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2004.10.10

【芝居】「夏の夜の夢」山の手事情社

2004.10.10 14:00

20周年記念の2本目。何より照明を始めとする色の綺麗さにやられます。役者の独特動きもあわせ、山の手らしく作られいて美しい舞台です。白で統一された舞台、装置は銭湯の脱衣場を印象づけるロッカーや冷蔵庫、体重計など。舞台奥には積み上げられた黄色い手桶。特に花緑師の最初の話の直後が印象的。

半面、90分見ていると不思議な脳波が出るような感覚に襲われます。テキストが耳を素通りし、目に映る美しさと「音」としての声が蓄積していく感じといいましょうか。確かにストーリーが多少でも頭に入ってないと厳しいかなあとも思います。あたしだけかもとも思いますが、ストーリーはわからなかった(が舞台はおもしろかった)、と終演後話している声を聞いたりもしました。

職人たちの芝居のシーンで間延び感があるのは、決して花緑師の力によるもではないと思います。山の手に限らずたいていの「夏夢」上演で感じます。ここに豪華なキャストを配して力業で見せる例がないわけではありませんが。今作では、実にするりと、スマートに処理をしています。

二組の若い恋人たち、女×女 男×男となるように配役した意図はわかりませんが、ライサンダーは凛々しく、ヘレナは(カラダが大きいのに)儚いのです。倉品・山田の突っ走り具合も楽しい。

こういう演出方法を徹底させるというのは、劇団ならでは。あくまでも劇団にこだわる「山の手」の一つの完成型なのだと思います。

山の手事情社20周年記念公演 Yamanote7481「夏の夜の夢」
2004.10.8 10.9 10.10 10.11 10.16 10.17青山円形劇場
構成・演出 安田雅弘
出演 柳家花緑(ミーアンドハーコーポレーション) 山本芳郎 山田宏平 倉品淳子 浦弘毅 大久保美智子 水寄真弓 太田真理子 川村岳 斉木和洋 山口笑美 岩淵吉能 野々下孝 森谷悦子 鴫島隆文 名久井守 久保村牧子 野口卓磨 植田麻里絵

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コメント

夜の回観ました。
『jam』が気になる、と淳子さんにお訊きしたら、最初の公演で評判になり、土日売り切れたとのことで、わたしは観るとしたら金曜しかなかったので金曜の切符を買って帰って来ました。

お芝居は、話が頭に入っているせいもあったのかもしれませんが、大変楽しめました。トヨタプリウスとか、転道体がセラミックのベアリング連想しました。(合い言葉は「ハイブリッド」。)

投稿: あれ | 2004.10.10 23:13

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