【芝居】「烏瓜の園」椿組
2004.10.30 19:00
2003年10月の双数姉妹公演「やや無情...」を、(男の)拘置所から女子少年院に移し、女優中心に改訂して、外波山演出で。11月3日まで新宿シアターブラッツ。
野外劇の印象が強い椿組ですが、あたしは屋外の物はたぶん見てないと思います。「春の海月」はおもしろかったです。かたや、双数の「やや無情」は、笑いがストイックなほどに少ない、実はターニングポイントになってる静かな芝居。そのあまりの落差に戸惑い、実は記憶さえ曖昧な、あたしなのです。まねきねこさんの当時のレポートから記憶を呼び戻したりして。(やっぱ記録って大事だなぁ。あたしにとっての記録空白期だからな、ここ)
以下ねたばれ
拘留所での更正プログラムとしての演劇上演を行う。その稽古。彼女たちの実像と重なり合い、少女たちが現実の自分たちを客観的に見られるようになり、そして上演というときに...という流れは同じ。が、双数のあまりにほろ苦い現実が見える終幕の「カット」の声と、椿組の、どちらかといえばハッピーエンドとでは受ける印象がずいぶん違います。時間が短い(90分)せいもあって、全体に薄い味付けという気がします。まあ、覚えてなかったぐらいですから、どっちがいい、悪いなんてあたしに言う資格ないわけでですが、ずっしり重い双数版の方がたぶん好みです。
ほかにも違い。舞台を食堂とした双数版。椿版は女性の出演者を増やすためにクリーニング屋という設定を選んでいますが、これはさすがだなぁと思います。確かに女性多いですものね、近所のお店行っても。大人の出演者だった双数と、「娘」主体の椿版。
両バージョンで同じ役を演じた(とはいえ、劇中の役割はたぶん、ずいぶん異なります)吉田麻起子さんが印象的。井上カオリさんの母親役ってのもなんか雰囲気で好き。
椿組04年・秋公演「烏瓜の園」(『やや無情・・・』女子少年院編)
2004.10.29 - 11/3 シアターブラッツ
作 小池竹見(双数姉妹) 演出 外波山文明
出演 鳥居しのぶ 井上カオリ 長嶺安奈 李峰仙 中村歩 岡村多加江 立村彩子 丸目恵美 田淵正博 木下藤次郎 林栄次 犬飼淳治(扉座) 吉田麻起子(双数姉妹) 外波山文明
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