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2004.10.07

【芝居】「jamゴールドブレンド」Yamanote7481 (山の手事情社20周年記念公演)

2004.10.7 19:30

山の手事情社の20周年記念公演。まったく違うバラエティな3演目をとりまぜて17日まで、青山こどもの城。しょっぱなの「jam」は、あと10/15,16,17夜。

「jamゴールドブレンド」はエチュードや即興、ルパムをいろいろ並べた、稽古場のお裾分けのような、ショー。理屈抜きに楽しめるのです。かなりおすすめ、

その場で選んでもらって一席「柳家家緑の落語十席」。山の手のメソッドを解説、実演、しかも面白い「歩行・二拍子」。狂った演出家「清水宏のフリーエチュード」。ジャズのそれのように役者のアドリブと協調が見もの「ジャムセッション」。日常に居る人スケッチ「ものまね」。客席から貰った言葉で「三題ショートストーリーズ」。オリジナルのダンス「ルパム」。ショートストーリーズに挙げる、気になる単語を携えて、ぜひ。オススメ。

「落語」は「初天神」。オーソドックスだけど豊かな表情が楽しい。「ものまね」は「医者」@岩渕、頑固というか話聞いてないでしょな医者。「勧誘」@野口、親切そうにみえて悪人、怖い。
「歩行・二拍子」は訓練された役者たちの解説。まねできそうで、実はできない動きの秘密。その役者の力を無駄に使う「清水宏のフリーエチュード」の圧倒的な爆発力。すごい。
「三題」は「楽天・台風・ヨン様」で、「陶芸工房の青春物語」「病院待合室に集う老人たちの..」「記憶を亡くしたものたちが、久しぶりに帰ってきた長男で一瞬記憶を取り戻す..」「ブルペンインタビューする愛想だけの新人アナウンサー」という4つの話に派生。まったくわからなかったけど、少し解説されたあとは「記憶」が実は怖くて面白い。

実は、声をかけていただいて、先週末、稽古場を拝見しました。芝居をやったことがないアタシは、芝居が作られる現場を見たことがありません。初めての体験。どきどき。アタシはあと2本も見る気満々。jam以外の2本は、原作のある「芝居」です。正直なはなし、どちらも簡単なあらすじだけでも押さえてから行った方が楽しめる気がします。いまはネットで探せますしね。■「夏の夜の夢」は「四畳半」という表現形式と、噺家のコラボという一本。山の手らしい、という感じがします。■「オイディプス@Tokyo」は平日会社帰りには少し重い気がしますが、チラシにあるとおり、「Tokyoに生きる女性の悪夢」としてとらえ直したギリシャ悲劇。怪我のないことを本当に願いますが、骨太で面白い。初夏にやった「道成寺」の系譜の演出。

山の手事情社20周年記念公演 Yamanote7481「jamゴールドブレンド」
2004.10.6 10.7 10.15 10.16 10.17 青山円形劇場
構成・演出 安田雅弘
出演 柳家花緑(ミーアンドハーコーポレーション) 山本芳郎 三村聡 山田宏平 倉品淳子 内藤千恵子 浦弘毅 大久保美智子 水寄真弓 太田真理子 川村岳 斉木和洋 山口笑美 岩淵吉能 野々下孝 森谷悦子 鴫島隆文 名久井守 久保村牧子 野口卓磨 清水宏(石井光三オフィス)

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