【芝居】「なにわバタフライ」パルコ
2004.12.27 19:00
大河(一回しか見てないけど)、映画に活躍した三谷幸喜さんの久しぶり新作。惚れこんだ女優、戸田恵子さんの一人芝居で、ミヤコ蝶々の生涯を来年26日までパルコ劇場、そのあとドラマシティ。当日券(の前日予約)もでています。ミヤコ蝶々の楽屋を尋ねてきた記者に語りかける形で進むのです。
びっくりするほど笑いの少ない舞台。現実に対しての真摯な姿勢なのだと思いますが、三谷さんに観客が期待するものとは少しちがうかも。私たちは現実のミヤコ蝶々さんを見ていますから、戸田恵子さんではあまりに若いと思うのです。三谷さんの想いが先走りする感じ、戸田さんはバイプレイヤーこそ生きると思ってるあたしとしては支えきれていない感じもします。後半かなり持ち直すし、おもろい夫婦のくだりでは泣いたのですが。終盤、視点がふわっと浮いて俯瞰するような印象が少し面白い。評伝をしたいわけじゃなく、そこに確かに居る「ひと」が描かれているなあ、と思うのです。
| 固定リンク
「演劇・芝居」カテゴリの記事
- 【芝居】「朝日のような夕日をつれて 2024」サードステージ(2024.09.08)
- 【芝居】「雑種 小夜の月」あやめ十八番(2024.09.01)
- 【芝居】「ミセスフィクションズのファッションウイーク」Mrs.fictions(2024.08.30)
- 【芝居】「氷は溶けるのか、解けるのか」螺旋階段(2024.08.27)
- 【芝居】「BIRTHDAY」本多劇場グループ(2024.08.20)
コメント