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2005.01.23

【芝居】「走れメルス」三回目

2005.1.22 19:00

長い長い公演期間。そろそろ終盤です。あたし的見納め。

ちょっと調子にのって、昼公演から歩いてコクーンまで。途中でラーメンまで食べたりして。ちょっと疲れたかな、後半の記憶が曖昧なのです。

初めて見たときはあれほど言葉の洪水だと思ったのだけど、なれてみれば、そうでもありません。慣れってのは怖い物です。物語をちゃんと追いかけられる感じ。なんで海軍の戦艦の名前がああ羅列されるかも、すいすいわかります。繰り返し見ることでわかる芝居ってのは、実際のところどうかと言う気がしないでもないのですが、初めてみても「おもしろさ」だけは伝わるので、たぶんあり、なんでしょう。一方で、年末を越えているとはいえ、たとえばマツケンサンバが恥ずかしいほど扱いづらい曲になっていることに愕然とするのです。

舞台を支えている役者、実は古田新太さんと小松和重さんという気がしています。物語という点ではなく、台詞が多いのにちゃんと伝えられているのはこの二人(+野田さん)だけなんじゃないかと思うのです。台詞が少ない、という役者は居ますが、何しゃべってるか、やっぱりわかりにくいなあ、全体にという気はします。その点ではこの二人は実にいいのです。圧倒的な実力。台詞の多さ故に同情すべき点はありますが。

深津絵里さんの声の魅力、黄色から緑の台詞がホントに好き(繰り返し書いてるな)。小西真奈美さんの魅力が十分でない気はしますが、くるくると変わる表情は、ほんとに印象的。

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