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2004.02.29

【芝居】「大拳骨祭」げんこつ団

2004.02.29 14:00

女性だけ、どちらかというとコントっぽいオムニバスのげんこつ団のベスト盤。再演集だが詰め込み組み合わせ。岡本恵実さんのバラエティキャラ炸裂。オタク少年から老人、OLまで変幻自在。まあ、変幻自在な役者は彼女に限らないわけですが、それでも目を引きます。

ブラック度低めなかわりにキャラクター産業(ぢゃないラストも含め)に喧嘩ネタ。 団祭りに出りゃいいのに←意味不明

終演後に隣の女性二人客。「全部女性で」「え、いたじゃん、二、三人男のひと」...ね、してやったりだよね。こういう話しができるから、初めてのひとつれていくと。まあ、ネタがネタですんで、つれていくひとは選びますが。

げんこつ団「大拳骨祭」
2004.2.25 - 2.29 下北沢 駅前劇場
作・演出 吉田衣里
出演 植木早苗 春原久子 岡本恵実 大庭智子 伊藤美穂 池田玲子 菊川朝子 加東さゆみ 小関ゆかり 吉田衣里

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2004.02.28

【芝居】「だるまさんがころんだ」燐光群

2004.02.28 19:00

創作と現実のクロスオーバーが小気味いい。少し長く感じるのはあたしの体力の問題だ。シンプルな舞台かっこよく。社会派の芝居だという先入観で見始めると、あれれと思うのです。軽快に時間や場所を飛び越えながら点描を重ねていって、気が付くと、物語が広がってるっていうか。よくわからんですかね。この感想。

わりと坂手さんの得意はパターンではあります。屋根裏の後継芝居だという感想を聞いて、なるほどと思ったり。たしかにそうですよね。

燐光群「だるまさんがころんだ」
2004.2.20 - 3.7 ザ・スズナリ
作・演出 坂手洋二
出演 中山マリ 川中健次郎 猪熊恒和 下総源太朗 大西孝洋 鴨川てんし 江口敦子 JOHN OGLEVEE 樋尾麻衣子 宇賀神範子 内海常葉 向井孝成 瀧口修央 宮島千栄 工藤清美 裴優宇 桐畑理佳 久保島隆 杉山英之 小金井篤 亀ヶ谷美也子 塚田菜津子

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【芝居】「jigsaw」プロジェクトサマカトポロジー

2004.02.28 14:00

弱小なお笑い芸人のプロダクション。元噺家、ボケが理解できない漫才師やら、売れなさそうな奴ら。相方を変えてみたりなんやら。 漫才師の相方パズルを、まるで恋愛や想いのようになぞるって趣向かしら。やわやわで淡々なシーンを繋げるのは、あたしゃ嫌いではないけど、どうなんだろう。

projectサマカトポロジー vol.13「jigsaw」
2004.2.26 - 2.29 パンプルムス
作・演出 澤唯
出演 浅賀誠大 相馬佐江子 田中誠 村田朋子 内山清人 澤唯 船津奈緒子(α.C.m.e) 阿部朋枝(ビタミン大使ABC) 拓植俊治 関絵里子 中澤功 高橋唯子

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ああっ。

信用を失うと、だめだなぁ。でもさ、エンジニアならそれはやばいと思わなきゃだめだと思うけど、気づかなかったあたしもあたしだ。←酔っぱらってます。そのうえ、あたしがたいしたことないのは、皆様ご存じの通り。

月曜日は安曇野出張決定。ずいぶん久しぶり。もしかしたら金曜から土曜も。

でも、今週末は4コマいきましょ。サマカトポロジー、燐光群。げんこつ団、PRISM。

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2004.02.27

ジェットコースターのような

山ひとつは越えたなぁと思ったのが15時ぐらい。18時ぐらいまでは、なんか調子よかったのに。これ、まずいんじゃないの、と思うようなことが発覚。これ、辻褄を合わせられなかったら、とんでもないことになる。担当が居ないので、明日だな。

で、送別会。別にオフィシャルなわけじゃないのに、ものすごい人数。 70人ぐらい。久しぶりの顔もいたりして、実に楽しい。もしアタシが送別会開いてもらったら、どれくらい集まるかなぁ。こればっかりは人徳次第。ああ。

げんこつ団の前売りの様子が、結構売れちゃってるようなので、焦ってオンラインからぴあに申し込み。2500円のチケットなのに、システム手数料210円、紙発券手数料100円。おまけに劇団からも手数料取ってるはずで、とんでもなくダフ屋とかわらない。こんなシステムに頼ってはいけないとおもう。ほんとに。最近はたいていの劇団が自分のwebサイトから直接予約や購入ができるようになっているのですが、げんこつ団はweb充実してるのに、自分たちで売らないんだよなぁ。なんでだろう。

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2004.02.26

つぶやく。

今週の山を無事に通り抜けないと、とーってもまずいのだけど、今のところ60点ぐらいな感じ。絶望ではないけど、安心できない。つうか、かなり心配。明日が勝負なんだけど、自分で手を出せないのは、年寄りだから。

ココログのようなblogでは、pingサーバーやら、新着お知らせやらのしくみがあるんですが、ここは全部切ってあります。教えた人しか来ないはずなのが今の状態。微妙に会社のこと書いたりしてるけど、pingサーバーに登録しちゃおうかなぁ。そのうち会社の人にばれるかなぁ。と迷ってる今週。

さて、週末休めたら。日曜夜は渋谷のバーで、PRISM。週末選択肢は、げんこつ団、サマカトポロジー(高橋唯子ねらい)、燐光群、かなぁ。遊劇体、きらく企画、カメレオンズリップ、迷うは迷うのだけど。

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2004.02.25

ああ、なるほど。

仕事の方は、なんか急速に進んでいて、でも問題も山ほど起きて。明日がまた、一つのやま。ここでアレが動いてくれなきゃ、そりゃ、無理だわ、日程。←簡単に言ってはいけません

写真と文字をうまいこと段組みするのは、できないかなぁと思ってたのですが、思い立ってTABLEタグを使って書けばいいんだということに気付きました。そうか。で、試したのが下の2つ。なかなかいい感じです。こうやっていくと、HTML直打ちってのが一番早いなと思っちゃうのです。

常用してるわけではないけど、一太郎が2004、ATOK for winがver.17になって発売。一応買っておきますか。一太郎って今でも使ってる人いるのかな。アタシ的にはエディタとして使ってますが。今回のバージョンアップは、考えることを支援するってことのようです。あとは、家のmac用のOSX10.3も欲しいなぁ。

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2004.02.24

こまばアゴラ支援会員

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駒場東大前にある、「こまばアゴラ劇場」は、去年から貸し小屋をやめて、基本的にすべて劇場プロデュース公演として運営しています。その原資となる、支援会員制度も、2年目。いくつかの見直しが入り、シアターゴアーなあたしにとっては、特別賛助会員でも元が取れそうな感じです。で、劇場で申し込んで、届きました。一式。うん、たくさん観よう←すでに多いです。 囲い込まれてる気はするけど、楽しく乗っかることにしましょう。

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ふきを煮る

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春じゃないかと思うぐらいに暖かな数日。そういえば先週生協で注文した「ふき」があったな。ごそごそ。味噌汁に入れようとおもったのだけどいやな予感がしてちょっと調べたら、板ずり、煮て灰汁抜き、冷水で皮をむく。ああ。面倒じゃん。でも、結構楽しい。

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2004.02.22

【芝居】飛ぶ劇場「カズクン、旅に出る」

2004.2.22 18:00

「カズクン」の外伝として、カズクンとまわりの動物たちを中心に描いた外伝的な新作。ネタの種類を除けば、ファミリー向けの音楽劇かと思われる前半から、するすると「生態系カズクン」の物語のすきま隙間を埋めていきます。その見事さに息の呑み、そして少し涙。何気ないシーン、ジョニーとの関係、ふとした言葉の後ろにあるものが鮮やかに示されるのです。

カズクンが「自分は一人なんだ」と気づいて気絶してしまうシーンが、非常に印象的。そうなんだよなぁ。考えなくしてるけど、ふと考えるもの。(←弱気) 

飛ぶ劇場 vol.23 連続上演・カズクン外伝「カズクン、旅に出る」
2004.2.21 - 2.22 青山円形劇場
作・演出 泊篤志
出演 つかのみき 木村健二 藤尾加代子 権藤昌弘 内山ナオミ 有門正太郎 橋本茜 門司智美 北村功治 泊達夫 宗像秀幸 桑島寿彦

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【芝居】飛ぶ劇場「生態系カズクン」

2004.2.22 14:30

猫に似た「猫似」という動物カズクンと、九州の田舎、棒ヶ削に住む人々。祖母の葬儀、魂が抜けてどこかに行ってしまって、呼び戻すためのあれやこれやをする「麦山家」の人々。それぞれが後ろめたさをかかえながら。

98年のアゴラ劇場での上演を観ています。青山円形劇場に合わせて円形の舞台、中央に設えられた二階建て。円形の二階構成って遊◎機械の最終公演の時もそうだったのですが、実際のところ死角が多くて、あんまり舞台という意味で成功しているとは言えません。

ものがたりのしっかりとした力。土着の風習や言葉(といっても、人工的に作った言葉だとどっかで聞いた気もあします)で描かれる風景は、まるでデジャブのような不思議な魅力があります。人の死を、生活の中にしっかりととけ込ませている彼らの方が、正しいようにも思ってしまうのです。

つかのみきさん演じるカズクンのかわいさ、藤尾加代子さん演じる動物と会話出来る女の印象の強さ。

飛ぶ劇場 vol.23 連続上演・元祖カズクン「生態系カズクン」
2004.2.21 - 2.22 青山円形劇場
作・演出 泊篤志
出演 つかのみき 木村健二 藤尾加代子 権藤昌弘 寺田剛史 鵜飼秋子 内田ゆみ 花田優子 藤原達郎 葉山太司 猪股俊明(客演)

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2004.02.21

【芝居】「家には高い木があった」弘前劇場

2004.02.21 19:00

風邪で休んだ昨日、流しっぱなしで99年版で予習。つってもうつらうつら寝ながらですが。ホントにほぼ一緒。三男と、末娘、スナックのママのキャスト替えは印象を一変させます。それでも、ものがたりの持つ確かな力は変わりません。兄弟が兄弟を演じる、そしてつながりであったものの死によって、おそらく彼らはあまり会わなくなっていくのだろうなぁという予感が、あたしの気持ちを揺さぶります。

前回を観ているのですが、ラストシーンの暗くなっていくなかの会話と紫煙が強烈な印象。あまりに照明が暗くて、これはビデオでは決してわからない(で、シアターテレビジョンの画像がまた悪いんだ)シーン。この印象の強さは今回も変わりません。その少し前の枝豆のシーンが鐘のようでもあり。

弘前劇場「家には高い木があった」
2004.2.19- 2.22 池袋 東京芸術劇場小ホール2(東京国際芸術祭)
2004.2.27 - 2.29 弘前 スタジオ・デネガ 作・演出 長谷川孝治
出演 福士賢治 濱野有希 畑澤聖悟 永井秀樹 森内美由紀 佐藤誠 山田竜大 青海衣央里 藤本一喜 杉原文子 工藤由佳子 永井浩仁 長谷川等 くらもちひろゆき

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【芝居】「男優」青年団若手公演

2004.02.21 15:00

芝居の稽古場らしい場所。だらだらと過ごす役者たち、断片的に「男優」という芝居。2004年に核ボタンを手中に収めた若者たちの緊張感とだらだら...

いわゆるメタ演劇なのでしょう。芝居と稽古場、役者もなぜか入れ替わったりして、メタにメタを重ねるような芝居。決してわかりやすいとはいえない芝居なのです。この芝居、いったい誰に見せようとしてるのか、彼らは何なのかも実はよく描かれません。なぜ入れ替わるのかもよくわからんです。芝居をせずに居られない人々の話といわれれば、そうとも思ってしまいます。

2004年に核ミサイルってのは、かなりレトロな感じのする終末ではあります。でも、どんな終末がこようとも、きっとあたしゃ意味なく笑ってるんだろうなあ。それが妙にリアリティあったりします。

端田新菜さんの、ごろ寝だらだらなシーンが実は好き。同志な向きには長辺ソファー前一列目あたりを。

青年団若手自主企画Vol.14「男優」
2004.2.20- 2.24 小竹向原 アトリエ春風舎
作・演出 多田淳之介
出演 端田新菜 石橋亜希子 宇井晴雄 美館智範 村井まどか 山本雅幸 夏目慎也 多田淳之介

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2004.02.20

風邪ひいちゃいました。

昨日の夕方まではすこぶる快調だったのにねぇ。夜から少し熱っぽくなって。朝方、熱はないのに熱っぽくて。病院にいくことにしました。家の近くはやたらに病院があるのです、なぜか。ここに住むようになって3年ですが、風邪で病院に通ったのは4回。それぞれ別々の病院にいってます。これでもまだ徒歩10分以内の病院の半分かも。どういうことだろう。

インフルエンザじゃないけど、風邪の診断。薬貰って、ご飯食べて、会社も休むことにしました。あれもこれもしたいけど、結局寝ちゃうのね。明日はなんとかなるかな。

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2004.02.17

週ははじまったばかりだけど

週末、休めたら何を観ようか、きまっちゃってる..

土曜昼 青年団若手「男優」@春風舎、夜 弘前劇場@東京芸術劇場小ホール。日曜昼夜通しで、「カズクン2本立て連続上演」@青山円形

かなぁ。まあ、あたし的めぼしいところは網羅されてるかと。

珍しいなぁ、週末の予定が決まってるの。これはこれで結構キモチはいいものですね。

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2004.02.16

【芝居】「鈴木さんはもうダメだ!」Fogburden

2004.2.15 18:00

アルバイト募集に応募して、やってきてみれば、どこかの戦場。後方支援部隊の一員として送り込まれた一団。隊長の鈴木さんも実は駐在所のお巡りさんが、突然呼び出されて。右も左もわからないまま放り込まれた、部隊の運命やいかに。

いわゆる日本人と派兵モノ、とでもいうのでしょうか。状況はともかく、前半のテイストは非常に軽く、ラブコメだったり、コントに近いノリ。それぞれのメンバーがどんなバックグランドを持っているかを描いたあと、それでも後半は、がんばらなきゃね、だったり自分探しだったり。

よくある、といえばよくある軽い芝居です。題材の重さを、丁寧に扱おうとしている痕跡は見えますが、どこか無防備に扱ってる感じがします。若いってことかもしれませんが。オープニングに挟まれるダンスは結構かっこいい。

Fogburden Vol.4(TORA-PRO No.6)「鈴木さんはもうダメだ!」
2004.2.13- 2.15 浅草橋 アドリブ小劇場
作・演出 MAW
出演 鈴木明彦 岡本義寅 松本享子(アルファセレクション) 田中登志哉(アルファセレクション) 檜尾健太(アルファセレクション) 佐倉ゆか 由川尋 袴田正志

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2004.02.15

【芝居】「水満ちる惑星」Human.b

2004.02.15 1500-

神経・精神科病棟らしき中に作られた、本が読めてお茶が飲める、少し大きな図書室。患者や医者が出入りする自由な場所で...

前回見たのはいつだったか。コクーンの当日券に振られて、あわてて探した当日券。わりとハートウォーミングなファンタジーに強い、という印象の劇団でした。が、今作は少しばかりテイストが違います。

ホラーミステリー仕立ての多重人格と医者の話。議論のきっかけを作って放り出してる気がしないでもありません。全体的にガナリ芝居なのがとても気になります。舞台は確かに広いのですが、それが埋まらない声量ではありません。後半、後輩の医師が見せる落ち着いた言葉が、際だつという効果はありますが。 増尾麻美の多重人格の演技はステロタイプだが物語の盛り上がりと、音楽・照明と相まって盛り上がります。

Human.b「水満ちる惑星」
2004.2.12 - 2.15 池袋 東京芸術劇場 小ホール1
作・演出 下村和啓
出演 夏谷理恵 増尾麻美 金子俊彦 森高幸子 泉光典 小松未央子 大石美子 熹野健太郎 下村和啓 日坂春奈 青柳祐馬

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【芝居】IQ150「浮人形」

2004.2.14 19:30

物語は半分ぐらいきたところで着地点が見えてしまう気がします。ただ、物語の突飛さに主眼はないのだと思います。地域独特の雰囲気を丁寧に描くことで出てくる空気よのうなものが、実は前半のおもしろさなのだと思うのです。

終演後に、持ち込まれたお酒を振る舞ってくれるのが、楽しいです。そこで聞いたのは、彼らのもともとのテイストはむしろ本作のようなテイストなのだといいます。あたしはどちらかといえば、「女ともだち」みたいな軽いテイストの方が好きです。若者と父親が農業について語り合う終盤少し前のシーンが好きです。頭のあたりの4人の軽い会話もいいです。本筋とは関係ないんですが。主宰・丹野さんの終演後の挨拶が少しばかり涙声。結構な大所帯ですから東京にはそんなに来られないハンディがありますが、それでもやってくる心意気を応援したいと思うのです。

そういえば、支援会員申し込みました。

I.Q.150「浮人形」
2004.2.13 - 2.16 こまばアゴラ劇場
2004.6.4 - 6.6 名古屋 七ツ寺共同スタジオ
2004.8.13 - 8.16 仙台 141 6F エル・パーク仙台スタジオホール
作・演出 丹野久美子
出演 野田雅子 江目ひとみ 仲村和美 伊藤広重 高橋和子 星川麻衣 セトトモコ 芽根利安 寺島広 斎藤ら真生 高橋史生 伊藤光輔 丹野久美子

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2004.02.14

【芝居】「三月の5日間」チェルフィッチュ

2004.2.14 17:00

公開二次審査会でも圧倒的な票を集めたのだそう。かわひらはこのスタイルで3回目。「超ネイティブな日本語」で物語を語っている感じ。自分が経験した出来事を語っているというスタイルを取ります。会話も挟まりますが、むしろNHKあたりで10代の若者あつめてやってる「しゃべり場」で自分のことを説明している部分を取り出して見せている、という感じがします。

たしかに、日常会話は、言葉の順序もめちゃくちゃだし、同じことを何回も繰り返してるのだってあたりまえ。それを忠実に舞台に乗せているのだと思います。

やっと慣れてきたよあたしゃ。題材に興味が持てた今回は好き。ファミレスで隣席の会話聞いてるみたいだが、中身に興味が持てなければ苦痛でしかない、みたいな。 初対面の二人会話に効果的だと思う。

松村翔子の飛びっぷりが凄い。こんな娘と現実に会話したら気が狂いそうですが。山崎ルキノさんの落ち着きもいいね。

チェルフィッチュ「三月の5日間」 (第13回ガーディアンガーデン演劇フェスティバル
2004.2.13 - 2.15 スフィアメックス
作・演出 岡田利規
出演 瀧川英次 下西啓正 山縣太一 松村翔子 山崎ルキノ 東宮南北 江口正登

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【芝居】青島レコード「bogy」

2004.2.14 14:00

チョコ付き。 完璧な安定のために壁に囲まれた王国。壁の内側には必要なものがすべて取り込まれ、その外側には何もないといわれ続けてきた。「亡霊」とよばれる謎の影がそこかしこに見えるようになってきている。国の壁の向こうには。

眠い演出相変わらずなのだけど、どこでもない世界の話の設定が好きなのです。それを単なる思いつきではなくてきっちり物語ってくれるから、つい観てしまうのです。

青島レコード「bogy」
2004.2.12 - 2.15 THEATER/TOPS
作・演出 岡田望
出演 扇田拓也  諫山孝治 中尾あや 水野敦史 小原康二(アコカ) 西野まり 鈴木真 大和広樹 岡田望 杉山冴子

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2004.02.13

週末はやってくる。

どっぷり、でも、週末はやってくる。

気になる芝居はっと。チェルフィッチュ、IQ150、青島レコード、ブラジルあたりは手堅い感じ。 17:00のチェルフィッチュ→19:30のIQ150ってのは可能な組み合わせなんでしょうか。これに14:00の青島かブラジルって感じで。

他には深空地帯@アルシェ、劇団無視@アトリエ無視(とんでもない外れの予感もするけど)、Human.b(久しぶり)、座長祭り、親族代表、裸伝Q@パンプルムス(チラシが気になる)、すてき会議@ウッディシアター(これもなぁ) 

一般的なのも観ないとなぁ、カメレオンズリップとか、新感線とか、RENTとかパルコ劇場とか。 (^^)  ←コマがありません

 

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2004.02.11

休日に会社来るのは

めったにないことなんですが、たまたま来ています。長い長い議論。少しずつですが進んでる感じ。

ソフト開発が仕事じゃないのですが、いろんなことを試すのに、Macromedia Flashが使えるといいなぁと半年近く思っています。でも、年をとったのかなかなか使えません。HyperCardのころにこれが使えたらなぁ。(←年寄り) いわゆるアニメじゃなくて、インタラクティブなものを作りたいのだけど、どっかで教えてくれないかなぁ。

夕方、珍しい友達から電話。なんか幸せな話らしいのだけど、呑みにも行けないっっ。これも、普段の行いの悪さでしょうか。しっかし、幸せな話を聞くと、ちょっと嬉しいですよね。

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休みじゃないのか

ヤバいと思いつつも、えい、やすんじゃえと思って会社を出たのが24:30。 電車にのって、一息ついたら、携帯にメール。 出社しなきゃいけないらしいです。 でも遅く行くもんね。←だめ人間 久しぶりにビール500ml呑んじゃうもんね。スナック菓子だって食べちゃうもんね ←コドモ並みのだめ人間 #ごめん、若者たちが出てるのは、当然知ってて。

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2004.02.08

【芝居】「なにもしない農夫」トリのマーク

2004.2.8

吉祥寺の画廊二階で、農夫と「いきもの」、語り部となる二人の点描。

2、3回ほど足が遠のいてしまったトリに久しぶりに。だって公演が多すぎますって(←誰に言い訳してる)。「探偵の12か月」ほど続けて見ている観客のコンテキストに依存するでもなく、「さかなおとこ」ほど無言劇のとっつきにくさもなく、ほどよいバランス。少し前のトリにあった、突き放し感、どこでもないココ感がアタシには気持ちいいのです。

トリのマーク「なにもしない農夫」
2004.2.6 - 2.10 吉祥寺 にじ画廊
作・演出 山中正哉
出演 櫻井拓見 柳澤明子 丹保あずさ 山中正哉

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【芝居】「女子女兼」芙蓉織物製作

2004.2.8 14:30

一年ぶりに再会した男女4人。恋人だったり、片想いだったりな。少ない人数でスタイリッシュ。いろいろな二人きりシチュエーションを作り、時間を激しく前後させる見せ方は、やがて少し眠かったり。雰囲気は好き。

芙蓉織物製作vol.2 帯留め第二回公演「女子女兼/スキライ」
2004.2.6 - 2.8 お茶の水FreeSpaceカンバス
作・演出 智恵芙蓉
出演 青野中美子 菊地妙子 田辺幸太郎(少年社中) 春山剛(フラクタル)

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【芝居】「私はあなたのオモチャなの」シンクロ少女

2004.2.7 19:00

男2人女2人が共同生活をする家。つかず離れずの距離を保ちながら楽しく暮らしていた。ルミコに惚れてストーカーまがいに追っかけてきたヤスキが、その想いをルミコに告げると...

彼女たちの言葉によれば「ハタチの小娘の戯言デス」なのだそう。女の子はかわいかったり色っぽかったり、まさに体を張った芝居。が、スクリーンに映した独り言を挟みながら進む物語は、少しばかり病的だったりグロだったり。でも、実はそんなに珍しくないなぁという印象もあります。これぐらいの年齢の女性は結構こっちに走るのかなぁ、と思ったりも。

もっと率直に言うと、本谷有希子系の芝居という印象、多分知らないでやってるんじゃないかと思ったりもします。最初の一本に、かなりいろんなものを詰め込んであって、結構楽しめます。が、やりたいこと全部やりつくしてるんじゃないかなぁ。これでスタートだと、二本目が勝負だと思います。で、それが結構楽しみだったりします。

シンクロ少女#1「私はあなたのオモチャなの」
2004.2.7 - 2.8 本多スタジオ
作・演出 佐藤友美
出演 青木希美(Mad Tea Time) 向井康起 赤澤涼太 佐藤友美 中島康善

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2004.02.07

【芝居】「16」Rock'n Roll Classic

2004.2.7 14:00

ずっと昔に自殺した少女の遺書、妹を失ったことは自分のせいなのかな気持ちに苛まれる姉、責める友達、失ったことから抜け出せないかつての恋人。それぞれが、偶然、ゆるやかに結びついて..

まあ、ありえない設定というのは仕方ないのだと思うのです。問題は、物語が深まらないこと。遺書に書かれているとおどかされている、自分のせいで死んだのだという、たったひとつのことだけで、苛まれ続ける姉というのが、どうにも腑に落ちないのです。彼女だけではありません。チンピラがチンピラに見えないとか、出てくるひと、みんなリアリティがないとさえ思うのです。こっちは楽しむために見ているのですから、なんとかして補ってでも観ようと全力を傾けますが、見終わったあとにどっぷり疲労します。それは、アタシがおやぢだからだとは思いたくないのだけど。

小山智子さんの、ちょっとかわいらしいキャラクタに好感。

ロックンロールクラシック「16」
2004.2.7 - 2.8 大塚ジェルスホール
作・演出 雁瀬有子
出演 上島佳代子 斎藤直樹 古畑正文 小粂あかね 佐藤勇樹 小山智子 雁瀬有子

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コンビニで

おにぎり買おうと思ったら、こんなものが。つ、つい手が。040206_224202.jpg

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2004.02.06

週末

なんか、宿題をさぼってる気もしますが、週末はっと。

トリのマーク@吉祥寺は確定として、Rockn Roll Classic、シンクロ少女@本多スタジオ、忠臣蔵高校野球編@アルテ・パティオ、かなぁ。無機王@王子にかわひら好みな女優情報もあるし、「きんぎょ」も機になるし、新感線もこのまま行くと見逃しそうだし、カメレオンズリップも始まるし。ああ、コマたりない。

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2004.02.01

新宿駅23時

次を逃すと、23時間53分後ですか。(^_^;)040201_230601.jpg

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【芝居】マンション・マンション「三年パンク」

2004.2.1 18:00

零細ビデオレンタルショップ。相方は売れはじめているのに暇な芸人やらアルバイト。その姉は店長だが、ある日、客と駆け落ちしてしまう。

横畠さんや切れる根上さん。それだけで満足すべきなんだろう。破綻しているというよりは、物語としてまとめる気がない、という気もする。役者それぞれの個人技が楽しい。植田さんの怪演が光る。なんか凄い。

マンション・マンション「三年パンク」
2004.1.29-2.1 OFF OFFシアター
作・演出 福原充則
出演 高井浩子(東京タンバリン) 根上彩(青年団) 横畠愛希子 植田裕一(蜜) 三浦竜一(暴動mini) 富岡晃一郎 柿崎弘美 芹沢セリコ(動物電気) 松本圭則 多田幸生 熊田プウ助

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【演劇】エレベーター企画「花野」

2004.2.1 18:00

昨日のカクタのリーディングのよう。役者を知らない分、厳しい。しかし、昨日も今日もなんで、もったいつけたような演出なんだろう。おそらくは小説の雰囲気をそのまま引き継いだ演出。眠い。嫌いな話じゃない、 「おんなおんな」した話なのだけど。

舞台に円形に並べられた白い枝葉。薄暗くなった時にそこに薄明かりがともるラストシーンは美しい。

エレベーター企画「花野」
2004.1.31-2.1 こまばアゴラ劇場
原作 川上弘美 村田喜代子    脚本・演出 外輪能隆
出演 出演 土本ひろき 徳間理華 村田和子

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【芝居】つめきり「隅に置く」

2004.2.1 14:00

ていぱーく(逓信総合博物館)地下のホール。 ラブだったりすこし暖かいオムニバス5本を45分で。 恋人じゃない微妙な距離の男女(透き通った日、もしくはすまない気持ち)、おたのしみ貯金で何を買うか、平行線をたどるかと思ったときに夫婦に訪れた歩み寄り(未明、もしくは茗荷谷)、生け贄に差し出される妹と兄のおとぎ話(荷物は持たない、もしくは二度と会えない)、妹に彼氏ができた姉妹の何気ない日常(おいとま、もしくはおあいこ)、恋人のできない男がマスターの喫茶店に集う人々(クロックムッシュ、もしくは黒い飲み物)。それぞれで語られるのは、ほんの、ホンの小さな気持ちの揺れ。最後に物語をすっとまとめるようなおしゃれな演出でもあります。

ライブでのユニット出演など芝居以外の観客に、芝居で勝負をいどむ姿勢は天晴れ。のちのち役に立つだろうとは思います。が、ほとんど素舞台で、講堂のような設備はともかく、こんな細やかな芝居を、子供相手にするには、無料とはいえ不利すぎです。

個人的にはすごくすき。「一緒にご飯を食べて幸せになる気持ち、そのご飯がなくなっても、幸せなままだと思う」だとか「その時にどんな顔をするのか、予習したいわ。」なんて台詞、いいじゃないですか。難波美恵さんのテンション高くキレまくる姿を久しぶりに見ることができたのも、かなりポイント高い。←好きなだけかもしれん

つめきり ていぱーく公演「隅に置く」
2004.1.30 -2.1 逓信総合博物館 地下2階ホール
作・演出 三谷麻里子
出演 浅賀誠大 足立道彦 小関ゆかり(SPARKO) 澤唯(projectサマカトポロジー) 相馬佐江子 高橋唯 子(projectサマカトポロジー) 土谷朋子 中澤功 難波美恵

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【芝居】KAKUTA+アルケミスト「朗読の夜」

2004.1.31 18:00

スタイリッシュで、なんかアタシには場違いな感じもします。童話は大人が見ると物語が「薄い」感じがしますし、先が見える物語なのは当たりまえ。役者の顔を覚えていると、いろんな表情や小技をとっかかりに、楽しく観られます。が、その一方で、劇団ともアルケミストとも縁のない人にとっては、少し厳しい感じがするんじゃないかなぁとも思います。

壁一面をスクリーンにした映像、スタイリッシュで、しかし素朴な楽曲。ギャラリーという場所にふさわしく、おしゃれな感じの見せ方は成功していると思います。

KAKUTAが以前作ったサウンドCDでも感じたのですが、声だけで聴かせる芝居にはあまりに多い人数。チャレンジです。今回に限っていうと、それが必ずしも成功に結びついているとはいえませんが、次回8月は麻生美代子さん(サザエさんちの、フネさんだ)を迎えて、もうすこしこじんまりとのこと。いろんな形の挑戦が楽しみなのです。

KAKUTA+アルケミスト「朗読の夜」
2004.1.31-2.1 恵比寿site
構成・演出 桑原裕子
出演 アルケミスト(こんやしょうたろう 井尻慶太)  岩狭勝也 佐藤滋 川本裕之 大枝佳織 松田昌樹 野澤爽子 原扶貴子 高山奈央子 田村友佳 横山真二 佐藤陽子 桑原裕子

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【芝居】にんじんボーン「東京コンバット」

2004.1.31 14:00

廃墟になった建物に秘密任務を帯びた兵士が5人。緊張感の中、任務を進めるが、やがて、人影が。敵か、見方か。

アメリカのテレビシリーズ「コンバット」を巧く舞台化した印象。舞台は押さえられたモノトーン。緩急の差というより、緊張感が面白いのです。敵味方を隔てる言葉の壁を字幕無しで見せるの、巧いなあ。

にんじんボーン「東京コンバット2004」
2004.1.27 - 2.1 ザ・スズナリ
作・演出 宮本勝行
出演 佐藤和和 蒲田哲 大西一郎 日下有一 浅井裕喜 戸谷昌弘 吉田テツタ 瀧下涼 岡村光

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