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2005.01.31

帰国はしたものの

お腹の風邪にこてんぱんにやられています。食欲もないけど、一日絶食するのが一番いいとの、医者からの処方でおとなしくしている一日。PCにもたいして向かわないで一日。ほんとは出張のまとめしなといけないんだけどなぁ。(だめだめ)

芝居観なかったけど、飛行機で映画は見まくったので(エコノミーでも席で好きなの見られるAVODシステム万歳)のちのちのためにメモ。

TAXI NY
情けない刑事と、ばりばり走り屋のドライバー、荒唐無稽な改造車。美女強盗団を追いつめるって話。肩のこらないコメディ。こういうのは好きだなぁ。

約三十の嘘
MONOの芝居の映画化。寝台特急の中での一発撮りみたいな、臨場感はいいのだけど、映画ならば、もっともっとだましだまされってのも出来るだけに、地味な感じになっちゃうのが惜しい。クレイジーケンバンドの音楽がどう合うかと思ってたけど、ちょっといいっすね。伴杏里さんのしゃべりがちょっと厳しい。や、見た目は好きですとも。(汗

セルラー
突然誘拐された女性、一縷の望みを託して壊れた電話でかけた先は、見も知らない男の携帯電話。助けを求めて。コメディ要素はほとんどなくて、ちょっと暗く淡々とした感じの進み方。その波にのれば面白かったっす。

ウィンブルドン
ウィンブルドンに出場するテニス選手たち。低迷する成績で今回を限りに引退しようと考えている30男が。アメリカからの注目選手はまだティーン。その二人が出会って。ロマンスといえばそうなんだけど、ベッドのシーンが前半多くてそのあとに愛情になっていく、って感じ。コメディっちゃコメディだけど、おじさんは若者に元気を貰って、ってくだりは、おじさんの夢物語か。

フォーゴットン
行方不明の子供、まわりの人々も彼らのことを忘れていって。やがて居ないことになっている。ひとりだけ忘れなかった母親は、組織から追われて。や、SFです。でも謎が解かれないまま、なんですよねぇ、いちおうはハッピーエンドなんだろうけど。

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2005.01.28

日本は週末の夕方

なのですが、こっちはまだ金曜日が始まったばかり。あと一日、会議をして一泊。土曜朝早くに出て、着くのは、日曜の16:45ぐらい。月曜朝10;30に会議って...

というわけで、一本も見られません。わかっていたことなので、未練たらたらで今週末見たかったものは書いてあります。こちら(先週の週末分)

音楽のことばっかり考えてる一週間。飯窪早織さん、という人を見つけました。ちょっとすてき。

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2005.01.26

オリジナルを超える。

高校生の頃、化学の先生が言っていた言葉。「オリジナルを超える化学製品、そうそうない。」うんうん。「今あるもの(22年ぐらい前)で超えているものが一つだけある」えっえっ。「バターとマーガリン」(マーガリンは化学製品じゃないんじゃ、ってのは当時気づかず。

でも確かに、冷蔵庫から出してそのままでも硬くならず、動物性脂肪でもないってのを発見したのは偉いなぁと、純粋に思うのです(一応理系)。

すっかり、生のままの油を家に持ち込まなくなってはや2年。バターもマーガリンもないのでみたことなかったけど、なぜかアメリカの宿で朝ご飯を食べている時に思い出したんです、こんな話。

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扉のサイン

尾籠な話で申し訳ないのですが、トイレの扉のサイン。基本的にはMen/Womenの文字が入っているのですが、簡単な図形と一緒、極端なところでは図形だけ、っていう表示があります。どこでもそうかはわからないのだけど、結構新鮮。 「○」「△」、どっちがどっちでしょう。

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2005.01.25

泊まる部屋

L.A.からサンディエゴまではFWで2.5時間。

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2005.01.24

L.A.便が

L.A.便がポケモンジェットってのはどうなんだろ。世界のキャラクタだからいいのか。050124_161801.jpg

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2005.01.23

【芝居】「Brains」G-up

2005.1.23 18:00

企画ユニットG-upの2回目公演。次回チラシを見る限り作演や役者に核があるわけではないようです。PLAYMATEの川上徹也さんの作、tumazuki no ishiの寺十吾さんの演出という一見異色な一本。30日までシアターVアカサカ。

脳内の感情や欲望を支配する擬人化されたキャラクタたちが繰り広げる脳内葛藤をドタバタに展開します。いくつかの小技を効かせて隠しキャラやら構造やらいじってますが、一番根底となる話が、もっと爆笑編にならないと厳しいなあと思うのです。

これだけの役者を集め、作家も演出もそれなりに出来る人だと思うのですが、それが何倍ものパワーは生んでいないのがもったいないなあと思うのです。

福田転球さんパワフル、武内由紀子さん(Piperの「ホセ中村とギャッフンボーイズ」出演の彼女だ)、ちょびキュート。杉浦理史さん卑怯キャラ炸裂で楽しいが出番少なめ。

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【芝居】「サラミの会」ピンズ・ログ

2005.1.23 14:00

移転間近のキャンパスの部室。映研サークルの部室を舞台に現役部員とOB達、これから自分達は何をしてくんだろう、という時期を丁寧に描いた一本。面白かったっす。24日までウエストエンドスタジオ。

カメラ持つことの力と怖さをしっかりと自覚、現役とOBの二重構造をとりながら、それぞれ気持ちを実に細やかに描くのです。人に誇示したい欲求、それに負けてしまったOBたちのわだかまり。現役たちは自分の行く末それぞれに不安だったり、その鬱屈がカメラを使って「力を自覚しないで振り回す」ことを引き起こすのです。

多少の誇張あれど、人物が何故そこに止まり、何故気持ちが動くかなどの感情に無理がないのが凄いのです。例えば本筋とは何の関係もないけど初対面の現役とOBがキットカットの受渡し一つで距離がぐっと近くなるとか。巧いなぁ。

映研とOBと学生たち、というシチュエーションでは、ナイロン100℃の「カメラ≠万年筆」のような名作があるわけですが、基本的なスタンスは変わらない感じがするものの、自分の先行きに対する不安な感じは若い(と思うのだけど)本作の作家の方が、より瑞々しいのです。

カメラ持つ少女、和田好美さんが静かな視点。でも飲み会シーンとかでのちょっとお茶目がかわいらしい。森川佳紀さん、立花幸博さんの誠実な感じもちょっといい。

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【芝居】「走れメルス」三回目

2005.1.22 19:00

長い長い公演期間。そろそろ終盤です。あたし的見納め。

ちょっと調子にのって、昼公演から歩いてコクーンまで。途中でラーメンまで食べたりして。ちょっと疲れたかな、後半の記憶が曖昧なのです。

初めて見たときはあれほど言葉の洪水だと思ったのだけど、なれてみれば、そうでもありません。慣れってのは怖い物です。物語をちゃんと追いかけられる感じ。なんで海軍の戦艦の名前がああ羅列されるかも、すいすいわかります。繰り返し見ることでわかる芝居ってのは、実際のところどうかと言う気がしないでもないのですが、初めてみても「おもしろさ」だけは伝わるので、たぶんあり、なんでしょう。一方で、年末を越えているとはいえ、たとえばマツケンサンバが恥ずかしいほど扱いづらい曲になっていることに愕然とするのです。

舞台を支えている役者、実は古田新太さんと小松和重さんという気がしています。物語という点ではなく、台詞が多いのにちゃんと伝えられているのはこの二人(+野田さん)だけなんじゃないかと思うのです。台詞が少ない、という役者は居ますが、何しゃべってるか、やっぱりわかりにくいなあ、全体にという気はします。その点ではこの二人は実にいいのです。圧倒的な実力。台詞の多さ故に同情すべき点はありますが。

深津絵里さんの声の魅力、黄色から緑の台詞がホントに好き(繰り返し書いてるな)。小西真奈美さんの魅力が十分でない気はしますが、くるくると変わる表情は、ほんとに印象的。

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2005.01.22

【芝居】「猪突するココロ」and Me

2005.1.22 14:30

大見遥、笹峯あい、二人の女優のユニットなのだとか。旗揚げ23日まで松陰神社前スタジオAR。

行方くらました男の部屋に女5人が押し掛ける。それぞれの想い、独り語りから何かを得る人々の話。

女優5人のあでやかさや、細やかさ。役者それぞれのヒトリ語りのような台詞はステロタイプではありますが、幾重にも重なっていきます。体温で書かれた芝居だなぁという気はします。

が、なぜ居続けるかの説得力に今ひとつ欠けること、5人もの役者が必要な運びになってない感じがしたり、終盤まで彼女たちは結末がこうなることを、なぜ想像していないのか、という想像力の欠如感が惜しいのです。

微視的な台詞はそれぞれに重み。おそらくは初めての脚本や演出。構成がすんなりいけば、もしかしたら、という気はします。

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2005.01.21

週末には

今週末には何を見ようかしらん。土曜夜に最後の「メルス」は確定。気になるところは、and Me@スタジオARは女性作演が好きな予感で男の部屋に集まった女5人の芝居、G-up@シアターV赤坂はPLAYMATEの川上さんのホンをtsumazuki no ishiの寺十吾さんの演出という意外な組み合わせ、何げに豪華な役者。ピンズ・ログ@ウエストエンドスタジオはこれも女性作演あたりかなぁ。いずれも見たことないものばかり。メジャー系が少ない週末。

出張で、もー、ぜーったい見られないこと確定の来週末も、メモとして気になるやつ書き残し。KAKUTA若手公演@リビーナは、田村さんの久しぶり演出。ワワフラミンゴ@アートスペースプロットは未見ですが、仮チラの絵のセンスがちょっといい。東京ネジ@王子小劇場、高山植物園@春風舎、天然スパイラル@エコー劇場あたりは女性作演の、はまりパターン。桃唄309@明石スタジオも注目。

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【映画】「スーパーサイズ・ミー」

2005.1.20 20:20

マクドナルドの食事だけで30日過ごしたらどうなるか、つう映画。もう、楽しみで、楽しみで待っていたくせに、川崎の上映は今週末までとのことになるまで放置プレーなあたし。あわてて行きました。晩ご飯食べたくせに、ビールとポップコーンを抱えて。映画の趣旨を完全に無視した感じで。

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2005.01.19

@niftyフォーラムの新型掲示板

@niftyのフォーラムというコミュニティの掲示板が、順に新しい物に切り替わるようです。

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コネタ

コネタいろいろ。

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2005.01.17

【芝居】「ヒトリシズカ」東京タンバリン

2005.1.16 18:00

東京タンバリンの二本目は、空き家になぜかあつまる人々の話。賑やかなところもあって、飽きません。この二本は、あたしの見た順番が時間的には正方向です。24日まで駅前劇場。

一本目は思い返せば、女の人サイドの見方の芝居なのだと思います。二本目はオトコノコ側の話なのです。女性はいっぱい出てきますが、年増、人妻、高校生、会社のオンナノコ、いろんな人。でも、それはオトコノコ側からの視点。思い当たる記憶がありませんか?>男の人。(←ないって言われると、ちょっと寂しいですが。)

二本の話はゆるやかに繋がります。ゆるやかなので、どちらから観ても大丈夫。両方に出ている人にだけは注目しつつ。

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2005.01.16

【芝居】「狐の牡丹」東京タンバリン

2005.1.16 14:00

東京タンバリンの二本立て公演。引きこもりの兄の居る家、短期に同居する弟の許嫁と家族たちや周りの人々、静かな崩壊とソコに至る過程が微妙な気持ち悪さが秀逸な一本。24日まで駅前劇場。

同居も嫁に行ったこともない(当たり前)あたしですが、微妙なバランスを何とか保っているところに偶然入った他者。姑小姑ががさつでかなり配慮に欠けるバイアスがかかってるとはいえ、両者とも無自覚で悪意なんかないのです。ても、何故かどんどん深まる溝。短い時間であっさりそのすれ違いを提示するのは作家の観察と再構成の力なのです。

終盤はありがちといえばそうなのだけど、前半の基礎がしっかりしてるので安心して物語に入り込めます。 他人の家ではごく普通の習慣が微妙な気持ち悪さと違和感を感じるくだり、何か人の出入りが多くて落ち着かなかったり、不満を正しく捉えてもらえなかったり、自分が悪いことしてないのを認めてもらえなかったり。作家の観察眼が炸裂、少し気持ち悪くて、悲しい。

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【芝居】「わが町」小鳥クロックワーク

東京大学、駒場キャンパスを拠点に7年活動してきた小鳥クロックワーク、の最終公演。次回からは「小鳥」の名前を捨てるとの告知で6月にアゴラ劇場でスタート。その最後公演、ソーントン・ワイルダーの「わが町」をスタイリッシュに仕立てて、17日まで、東京大学駒場キャンパス内駒場小空間(ブラジル)。懐炉配ったりしてますが暖房が壊れているとやらで、半端じゃなく寒いので完全武装で、ぜひ。

冷たい雨の降る土曜日、昼はものものしくてどうしたことかと思ってたら、センター試験なのね。そうか。

小鳥を前に見たのは2001年ぐらいの二本(教室の風が女たちの眉を吹く」「ノムウツコマル」。このころはオリジナルの戯曲で、わりと「ストーリー」仕立ての芝居だった印象があります。最近、勧めてくれる人が増えていたのですが、そのときの印象が薄くてついつい逃していました。最終公演なら行かねばなるまい、で行きました。

「ファッションショーのような演出」とある人が言いました。まさにそんな印象。というか、それは演出の一部を示しているにすぎません。繰り返しや極端に遅い芝居、ポップだったりいろいろ。見ていて飽きません。若い役者がてんこもり、胸焼けしそうなぐらい。彼らが演じる「わが町」。ふつうの日常から結婚、死につながる3幕の芝居は、1幕目の日常若い役者がリンクして涙してしまうあたしなのです。

広く、高さのある空間。叫ぶような芝居をしても、違和感を感じないのは空間ゆえか、若さゆえか。オープニングとエンディング、役者たちが舞台をVanessa ParadisのBe my babyに合わせて斜めに横切って行くだけのシーンなのだけど、実に良く作り込まれていて、美しく印象的です。芝居の本筋とはなんの関係もないのだけど、これを最初と最後にかますのは、たしかにインパクトあります。つうか、これだけ見てたいって気もしますが、そんなことしたら飽きちゃうかもしれません。

1幕目の日常、2幕目の結婚は、役者たちの身の丈のようで面白い。結婚する二人を10人で対面して演じるシーンが、ちょっとかっこいい。教授の遅い台詞は、ちょっとやりすぎな感。3幕目の墓地のあまりに静かさはちょっと厳しい。エンディングの降らせ物と役者たちの生年月日を叫ぶシーンはさすがに美しい。この空間の広さゆえ。

なぜ横浜、という場所を想定したかは、よくわからないのです。出入りの少ない、どちらかというと寂れた町を想定されている気がするのだけど、横浜はそうじゃない。とはいえ、平田オリザさんだって「わが町・池袋」とかやってますからね、まあいいのか。

前にみたものとは全く別物に進化した彼ら、6月のアゴラを見るのが、少し楽しみです。(支援会員申し込んだし)。しかし、終演後にサウンドトラックと称して配ってるあれは、自覚無しにやってるとすればやばすぎないか。相手が悪すぎます。1(なんせ小学校の壁画にさえ文句つける彼だ。)自覚してアナーキーな意味でやってるなら見上げたものですが、それは自分の首を絞めることになりそうです。

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2005.01.15

【芝居】「祈りのあとに」La Compagnie A-n

2005.1.15 15:00

明樹由佳、西山水木の2人のユニットで再演を繰り返している無言劇。18日まで、こまばアゴラ劇場。

あたしは多分この演目では初めて。再演とはいいながら、2人以外の出演者や、音楽のフィーチャーの仕方が異なるよう。蛇味線や太鼓、はては、のどぶえのような音まであれこれ。ZABADAK(の吉良さん)、あたしはキャラメルで知ったクチですが、しっかりとした力を、アゴラ規模ってのはかなりの贅沢な1時間。

正直な話、台詞が芝居のメインであるあたしとしては、ちょっと厳しい。無言劇、役者の動きも「手」の動きが多い独特のもの(ジェストダンス、というらしい)。戦争、傷ついた女、コミュニティ、なんて言葉は浮かびます。訴えようとする、平和への頑固なまでの気持ちも強く感じます。

それを陳腐というのは簡単なのですが、続けていく力ってのを感じる一本なのです。

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ある劇団

ある劇団が、正式に活動の停止を公表しました

東京の劇団なんて、それこそ星の数ほどありますから、珍しい話でも何でもありません。決してメジャーとは言えない規模、誰もが知ってるというわけではありません。(観客にとって)映像が残っているわけではではありません。芝居の一つ一つをきっちり記憶しているような「いい観客」でもありませんから、その思い出を語れるかというと、そう思い入れを人に語ることができないのも歯がゆいのです。あたしにとっては、@niftyなどに書き散らかした感想と手元の記録だけが、すべての記憶なので、それを持ってきて、思い起こすのです。

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【芝居】「恋愛における7つの症例」国民デパリ+リュカ.

2005.1.13 19:00

佐吉演劇祭のあと最初、劇場としてはは2005最初に初日を迎える企画公演。休憩10分込み3時間全体はは正直少し長いのですが、5本の芝居のどれかに、恋愛に関する気持ちが引っかかる構成は作戦勝ち。17日夜まで王子小劇場。

さて、見た方は、どれが引っかかったかなあ、と思うのです。

あたしはですね、(なんかスゲー恥ずいな←劇中の言葉)2本目の風呂で二人、最中に喋るのは初めて、とか。自分がそうってんではなくて、オトコの方がオンナノコよりも他の同性はどうしてるかは知らない、という視点に膝を打つのです。

rougeの演出、数字の意味は最後に明かされます。最後のパネルを見逃したら惜しすぎる。 岡村靖幸が凄いのは、薄々気付いてます(本人無しなのに、ロフトプラスワンで何度もイベントやっちゃうぐらい熱狂してるし)彼のすごさに触れてみたいな、とも。

bleuの無機質感には、こいけけいこさん、ぴったり。声オクターブ低めの声は新しい発見。

blancの空気の醸し出し。話としては正直ありがちなのです。それでも、夫のたまにおどけながらも真っ正直な気持ち、その声。妻の高めの声、白い顔。

こんなに思ってるのに、触れない気持ち、触るまでの気持ち、触れなくなる気持ち、色々取り揃えています。 前半に過激気味なのがある配列にはびっくりしますが。

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2005.01.14

ばたばた

ばたばたして来たなぁ。帰宅も少し遅くなっていたりして、ここまで楽だったからなぁ。まあ、まだ序盤もいいところですが。

29-30の週末まで含めて出張。芝居見られないこと確定。ああっ。今週末気になるリスト。La Compagnie A-n、リュカ×デパリ、東京タンバリン(しかも2バージョン)、までかなぁ。スロウライダー、XQUEST、アロッタファジャイナ、ククルカン、、秦建日子、睦月、バカバットギター。うーん。

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2005.01.13

歯医者に行く

去年の年末に虫歯を直そうと手近な歯医者に行ったら、親知らず抜けなくて中途半端な状態。あまりに不安だったので、別の歯医者を知人から聞いてみてもらったら、開業医の手に負えるレベルじゃないと指摘される。で、紹介状貰って、都立の大きな病院に。

ちょっと高度な医療の現場を垣間みたという感じで、メモ。

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2005.01.11

連休明け

先週は3日、今週は4日。来週は5日。火曜日の会議とか、ここからの2週間をどうやって乗り切ろうかと思うのだけど、そんなことはきれいさっぱり忘れてる週末でした。まあ、リフレッシュはしたし。

ちょっと日記っぽく、記録してみます。

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2005.01.10

【芝居】「女囚さちこ〜ブス701号怨み節」仏団観音びらき

2005.1.10 19:30

関西の劇団、観音開きの東京公演2回目。美醜だけがモノいう世の中と刑務所の怨み節をとことん漫画チックに。12日までタイニイアリス。

醜い故に理不尽な差別を受けたことに逆上して無差別殺人を犯した幸子が入れられた刑務所は美醜だけで順列がきめられるところで、ここでも最下層の通称「ブス房」に入れられた幸子は…

ね、話聞いただけでも、あんま見たくない感じでしょ。昭和チックなチラシと相まって、見る気にさせない感じなんですが。話はとことん単純で、唸るような展開があるでもなく、美人でない故の怨み節が羅列されます。ちらしにあるような、強烈なマンガ風メイクででてくるしね。

が、漫画チックさを徹底し、対比する美女軍団を「踊り子」として揃えて別の芝居で有名な女囚たちのダンスシーンの見せかたをした結果、中身の全くない、が、目が離せなくてなかなかの一本になってます。賛否あるでしょう、物語もかなりシンプルにすぎると思うのですが、ともかくパワーには溢れているのです。知り合いが多そうだったとはいえ、初日の客席は大受けだったし。

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【芝居】「だから、今はもうない。」play unit fullfull

2005.1.10 13:00

fullfullの新作、10日夜までしもきた空間リバティ。

アメリカの大学の留学生寮の共有スペース。4年前に銃で殺された大学教授の妻が学生寮のスタッフとしてやってきてから初めてのクリスマスを舞台に、あのときのことを忘れられない人々と、知らない人々と。そして、言いだせないこと。

シンプルに、人が好きだって人の気持ち、人を失ってしまっても、というよりはそれゆえに募る気持ちがベースにあるのでしょう。それが前面に出ていると感じます。

意図的だとは思いますが、気持ちをさかなでするような人物が居たり、あるいは出し物の下り強引さ、終幕のひとこまの蛇足感などありますが、それぞれの行動に、少々強引とはいえ、一応の理由が添えられている目配りなのだなぁと思います。

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【芝居】「S高原から」青年団

2005.1.9 18:00

青年団の初期の作品、91年に初演、94年に再演。どっかで観た気もするのですが、記憶にないのです。もしかしたらビデオかテレビかもしれない。年を越して10日夜までアゴラ劇場。2回の追加公演もかなり満杯です。

恋すること、入院してしまった人を外で待ち続けること、その時間に対する焦りを感じるのです。若い頃の戯曲だなぁと思うのです。役者も今回はだいぶ入れ替えて若くなっています。青年団の水準のなかではまだ未熟なところも多々あるのですが、これが次の世代なのだという意志も感じます。

月村丹生さんを観られるのが嬉しい。たむらみずほさんが色っぽいのもちょっと嬉しい。端田新菜さんが子供な感じなのも嬉しい。奥田洋平さんがこの中心の役であるというのも、ちょっと感慨な感もあり。

秋には連続上演シリーズもあるので、楽しみなのです。

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2005.01.09

【芝居】「天使だらけの傷」石原正一ショー

2005.1.9 15:00

関西を主軸に10年の活動。東京の観客には遊気舎つながりの客演などで知られる石原正一さんのプロデュースユニット。いつかは大阪に見に行こうとおもっていたけど、やっと、東京での公演。駅前劇場で43人のキャストを上げるという、ある意味無茶。顔見世興行的なおもしろさと、時代に対する深い思い入れの一本。10日昼まで、駅前劇場。

「俺たちは天使だ」「太陽にほえろ」を軸に、30年を一気にスキップしてきてしまった男の話。SKIPとは違って、戻っては行くのだけど、恋もあったりして。「ガンダム」やら「キャッツアイ」やら「池中玄太80キロ」やら「仮面ライダー」やら「ゲームセンターあらし」やら。あの時代のあれこれアンソロジー。もう、ともかく役者を贅沢に使っています。泣かせどころも用意したりして、150分飽きずに観られます。すごいことです。

千田訓子さんが実にいいのです。 「海」という役のちょっとした仕掛けも相まって、想いの深さにしんみりします。全体の流れとしては、笑いどころ満載で楽しいのだけど。今奈良孝行さんも伊達暁さんも実にかっこいいし、あの時代の感じ。

テレビ番組のアンソロジーとか、遊気舎のキャラクターに依存しているなど、遺産をリメイクしている感じは否めませんが、この圧倒的な物量には、素直に拍手してしまおうと思うのです。

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【芝居】「なにわバタフライ」パルコ(2回目)

2005.1.8 19:00

三谷幸喜の作演出、戸田恵子出演による、ミヤコ蝶々の伝記を一人芝居。一回目の感想はこちら

一回目よりはずっと前、Z列(3列目)での観劇。ムービングライト4台を駆使した、蝶々以外の「人」の効果が、じつはこの席では全く見えない。戸田さんの視線と座布団で補われてはいるものの、ブルーライトの効果など、面白い味を出していたのですが、それが見えないってのは、あんまりといえばあんまり。そのかわり、表情はずっと豊かに見えるのです。

この期に及んでも、まだ羽織やら和服やらの早変わりに手間取ったり、かなりばたばたしている印象。ミヤコ蝶々なのだから和服はさらりとやってのけそうなだけに、これはちょっと厳しい。なんてことはいいながらも、2回目になっても、この芝居結構面白いのじゃないかと思います。ちょっとした構造上の仕掛けも、彼女の人となりを浮かび上がらせるのに成功していると思います。いつもの三谷節とはちょっと違うテイストではありますし、やはり少々高いとは思いますが。

初日のレビュー(Hush!! サイト)をあげている方がいらっしゃって、それによれば、三谷さんは、登場人物たちを仮に想定しているらしいのです。まあ、それがいいことかどうかはともかく。 (※カッコ内はトークで語られた演出の想定)

     
  • お父ちゃん[日向栄治郎] (モデルは小日向文世)
  •  
  • 初恋の人、”ぼん”(妻夫木 聡)
  •  
  • 漫才の相方”兄やん”(木村祐二)
  •  
  • 1人目の旦那である”師匠”[三遊亭柳枝] (笑福亭鶴瓶)
  •  
  • 2人目の旦那”ボクちゃん”[南都雄二](筒井道隆)
それぞれのキャラクターは確かに鮮やかで、演奏や照明がそのキャラクタをいっそう鮮やかなものにしています。"師匠"[三遊亭柳枝] が90kg近い巨漢だったというのは事実のようですし。

この芝居、どこまでが三谷さんの創作によるものかはわからないのですが、どうも、日本経済新聞の名物連載「私の履歴書」の記事がもとになってるんじゃないかと、あたしは思っています。1998年の連載当時にも確か読んでいるはずなのですが、ちょっと探し回ると見つかります。(新聞の記事をそのままテキスト打ちしてるようで、リンク貼るのはちょっとはばかられますが。) ほとんどそのまんま、なんですね意外にも。戦争の下りとか、娘から女の下りとか。

あと、とっても恥ずかしいことに、ミヤコ蝶々・南都雄二の番組は「夫婦善哉」でしたね。「おもろい夫婦」だと思ってました。(京唄子・鳳啓助ですな) 見てないくせに、偉そうにいうもんやおまへん。

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2005.01.08

【芝居】「ツカエナイト」TEAM発砲B-ZIN

2005.01.08 14:00

引っ込み思案なオンナノコ、ツカエと、熱血正義漢で人間を守るために作られた高性能人工知能搭載メカの癖に動けないナイトを軸にした、笑って泣ける発砲節、新作。16日まで本多劇場。そのあと、大阪、筑波。

TEAM発砲B-ZINの新作ってのは、実は結構博打です。シンプルなストーリーゆえ、大爆笑に持っていくためには相当な作り込みが必要だと思うのです。新作では明らかに作り込み不足を感じることが多くて、本作も実はその例に漏れません。いくつか相当に無理な行動があったりして、物語もこなれてない感じ。

引っ込み思案なオンナノコと動けないメカの組み合わせで、少しの勇気と想いの応援っていう着想は悪くないと思うのです。キャラクタが魅力の武藤さんが主役を背負うのも、まだ少々固くて厳しい。もっと力抜いてと、ホントに思います。好きだし。終幕、背を向けての台詞の力強さにびっくりします。まだ固い舞台の空気を緩めるのは平野さん。客演の小手さんも後半かっこいい。

再演とかすると、格段に作り込んでくるんだろうなあ。それがいいことかどうかはともかく。

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週末。

3日ぐらいで週末が来るといいですねぇ。しかも来週は4日間。徐々に体がなれていく感じ。金曜日になってどっぷり疲れる一日。まあ、自業自得なのだけど。

土曜昼に「ツカエナイト@本多」をe+の得チケで半額なので確保。土曜夜が「なにわバタフライ」2回目。ここまでが確定。S高原@アゴラは日曜か月曜の夜の追加公演を、観音開き@タイニイアリス休みのうちにみとかなきゃいけないかなぁ。OJO!石原正一ショーX-Quest猫ホテfull-fullあたりから選ぼうかと思っています。

しかし、「メルス」で検索でいらっしゃるかたほんとに多くて、勢いが収まりません。すごいなぁ。

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2005.01.06

【ガジェット】東芝RD-X5(DVD+HDDレコーダー)

DVDレコーダ、東芝のX5を衝動買い。実はもう一台持ってるのですが、まあいろいろ。(これでiMac G5が少し遠のく)。ガジェットオタク気分満載で、感想書き散らかし。

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2005.01.03

そろそろと年が始まり

あたしの会社はあと一日お休みなのですが。そろそろと世間も平常に戻るようです。3、4日は家にひたすらいて、しかも酒を抜こうと思っております。ほんとは仕事の下ごしらえしないといけないのですが、ご飯作ったり、ジム行ったり、購入したPHSやRD-X5で遊んだりしちゃいそうです。

年越しの時に携帯で更新やったのを整理しようと思ったのですが、これコメントつけてくださったのが消えちゃうんですね。これまずいわ..って去年沖縄の時も思ったのだった。別立てのmoblog用意しなきゃまずいな。無理矢理まとめちゃいましたが...

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2005.01.02

【芝居】「新年工場見学会」五反田団

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2004.1.2 18:00

本物の町工場で芝居など短いものを数本と絵など。4日までアトリエヘリコプター。寒いので十分対策を忘れずに。

去年とは違う入り口、横の路地を入って2Fのカフェで待ちます。早めに行っても暖かく過ごせます。会場時間になったら、階段を下りて作業場へ。ここから寒いので覚悟を。芝居→演奏→休憩→映画、90分ほど。

芝居は、30分ほどマンガとどら焼きを食べて寝転がってる青い服の男のところに、学校から帰ってくるもう一人。どうもいじめられているようで、そこから会話が成立しているような、してないような、微妙な駆け引きが続くのです。枠組みが何であるかは早いうちにわかるし、そこはポイントではあるのだけど、でも、面白いのです。

続いては演奏。艶やかな3人と。テルミン、マリンバ、キーボード、パーカッションも混じって。曲数は多いものの、マリンバのリズムが、けっこう面白くて、あたしはけっこう好きなのです。

休憩を挟んで映画。まさか、あれが、そんな設定になるとは、という「La・fuosaje 愛をつく女」。馬鹿映画といわば言え。あれこれ盛りだくさんで馬鹿馬鹿しくて、面白いのです。DVDでないかなぁ。

終演後も時間があれば、カフェに戻って雑煮だのコーヒーだのでのんびりできます。

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