【芝居】「プリズムセブン」プリズム
2004.12.11 19:00
山の手事情社の水寄真弓さんのユニット、プリズム4年目7回目。15人も入ればいっぱいになってしまう小さなカウンターのバー、レインボーでの公演はラストとの話も漏れ聞こえてきて。週末だけ19日夜まで渋谷、人数入れないので要予約。
基本的には楽しく呑み会なのだ、と冒頭に紹介。クリスマスな何かを身に付けたり、あるいは持っていって楽しむのが吉。 合間の観客と俳優の間の会話が楽しい。観客も突っ込みまくり少々手荒な突っ込みでもしっかり押さえるのがさすが。仕込みの準備も全部まるみえ。一人で行っても、気を配ってくれる配慮がうれしいのです。
とはいえ、単なる呑み会ではありません。芝居やコントのような小品がてんこ盛り。確かな力をもった役者たちが演じているすごさ、jamに通じる余技っぽさなのだけど、さらに規模は小さく。1ドリンクはついていますが、お代わりしながら。高くはなく気楽に。
以下ねたばれ
秋葉系アイドルやらシフト制(このネタ時間堂のに近いなぁ)やらいろいろ「もしもこんなサンタが居たら」、観客を巻き込んで仕立てるちょっといい「ショートストーリー」。長編の芝居を10分に縮めた「印象」。観客が書いた単語をリアクションや。詞に無理矢理織り込む「リピート」の変形、ほんとにある「あるある探検隊」。コートの後ろから抱きかかえるように手をポケットに入れたりする「ぐっとくる瞬間」は考えるひとの妄想具合や疑似恋愛の気合いが楽しい。唄につっこむ「カラオケプリズム」やら、「笑って許して」がまるでテーマ曲。
「印象」と題されたサロメ凄いなあ。こんなシンプルな場所なのに暗闇や光を完全にコントロールしているのです。観客を芝居に入れてしまうキュンとする話など数本はその時その瞬間にしか立ち上がらないのです。生の醍醐味なのです。ちょっと疑似恋愛空間な芝居が多めなのが持ち味。あたしゃ好きです。
「プリズム セブン」
2004.12.11 - 12.12, 12.18 - 12.19 JAZZ BAR レインボー
出演 倉品淳子 三村聡 中原潤也 水寄真弓
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