【芝居】「ファンシー」双数姉妹
2004.7.2 19:30
双数姉妹を初めてみたのは、トップスで激しく動き回る芝居(1995、コサックだったか)でした。10年も経たないうちに、こういう芝居をやる人たちになるとは、誰が予想したでしょう。あくまでも静かに、語りかけるような90分。仕事帰りなのに、当日券の最後列なのに、すっと見ていられる、いい芝居なのです。
同じ場所の20年も離れた時間。よくある、舞台の何かを少しかえてhttps://app.cocolog-nifty.com/t/app/weblog/post時間の流れを示すなんて姑息なことはしません。自動ドアの様子が違うだけで、あとはまったく一緒。8歳/10歳の子供たちを演じる今林、五味でさえ、いわゆる「子供しゃべり」をするわけではありません。言い回しは年齢なりですが、そのままで演じる潔さが、逆にかっこいいのだと思います。
微妙な笑いはあるものの、基本的に芝居は淡々と進みます。見る側の気持ちでずいぶん感想が左右されてしまいそうな気もしますが、今日のアタシはけっこう好き、なのでした。
地方の小さな文房具屋。東京の仕事をやめて戻って来た弟(今林)、兄(五味)は家を継ぎ、嫁(桑原)も。父親(中村)は、痴ほうが始まっていて、弟を思い出せない。弟は20年前の言えなかったこと、強烈な想いでが交錯しながら...
双数姉妹 「ファンシー〜スグルとマナブと奇妙な父と」
2004.7.1 - 7.11 THEATER/TOPS
作・演出 小池竹見
出演 今林久弥 佐藤拓之 五味祐司 小林至 阿部宗孝 中村靖 吉富光宏 近藤英輝 大倉マヤ 吉田麻起子 桑原裕子(KAKUTA) 中村方隆
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