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2004.09.29

明日から呑み会が2日ほど。

同期で、2回目の産休に入るお姉様。壮行会って書いてあるんだけど、そうか、ある意味壮行会か。

翌日は、入社直後のころからお世話になった事業所の社長を囲んで。晴海って場所に行ったのは、ずーっと昔、ハムフェアなんてのが晴海でやってたころ以来か。ソリトンスクエアってどこにあるんだ。

会社でさんざん言い合って、家で呑む。▼ここを見て、笑い転げてるのか、うらやましいのか。▼ここを夜中にみて、おなか空いたなぁと思うか。ライターさんは知人のお姉様なのか、そうなのか、ほんとうか。来週火曜あたりには、幕張の展示会で説明員するかな。すごく久しぶり。

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2004.09.26

家で晩ご飯なんて、いつぶりだろう。

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1週間、芝居を見たり、友達に会ったり、会社に行ったり、呑んだり、芝居、芝居、呑み、芝居、芝居、部屋の掃除、展示会、ボディパンプ、エアロ2コマ、芝居、呑み、電話..まあいろいろあった1週間。37の幕開けとしては悪くないかなぁ。予定が狂ったので野菜をなんとかしないと、というわけで早く戻ってきて、炒めて賞味期限近い調味料で味つけて、ご飯たくさん。こういうことをたまにやらないとなぁ。

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【芝居】「耳をすまさなければ」負味

2004.9.26 17:00

ジブリのようないい話をベースにしながらも、ナンセンスな笑いを随所に挟んだ一本。前半があまりに山盛りにネタを仕込んだために後半で息切れしてしまったような気もしますが、ちょっと将来を期待させるのです。

後半、荒削りな原石の話をひきながら語られる中学生の主人公たちの未熟さはそのまま彼らの姿に重なります。実は、あたしはジブリの方のは見たことないのですが、サイトで探すとあれれ、わりとそのままのストーリーをやってたのですね。オープニングなどで使われる風景も有名なもののようで、そのまま。

オリジナルなところが少ないなら、じゃあそこに価値はないのかというとそんなことはないのです。と思わなきゃ、客席で大笑いしたアタシが浮かばれない(原作知らないのに、ね)。今からおもえば、オリジナルに挟まるような細かなところをどう嘘っぱちにするかというのが巧かったのだなぁ。

つっても、このオカシサを文章で伝えるのは難しいのです。公演は終了してますし、旗揚げと今回しかやってないのですが、ナンセンス系が好きなら次も期待していいかも。勧めてくれた友人の弁によれば、笑いのセンスの筋の良さ、なのですが、ホントにそう思います。

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【芝居】「犬華」黒色綺譚カナリア派

2004.9.26 14:00

いわゆるアングラっぽい芝居なのです。野良犬の肉を焼き鳥と偽って出す屋台、故郷を逃げ出してきた男の子二人と転がりこんでいる女、エロ写真を売って金をためている少年と美しい姉。今をぬけだしたい人々の話なのだとおもいます。

美しい女優と救いのない物語など、アングラ的ではあります(←ずいぶんと端折った偏見ですが(^^))。物語にはぐいぐいと引っ張る力強さがありますが、作家の視点と思わしきポイントが、男二人→女→姉など次々と移るうえに、人物が豹変するように見えるのでちと戸惑います。実は終幕の犬の言葉、「人間なんて」こそが作家の言葉なのでしょう。救いのない物語を辟易するぐらいに繰り返し語るのに、結構面白く見られた、というのは、女優にホレボレしてただけではない、と思うのですが。

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2004.09.25

【芝居】「ヒメゴト」MOMOCafeシアター

2004.9.25 20:00

このあいだのにんじんボーンにでていた高校生のオンナノコ役、かみおかちかこさんの作・演出による芝居。

旗揚げとはいいながら、芝居は再演らしい。はっきりいって、技術的には役者も作りも、制作面でさえどうこう言うレベルにすら達していません。学芸会と言われても仕方ないでしょう。若いオンナノコが並んでさえずるように喋る言葉に喜ぶのはオヤジ(←あたしのことだ)。が、観ていて不思議と嫌な気持ちにはなりません。オンナノコの夢想を形として見せよう、ということはわかります。人魚の話の夢見がちと、ナメクジ人種の嫌な男を塩一つで消してしまう無邪気な残酷さが地続きにつながっているのです。

話の中の何かはあるのだと思います。が、二本目以降に描ける世界があり、それを見せられるレベルに作り出せるか、作演も役者も、制作も、課題は多いのですが、ちょっと気になったりはします。

トップ白、ボトム黒に統一されていて、見た目に綺麗です。「トリのマーク」と「なつキック」に向いてそうな広さだなぁと思います。下のカフェも一緒に使うことができるのならば..ですが。

25日たった一回、30分の公演。原宿の端、ペーターズショップアンドギャラリーという場所は、2F構造の小さなギャラリー。板敷きの2F部分を使って。MOMO cafeシアターというのが劇団名なのか、それとも場所とかプロジェクトを示すものかはよくわかりませんが、感覚としては嫌いじゃないのです。

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【芝居】「虎対虎ほぼ互角」テニスコートコミック

2004.9.25 15:00

武蔵野美術系?のコントユニットらしい。ゲストにある山口智子はテレビの有名人とは当然全くの別人なのですが、ギターも歌もコントもこなして、活躍してて、ちょっと目を引きます。コント集団らしく、それぞれの役者のキャラがっきっちり立っているのはいいですねぇ。。短編のコント集の趣き。役者のキャラクターがたっていて目を引きます。26日まで、テルプシコール。

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【芝居】「うつつ酔い」top quark

2004.9.24 19:00

旗揚げの初日。先週は同じ劇場で猫ニャー最終公演だったこと、ちょっと思い出して、こんな偶然も悪くない。もっとも彼女たちはきっと知るよしもないのでしょうが。

さえないOL、会社と家しか本当に往復していない。会社では総務、イベントが近づいてあたふたしているけど、でもおしゃべりに花が咲き。彼女は、家に帰ると妄想する、ちょっとした夢を。そうなってから、会社ではあれこれが起こって。

ひどくステロタイプな会社像、女性がこういうOL像や仕事場を体験してるのか、思い描いているだけかはわかりません。15年ぐらい前の感じ。逆に新鮮だったりもしますが。リアリティの芝居ではないのです。実は。

心の中で夢想してみることと、それを発露してしまったはちゃめちゃな感じが楽しい。歌もダンスも山盛り、楽しく見られます。旗揚げの現場に居合わせてみたいなら、もしかしたらおすすめかもしれません。

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2004.09.23

速報→「次回作」自分支部

2004.9.23 19:00

前回は記憶無くしたのですが、が今回は楽しくみられました。芝居のすべてを山本昌江さんが引っ張ってる気がします。テンションも色気もコメディも。他の俳優たち、男も含めて美形そろい。作演の高橋さん、自分を貶めるようなのは書いちゃいけないと思うのだけどなぁ。

以下ねたばれ

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速報→「隣人曰く」リンムーメン

2004.9.23 14:00

第二回公演にして手慣れた感じ。ごく普通な家族の隣に越してきたちょっと不思議な家族。その家族の一員といっていい、「ペス」が迷いこんできたために…

以下ねたばれ

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秋ですね

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コンビニに、肉まんやおでんが並ぶ季節。酔っ払って帰って、近所の公園で。
♯ほんとは並ぶのは八月から。顔見世の期間があるのです。

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2004.09.22

【芝居】「セロ弾きのゴーシュ」つよしとひでき(trf)

2004.9.22 19:30

9月の毎週水曜日、1930開演、阿佐ヶ谷のジャズな喫茶店にて。有名な童話に着想ですが、そのままの話ではありません。駄目になった男が復活するために必要なきっかけは何か、真摯に作られた芝居なのです。が、中盤が少し平坦で会社帰りに駆け込んだ身には眠気がきます。元気なときに見に行きたいなあ。1時間ぐらい。店の雰囲気も、そこまでの道のりも楽しんで。来週まで、要予約。

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2004.09.21

【芝居】「芝浦食肉センター」女体道場

2004.9.20 18:00

劇団名も役者名のふざけたような印象なのですが、今作、実に傑作だと思います。

児童からとった小学校の社会科見学先のアンケートにたった一票、書かれていた「食肉センター」、いわゆる「 と殺場」。戦争が好きな男の子は血なまぐささを見たいとはしゃぎ、でもそれは子供に見せるようなものじゃないと、議論というか単なる言い合いというか。が、実際に見学に行った一行が目にしたのは、近代的で血も豚も見えないような、「機械」でのと殺の姿。

食肉センターという微妙で繊細なテーマ。劇中あからさまには語られませんが、そこにある偏見をベースにしつつ、「命を取る」ということについての真摯な語り口。「殺している」のに、リスクや「かえり血」を浴びないようになっている「違和感」を、中絶の問題と並立して、丁寧に描いています。前半はコミカルで、このテーマをこのトーンで演じる危うさを感じながら見ていましたが、終盤、小学生の男の子が訴えるシーンの真剣さ。まさにやられました。すごい。

小学生の男の子・えびちゃんを演じた相沢樽介さん、女性が演じるというのはよくあるタイプの役ですが、男性がこれはある意味すごい。役者はパワフルで、退屈せずに見られます。

終幕近く、父親と息子の二人の食卓、ファンタジーと言えばファンタジーな見せ方をさせている部分もあったり、えびちゃんの役がまるで「山田のぼる」に見えたり、食べるために命をとることを書いていたり、実は遊◎機械全自動シアターに近いんじゃないかと思います。もっとも、見せ方の下世話さなど、見た目の印象はずいぶん違いますが。

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2004.09.20

【芝居】「たびだち」演劇弁当猫ニャー

2004.9.20 14:00

10年の活動に終止符を打つ猫ニャーの最終公演。劇中では何度も言及しつつも、ことさら味を変えることなく、淡々と、しかし猫ニャーらしい一本です。

遊園地のない星から遊園地の調査にやってきた子供の宇宙人と、潰れかけの遊園地を持ってる家の少年。その心暖まるはなし、なんてことになりかけても、それですむわけもなく。 池谷のぶえさんの破壊力は相変わらずで突出しています。逆にそれに対抗できるレベルの役者が今は他に居ないのが結果としては彼らの弱点だったとも思うのです。ことさら下品に走ろうとするのも、「演劇弁当」後期らしさ。

持ち味である壮大な無駄にしても、役者がともかく一曲歌い続けるというあたりに、なぜか気持ちがシンクロしないあたしがいます。やってることは前と変わらないのだろうけど、

最終公演でアンケートを取っても何のことやら、というのを逆手にとって、記入済みのアンケートを配布。しかも回収。暑い会場を逆手に取って、箸で作られた小学生の工作のような団扇、これも回収。最終公演記念のパンフレットも、上質紙にコピー、前ページ袋とじ。体裁はまるで文集のようですが、全公演の記録、意外にないものなので貴重なのです。

猫ニャーらしさというのは、壮大な無駄と、意外性だなぁと思っていたのですが、当初のメンバーがほとんど入れ替わり、そのうえで観客をびっくりさせ続けるのはやはり相当に大変だったこと、観客は浮気性なものですしね。ともかく、あるポジションを作ったのは間違いないわけで、それを見ることができたのは幸せだなぁと思うのです。

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【芝居】「TURKEY」ONEOR8

2004.9.19 18:00

「星のホール」にボーリング場のレーンを、まるで花道のように出現。自動販売機といい、ボーリング場の作り込みがすごくて、ほんとに「出現させた」という言葉がふさわしいのです。

実際のところ、星のホールを使いこなすのは難しいと思うのです。舞台も客席も天井が高く、普通に小劇場の芝居をするとスカスカな感じになってしまい、数多くの劇団が実は苦労しているんじゃないかと思うのです。ボーリング場というのは空間としてわりと広い場所ですから、声の拡散や、役者の距離が長くなってしまうことも含めて、このホールの特性によくあっている舞台なのではないかと思います。劇場と劇作のどちらが先かはわかりませんが。

この公演に限りませんが、三鷹市芸文ホールは、多くの公演で当日でも朝から劇場に電話することで予約をすることが出来ます。(当日電話の場合は当日券料金) 予約の前にだいたいの場所を教えてもらえますし、確定した時点で席番号も教えてもらえます。実に落ち着いて行き届いた応対で、大人の仕事、というのを感じさせるこの劇場はもっともっと特筆されていいと思います。なんせ駅からも遠いので、こういう対応が有り難いのです

「こんな感じ?」にもレビューがあります。

以下ネタバレ

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2004.09.19

【芝居】「希望の星」マーク義理人情

2004.9.19 14:00

男5人による、熱いというより暑苦しい芝居。まるでエアロビクスのような汗と有酸素運動の70分。 有りっちゃあ有りなのだけど、ハイパーパワフルなお遊戯と言ってしまえばそれまでという気もします。コントというには、笑い少なく、シュール。じゃあつまらないかというと、70分間目が話せないぐらい引っ張ります。 台本があるかどうかもわからないけど、物語が見たいなあとも。

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【ライブ】EPO+秋本薫デュオ@DOLPHY

2004.9.18 20:00

キャパ50程度の小さな会場での、EPOと秋本薫さんのデュオ。ともかく間近で見られるのが嬉しくて。基本的にはギターとヴォーカルの組み合わせ。古めのEPOの曲、秋本さんの曲、カヴァー、どちらかというと詩に近いものなど、いろいろ取り揃えたライブ。「音楽のような風」「DOWN TOWN」「うふふ」なんてラインナップ、あたし的には原点でもあって、嬉しいのです。もちろん最近よくやってるような曲も。

にしても、EPOを見るDOLPHYは2回目ですが、場所としての印象がイマイチです。開演時間19:00と書いているのに、確信犯的に20:00頃のスタート(電話ではそう答えてる)、19時に間に合うように急いでくる観客に対して失礼だと思うのです。百歩譲ってそういうものだとしても、特別メニューしか設定がなく、時間をつぶそうにも高くて魅力のない飲み物、食べ物しかありません。STB(六本木)もずいぶん高いと思うけど、こっちの方が百倍まともです。あたりまえか。常連とおぼしき客には何か別のドリンク出してるようにも見えるし。

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2004.09.18

【芝居】「反撃バップ!!」ピチチ5

2004.9.18 15:00

初見。短編4本、モテナくて、うだつ上がらない、貧乏なオヤジたちの欝屈した気持ちをテンションで発露したような仕上がり。結果、シュールなコントですが、結構面白いなあ。自虐ですか?

「空飛ぶ夜勤」でのバイト先のオンナノコの台詞、「自分の手の届く範囲の女の子の中で、一番可愛いアタシのこと、好きでしょ。でも、あたしは違うから」と、告白もしてないのに振られてしまうはなし。男も女も若くても年齢がいいっても、「手の届く範囲」のバランスってのあるよなぁ、恋愛。

鬱屈した気分、大掛かりなテンション芝居で一気に終わらせる芝居を4本、たたみかけるような短編アソート、物語の陰鬱さに比べると楽しいなぁ。

いい歳をして漫画喫茶でアルバイトしている男、通りの向かいの暑苦しい男いいがかりをつけられ、バイト先で密かに憧れてた女の子に告白もしてないのに振られ「空飛ぶ夜勤」。漫画家を目指す男、生活のためにしているバイト先で本人は望まないのにまじめゆえにどんどん出世してしまって「火の鳥フリーター篇」。漫画喫茶でバイトを続ける男、高校以来3年ぶりだといって訪ねてくる女、彼氏が居たり旦那がいたり、3年ごとに向こうはどんどん変わっていくのに自分は「ライスカレー28年」。何も面白くない鬱屈した男二人、バンドでもやろうかというが、金も技術もないので想像のなかで、やろう、「やらないバンド」。

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3連休ですか。9連休ですか。

やたっ。連休。でも、来週の稼働日はわずか3日。出社しますが、結構お休みの人も多そうです。金曜日、あわよくば。

にんじんボーン@駅前を見てきました。お酒も進んで、ほどよく酔っぱらって。感想は↓このあたりに

3連休ですが、すべてのコマを芝居で埋めるかどうか、ちょっと悩ましいところです。カプリコ@王子が公演中止。はがき、ちゃんと届きました。こういうケアをちゃんと出来るかどうかがポイントなのだな(←自分に言ってます)。ONEOR8、human.b、女体道場、富士山アネット、はえぎわが気になる。大川興業の暗闇での芝居、今日見た芝居つながり(笑)の文学座アトリエもチェック。迷いどころではありますが、高田馬場で初めて観た衝撃を、ちゃんと見届けるという意味で、猫ニャー最終公演は観とくべきかなぁと、ヒトとして。

土曜午前は、ボディパンプ→エアロ、日曜はエアロ。月曜はどうしよう。残り21時間半ぐらいの36歳をどう過ごすかってのもあるしな。

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2004.09.17

【芝居】「サルの着ぐるみを見に行こう」にんじんボーン

2004.9.17 19:30

4本の作品のオムニバス(うち一本は幕間のように小片にわかれています)。冷凍みかんと電車のセットだけが共通で、3人の作家の作品。

三本目(今ここにある危機)だけが圧倒的すぎないかなあと感じます。他のものがどちらかというとしんみりだったり静かだったりという雰囲気なのに比べると、強烈なデフォルメで、コメディ色が強く独特で楽しく見られるのです。 高校生の二人の話(未来は霧の中)は不思議な空気が好き。

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2004.09.12

【芝居】「七人のドッペル」Playing Unit4989

2004.9.12 18:00

風俗嬢・チサトのもとにあらわれた、突然現れた七人のドッペルゲンガーの話。似てない役者を物語の冒頭、ちからづくで、そっくりということにしてしまいます。まぁ、仕方ないかなぁと思っていると、それを逆手にとって後半で大技にする天晴れなのです。最後に出てくる7人目、もはや女ですらなく、つうかガタイは出演者中もっともよくて、客席の笑いをとります。

一人の中にいくつも存在する多様な性格、七人にそれぞれの性格を割り当て、自分探しを無理なく語るのです。楽しく肩がこらずに見られる一本。 舞台奥に半透明の壁、シンプルで美しいセットなのです。

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【芝居】「女番長メス猫ブルース」サッカリンサーカス

2004.9.12 14:00

裏番は女子高生+スケ番は××だった、を軸に友達とか兄弟の確執や想い。いろいろあっても結局言いたいのは単純な「ことば」なのです。 話は破綻しまくりというよりハナから放棄している気がします。が、それは決して面白くない訳ではありません。一部ミュージカル仕立てが効を奏してうまくはまり、話はともかくそれぞれキャラクタが生きてて見てて楽しいのです。 とはいえ、じゃあ彼らは何がしたかったのかなあ、と思ったりもしますが。コメディとダンス、肩の凝らない気楽な面白さが持ち味なのかなぁとも思います。

明石修平さんが、凛として、ちょっとかっこいい。裏番の女子高生を演じた堀口茉純さんが、ちょこちょことした可愛いらしさとコメディエンヌぶりがマル。

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2004.09.11

【芝居】「痛くなるまで目に入れろ」G2プロデュース

2004.9.11 19:00

G2プロデュースってのは、キャストのラインナップが魅力的で、ちょっとフェイクな芝居をよく上演していますが、物語で広げた風呂敷が畳みきれないまま、伏線が回収できないまま、というのが多いと感じます。あたしゃ記憶力ないので、そんなもんかと思ってしまいますが、気になる人はきっと気になる弱点だと思うのです。

今作はその点で、張られた物語は、すべて残さず回収していて、その点ではちゃんとしています。時間軸ではなく、あまり丁寧な説明がされないまま時間がめまぐるしく移りながら説明をしていくので、最初ついていくのに少々手間取ります。

見せ方というか、雑踏を舞台の上での再現が実にスタイリッシュ。ああ、センスがいいなぁと思います。舞台の転換もスマートです。

松下、岩橋の二人は少々色気に頼りすぎる感はありますが実に魅力的です。舞台のリズムを作っているのは、実は中山裕一朗。巧いなぁ。久保田浩の語り部の役割を見るのは久しぶりでうれしい。陰山泰のやりすぎる親の突っ走り具合がマル。

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【芝居】「濡れた髪」明日図鑑

2004.9.11 14:00

日常のシチュエーションを切り取り、少し悪意だったり、心にさざ波が立つような後味を残す明日図鑑の新作。 有機野菜のネズミ講もどきお販売会社事務所。社長夫人、社員、売り上げが上がらない会員、農家の男などが入れ替わり立ち替わり。13日まで。

およそ登場人物たちはみな問題を抱えています。これでもかこれでもかとばかりに、二重三重の問題で複雑で深刻な問題なのです。そんな それぞれに抱える問題が露呈する瞬間の嫌な感じ。それを蚊帳の外から眺める気持ちよさ。(←趣味悪いな、あたし) 観客からみると、絶対に安全な立場で見ているわけで。明日図鑑の魅力はそんなところにあるように思います。だから、見るときには体力というか、自分の気持ちが歩いていどおちついていないと、とても疲れるとも思います。

密やかに恋をはぐくむ二人の姿は、この物語の中では異質ですらあります。でも、見てて楽しい。苦情を苦情とも思わないようなアコギな商売してる男が、実家に想いを寄せる場面、その直後の会員からの電話で戻る日常の冷たい仮面への変化の落差も印象的です。

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bloglinesを使い始める。

blogを渡り歩くのは、それはそれで楽しいのですが、毎日更新されるわけじゃなかったり、クリックも面倒だったり。いわゆるRSSリーダーはきっと便利だし、MacのブラウザSafariの新バージョンでは組み込まれていたり。

bloglines.comってwebのサービスを使い始めました。英語だけなので、ちょっと敷居が高いですが、画面の真ん中をクリックして登録スタート、メールアドレスとパスワード、時差、言語(English)を選んでsubmitすると、メールが来ます。メール中のURLをクリックして登録終了。

my feedsをクリックして、addをクリック、[Blog or Feed URL]の欄にRSSとかXMLとか、Syndicate with this siteを右クリックしてコピーできるURLをペースト。これだけ。もいっかいmy feedsをクリックすると、勝手に巡回して(したかのように見せて)、更新のあったものだけをリストアップしてくれます。これ、やみつきになるぐらい便利。blogrollとか、まだ使ってない機能たくさんあるけど。

もちょっと詳しい説明がStanding Tallに記載あります。

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楽な金曜日になるはずだったのに。

絶好調の一日のはずではなかったのか、乙女座@めざましテレビ。ちゃんとチェックしてればだいじょぶだったはずなのに、なぜか今頃発覚するあれこれ。先の話をなんとかするはずの一日が、あれれ。まあ、なんとかなった。月曜日にまた出張。

とはいえ週末。突出してるものがない代わりに、気になってるものが、かなりの数に。G2Pはキャスティングの妙だけで絶対外れる筈だったのになぜか大当たりという噂を聞いて気になります@紀伊國屋。明日図鑑の安定と微妙な悪意に浸りたい気もするし、サッカリンサーカスを久しぶりに見たい気も。ククルカンは見たこと無いけどチラシがかわいい(でも高山day@木曜を見損なったしな)。4989も未見でも、発砲系で期待したいし、いつかは見たいし。ひょっとこ乱舞もチラシ気になるしなぁ。見られないの確定だけど、「高き彼物」は鈴木裕美演出の安定でおすすめ、ママがわたしに言ったことも見たいなぁ。名前だけ気になる列挙スペシャル>鹿殺し、あっと@マーク、夢のミルク工場、小指侍、ミケとゆたん歩、音速かたつむり。

ああっ。行かなきゃ行けないのに忘れてた。福耳@パンプルムス。でもこのまま忘れちゃおうかなと思う酔っぱらい。

来週連休の中日には誕生日だけど、まあそれだけのことだ。来月10/16夜の赤鬼2枚を余らせそうな予感。つうか、ここはやべめぐみ誕生日イベントに行くでしょ。

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2004.09.09

音楽聴いてますか

CDって買わなくなったよなぁ。といってもwinnyとかしてるわけでもないのです。音楽そのものを聴くって機会そのものが、ずっと減ってきてるような気がする。実家出たから車ない、だから聴かないってのもあるかもしれない。

いや、iPodとかMP3プレイヤーとかCDディスクマン、NetMDとかは持ってるのね。自分の持ってるCDは全部iTunesに入れてるし、よく聴く曲はSonicStageにだって入れてる。持ち歩いてみても、あんまり聴かない。それよかFMラジオだったりするし。これって歳とったからかなぁ。世間一般もそうなのかなぁ。

いえね、「レコミュニ」ってのを見つけたのだけど、「人に勧めてもらった曲」ってのなら聞くのかなぁと思ったり、思わなかったり。会員の間でMP3などの楽曲を有料でやり取りするしくみ。著作権処理は、レコミュニがやってくれるのだとか。買ったMP3はiPodなどでも聴けるけど、電子すかしが入っているから他に流したりすると一発でばれるってやつです。オーナーのblogも泣かせます。

試して見たいなぁ。といっても、SNSの類はひとっつも入ってないし、誘われてもいないので、ここにも当然入ってるわけもなく。入ったとしても、ぜんぜん聴く音楽が増えなかったりする可能性もあるし。そこまで無理して音楽聴かなくなっていいじゃんといわれそう。ごもっとも。でも、流行り歌(古いね言葉が)で友達と話したりしたくない?

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2004.09.08

そういえば

トリのマークの公演、ずいぶんいってないなぁ。4月のゑどるさかな 以来じゃないか。DMがきたなぁと思ったら、京都...(^^;;)。や、そりゃ芝居の為にならどこでも行きますけど。今週末のは既に締め切りか、公演数が多いから、ついついいつでもいけるとか思っちゃうんだよなぁ。(^^;;)

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2004.09.07

一段落

細かなことは夜半までいろいろあったけど、なんとか回って。いよいよ次何するか決めないと、と思うのです。

出荷になるまでは気を抜けないけど、まあ、今日は一段落。近所の店で焼酎x2、お魚の定食。一人で外食ってのはずいぶん年齢が行くまで、ファーストフードとか牛丼屋でしかできなくて、ひとりでもビールが飲めたり、ゆっくりご飯たべられるようになったのはここ4年ぐらいかなぁ。まあ、そこから後は坂を転げ落ちるように、食べまくり、なわけですが。(^^;;)  いまだちゃんと出来ないのは、酒だけを提供する、いわゆるバーでのんびりすること。お洒落な会話の一つもしてな。いつになることやら。

デイリーポータルZ(右下のリンク先にあります)の昨日「からあげ食べ歩き」を、出張先のホテルで夜中に見て身悶え。それを見ていた神様は、翌日のホテルの朝メニュー、出張先の食堂の昼ご飯、晩ご飯食べたお店のメニューにまで、三食「とりから」をくださいました。か、カロリーがっ。

そういえば、iMac G5。スレート形状ってのは、実はとても安上がりだし、密度は高くなりますよね。iBookの画面が狭いなぁと思ったりもするし、買い換えかなぁと思ったりする昨今。だから、OSのPantherはがまんがまん。つうか東芝のHDDレコーダ買いたいとか思ってなかったか>おれ 使い過ぎだって

淡々と目標を決めて、着々と実現していける人はすごいなぁ。(ぼそ)

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2004.09.05

【芝居】「シンデレラ ファイナル」青い鳥

2004.9.5 17:30

女性だけ、なんと30周年を迎える劇団「青い鳥」の記念公演。代表作のひとつ「シンデレラ」を、彼女たちが上演するのは最後とか。いい年齢だと思うのですが、それでもファンタジーだったり踊り満載だったりの、「少し古い」感じがする芝居をきっちり続けているというのは凄いことだと思うのです。

女性の作演で取り上げられやすい、恋愛だの結婚だのの方向に行かない、どちらかといえばファンタジーと呼ぶのがふさわしいと思うのです。もちろんオリジナルの「シンデレラ」の世界には結婚に対する一つの味方が投影されているのですが、彼女たちのシンデレラは、そういう側面を注意深くそぎ落とし、王子様すら出てきません。というか、シンデレラは何のために、何を待っているかすら怪しくなる、というのは友人のblogの弁(公開してるかわからないので、URLは省略)。そうか、待っているんだ、彼女は。

とはいえ、少々ぴんとこないようにも感じました。当日券最後列、というのがあまりよくなかったかしらん。前回に青山円形で見た時も、ちょっとぴんと来なかったかなぁ。女性劇団ってのは結構スキなのに、なぜぴんと来ないのか、不思議な感じがしています。

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【芝居】「民宿」JACROW×ブラジル

2004.9.5 14:00

確かに怖がらせるホラーオムニバス。交互に三話ずつ六話だがブラジリーアンの方が話になってて面白いのです。中村脚本の方は驚かせるタイプの演出。後者も、それはそれで芝居では珍しいし、一定の効果は上がっています。

「まじわり」冒頭の女二人の嫉妬とかけひきの会話が抜群に面白い。無意味な話、ボケ&ツッコミ、嫉妬、かけひきすべてが濃縮。

民宿というか旅館の一室。男二人が浴衣で無駄話。壊れたテレビを直しに来た仲居が見たのは「はじまり」。仕事風の男女、山道で轢いてしまった女を捨てて来たが悪びれない男だが「ひきにげ」。行方不明の弟を探しに来た姉と義弟「いたずら」。 姉だという女と恋人の女、男が温泉に入っている間に話すことは「まじわり」。弟を捜しに来た二人だったはずなのだけど、ただならぬ、でも姿が遠くに見えて「はぐるま」。久しぶりに会った人々、が、この旅館には「さいかい」。

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【芝居】「翅蠱綺譚」天然ロボット・オム・プリュス

2004.9.4 18:00

天然ロボット、再演らしい「翅蠱綺譚」。シアタートラムはちょっと広すぎたかもしれません。でも、話はちゃんと面白い。90分ぐらいの上演時間、耽美、ゴスロリ(ちょっと違うか)、美少女がお好きならば、でも、それだけではなく、おすすめです。客席が少なめなのが勿体ない。5日ソワレまで。

セットが少々ショボく感じるのは仕方ないかなぁと思うのです。でも、それはそんなに気にならないのです。大会社の社長宅を舞台にした、娘と父親とその血縁の女性と、メイド、おんな先生、蚕部屋の面倒を見る子供たちの話。

決して明るい話ではありません。加藤直美さんは、その芝居のなかで「背伸びしたい庶民」として描かれ、その異質感が成功しています。飽きさせずに見せるポイントの一つです。

娘と子供、メイドと女性、おんな先生と社長、いろんな二人だけの会話の芝居があります。それぞれ全く違う様子だけど、共通しているのは、二人を貫く微妙な緊張感なのです。その緊張感の二人芝居が、アタシは好きです。

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2004.09.04

【芝居】「紛れて誰を言え」高山植物園・青年団リンク

2004.9.4 15:00

再演らしいのですが初見。公民館で祭りの準備をする婦人会。一見和気あいあいなのだけど、それぞれに抱える爆弾。村の合併話が、ノスタルジックな想いに影を落とすのです。

祭りの赤い小道具にしても、対立にしても、アカラサマに表だって描くのが味。そこまでこだわるかってぐらい、妙にこだわる祭りの小道具も、ここまでやれば天晴れとも。実際はそこまで表立って対立することにはなるまいと思ったりもします。また、そこにある問題を描くだけで実は何も動かないやりっぱなし感はありますが、結構面白いのです。

中部っぽい方言はMONOのよう。松本公演があるのだけれど、音は似ててもイントネーションがまるでちがうのは、観客にどう聞こえるかしらん、と思ったり。もちろん松本の話じゃないから、リアルである必要すらないのですが。

しかし、若い若いと思っていた、というよりは子供とすら感じていた渡辺香奈さん(なんせ、「南へ」の水鉄砲だ)や鈴木智香子さんが若妻の役かぁ、それなりに見えてくるというのが時間ですよねぇ。

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