【芝居】「春の修羅」砂喰社
2004.8.14 15:00
女優4人、作演も女。子供できない専業主婦の内心のぐだぐだあれこれ。きっと本人は真面目に悩んでいるのだと思います。女性のぐだぐだ、という話はわりと好きなアタシではあります。
かぐや姫、雪女、八百屋お七を引きながら、結婚して子供の出来ない女性の悩みは、今に限らず女性たちを縛って来たのだと、ホンは進みます。子供さえできれば幸せなのかという疑問や、引用の仕方が恣意的な感じはしますし、いまどきそこまでステロタイプに厳しいことは無いと信じたいのですが、でも、彼女にとっては、そこまで追いつめられているのだろうし、やっぱりどこかで気持ちとして縛られているのだろうとも。
たしかにひとつのことにとらわれてしまって頭がいっぱいになるってのは多々あります。が、芝居として見るにはモチーフがひとつで延々、というのは観客にとっては厳しいのも事実だと思うのです。
砂喰社 第17回公演 「春の修羅」
2004.3.13 - 3.14 静岡 伽藍博物堂演劇実験室
2004.3.27 - 3.28 浜松 スペースCOA
2004.8.14 東京 こまばアゴラ劇場 作・演出 松尾交子
出演 磯貝幸恵 かじ(活劇団シアターLABO/1) さかたのりこ 足立輝世(座・あろゑ)
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