【芝居】「K病院の引越し」桃唄309
2004.11.21 14:00
桃唄がさまざまなワークショップ企画と連動して。28日までアゴラ劇場。(変則的な公演なので、詳細を確認すること)
精神科病院の引越し直前の時期を舞台に、ちょっと高揚したり事件が起きたりする様を描きます。なんかバタバタする印象。JJCもこころの医療の現場を描くものの、洗練された感じの病院、しかも治療に主眼のあるJJCとは印象はずいぶん違います。対象も違うし現実にどちらが近いかは知りませんが。幸いにして。
桃唄のほうはより庶民的でコミュニティの空気を作りだす感じがします。というより医療してる場というより、人が集まる場がたまたま病院だった感じなのです。一応白衣の人はいたりするけど、治すこと、というよりは暮らしていくことを描くのにより主眼がある気がします。
なにかそこにある想いのようなもの、それを描くのが主眼かなあと思います。近所の老人を演じた吉原清司さんの味がいい。福岡ゆみこさん、芝居とは直接関係ないものの、カラダの動きがやけにシャープで、さすが。
初演(2000年6月シアターモリエール)を観てはいるのですが、記憶が薄いというのはこの芝居に限らず記憶力がザルなあたしのせい。
劇団 桃唄309「K病院の引っ越し」
2004.11.11 - 11.28 アゴラ劇場(11/11-15, 11/20-23, 11/26-27)
作・演出 長谷基弘
出演 楠木朝子 吉原清司 森宮なつめ 嶋村太一 バビィ 吉田晩秋 にうさとみ 佐藤達 藤本昌子 山口柚香
渡辺香奈(青年団) 福士史麻(青年団) 福岡ゆみこ(1176エグリントン) ほりすみこ 渡邉真二 金森利江
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