。芝居の方は、ドラ×もんを超リアルにしたような芝居。帰ってきた情けない男はいじめられたとかなんとか言ってる。最初はドラは励ましているのだけど、それが微妙にかみ合わない。そのうち、のびは、ポケットの中の道具を欲しがり出すんだけど、その駆け引きが絶妙なのです。
映画の方は、ある村で餅をついている家族の話。ホラー映画よろしく飛びかかってきたりするので、餅は危険なもので、周囲からは白い目で見られるのだけど、餅の力を信じる家族はその周囲の目を受けても、餅をつくっている。ある日、村に「アメリカさん」がやってきて、深刻な食べ物不足に陥るのだけど、その餅のおかげで命を取り留める村の人々、てな話。ここにミュージカルがブレンドされて、感動大作に。..というよりは、テイストとしてはいわゆる「馬鹿映画」を確信犯的にやってるものだのだけど、餅の設定のばかばかしさがあっぱれで、楽しんで観られるのです。
関連blog、芝居じゃなくてテルミン系に多し。> テルミンチク、 テルミンとJAZZ、Ashleycat's Eternal Second banana.。
五反田団「新年工場見学会(2005)」
2005.1.2 - 2005.1.4 アトリエヘリコプター
■芝居「クリイリ」
作 前田司郎(19歳) 演出 前田司郎(27歳)
出演 山本了 政修二郎■音楽
澤口希 高橋若菜(オムトン) 佐藤沙恵(テルミン大学)■映画「La・fuosaje 愛をつく女」
脚本・演出 前田司郎 コンテ・撮影 沖田修一 監督 沖田修一・前田司郎
出演 黒田大輔 坊薗初菜 佐藤沙恵 他■絵画
林牧(日本画) 山本由佳 古谷充子
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コメント
リアル・ド●え※んな舞台もよかったけど、映画の脚本がさらに気に入りました。
あの話に出てくる「餅」ってのが演劇の、「パン」ってのがゲームだかTVだかのメタファとして使われてように見えました。
しかも、単に演劇にエールを送るだけじゃなく、ある種の演劇をシニカルに描いてるのもおもしろかったです。
来年の見学会では、これを舞台化してほしいなぁ。
投稿: おくむら | 2005.01.04 23:09
かわひ_さん、コメントありがとうございました。助かりました。早速、訂正したところです。記事のご感想、同感です。
(よろしければ、トラックバック返しなど、どうぞ。)
おくむらさんの見方、「なるほどー」とかんどーしました。私は、ただ、「あー、面白かった」で終ってたので。
投稿: こちろう | 2005.01.06 19:56