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2004.11.06

【芝居】「労苦の終わり」チェルフィッチュ

2004.11.6 18:00

某所の観劇オフのために、横浜STスポット。7日夜まで。

確かに表現のすごさだと思うのです。こういう話し方をしている人は、居そうな気はするものの、実はあんまり居ない。あんなに早口なわけはないのです。でも、確かに見ておいたほうがいい芝居。来年はアゴラという話も漏れ聞こえてきます。

王者館が不得意なのと同じように、あたしはこういう反復の芝居に弱いのです。前半はそれでもスピード感あって楽しい。語られる人名は、実は重要ではなくて、「ななしさん」と同じような位置づけ。誰が入れ替わっても本人だし、友達なのです。徐々に小さなコミュニティが浮かび上がります。ほんとに、小さな、小さな関係。

後半、結婚について語る二人のシーン、とても綺麗。どこか見覚えのある風景。が、入れ替えが減り、スピードは減速。ここで意識を失いかけたり、体温が上がったり。終幕、男たちが集まって、ひとりが一方的に語っている風景、どこか盛り場でよく見る風景を遠景から眺めているよにして街の中に、それまでの会話が溶けていくようなフェードアウトが印象的。

チェルフィッチュ「労苦の終わり」
2004.11.3-11.7 STスポット
作・演出 岡田利規
出演 江口正登 東宮南北 三木佳世子 山縣太一 山崎ルキノ 松村翔子 トチアキタイヨウ

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コメント

お。チェルフィッチュ、せっかく横浜でやってたのに。
今回は行けないかも・・・。以前東京で見た時は、他にない
センスと大胆さに、うーんと唸って帰りました。

その後の横浜の会は楽しかったかしらん?

投稿: kimuraf | 2004.11.07 01:24

GGで観ていらい観ていないんですよね。方法論より作家としてナイスなひとなんじゃないかと思っているので、もう一本観たかったのですが。

投稿: ハンサム部長 | 2004.11.07 14:08

説明に説明が覆い被さるのは、今回初めての手法じゃないですかね。ルッキーがしゃべってるときに、太一くんがマイクで補足説明するのとか。

言葉遣い、字面はリアルだけど、あんなに次から次へと流暢に言葉が思いつかないからなぁ。
ふつうは、少し考える時間があったりするしねぇ。
また、いかに友達であろうとも、イマイズミ君やジュンちゃんが「そのときそう思った」ことを、あんなに克明には再現できないだろうと。
してみると、この人物たちは、いったい誰なんだと。ひょっとして、「友達」のフリをしている「イマイズミ君・ジュンちゃん」そのひとなのではないのかという疑念もわきました。

等々からして、必ずしも「リアル」を追求してはいないのかもね。少なくとも、構成の上では。

にしても、チェルは短編のほうが長編よりおもしろいかもなぁ。
おととし、相鉄本多でやった難波幸太ひとり芝居(映画を独断と偏見でウソ解説するやつ)なんかもう、椅子から転げ落ちて大笑いしてたんだけど。
(↑コレ、ぜひ再演希望)

投稿: おくむら | 2004.11.08 15:32

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