【芝居】「カラダホテル」空間ゼリー
空間ゼリー。江古田ストアハウスにて、千秋楽。残念ながら時間が合わずに、トークイベントには行けず。どんなだったのかなぁ。
あたしの好きな方向なのは間違いないのだけど、恥ずかしさなのか、今ひとつ気持ちが届かなかったり、もどかしかったり。あるいは少し長いと感じたり。
当たり前か、21才だものね。オヤジなあたしとは一回りしてまだ余るぐらい違う。 身体のなかにひととき宿ることを、オトコであれコドモであれホテルという言葉で表現した感覚は好きなのです。
とっちからってしまった物語を終盤で形にしようとしたのはわかります。細かなシチュエーションを繋げて空気を作ろうとしたのでしょう。荒削りな感覚はしかし2時間を持たせるのは厳しいのです。 音が薄く、最後に盛り上げようとする演出には言いたいことが山ほどあります。自然ぢゃないでしょ、それ。女優が綺麗に揃いすぎてるのもあたしとしては必ずしもプラスとは言い切れず。いえ、観ていて楽しいのは間違いないのですが。
でもなあ、斬ってすてるのは惜しいのです。
いわゆる「家」の問題を抜きにして嫁はこうあるべき、に縛られてることが女の人にはあるのだなぁと思います。若くても、産む産まない産めないというのが瑞々しく語られてると感じます。これが正しい感覚かどうかは、わかりませんが。
男優が期待以上に良く。磯矢さんの声質が優しいのです。
空間ゼリー vol.3「カラダホテル」
2004.7.30 - 8.1 江古田ストアハウス 作 坪田文 演出 深寅芥
出演 佐藤恵美 磯矢拓麻(劇団芋屋) 下山夏子 大竹甲一 桜井ふみ 桑原礼佳/斎藤夏子 坪田文/石井舞 竹内春紗/松本都 長岡朋/徳田奈緒 近藤綾乃/佐藤慶子
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コメント
女優さんが綺麗なのに文句つけられてもなぁ(笑)
おいらが見たのは、かわひらさんと違うキャストのほうだけど。
すべて手に入れても不安・産めるのに産みたくない女と、手に入れたいのにできない・産みたいけど産めない女のコントラストがよかったと思います。
男ってのは“ひとときカラダの中に入ってきても、やがて出てゆく存在”なんだね。
反面、終盤の、あの人格の変貌は、ちょっと納得できないけどね。
また、「夫」が優等生でステロタイプなのも気になったなぁ。役者さんはよかったけど。
投稿: おくむら | 2004.08.03 13:36