2004.1.25 18:00 (13)
20年ぶりに、小さい頃住んでいた島に帰って来た女。男の子が住んでいた、山の上の一軒家を訪ねた。建物は当時そのままだったが、そこには、事情を知らない女が一人住んでいた。
どうでもいいことですが、この劇場名、凄いですねぇ。どこにあるかさえよくわからんです。王子神谷から徒歩15分、商店街を延々歩くのですが、ほとんどの電柱に矢印が。迷わずつけました。帰りに気付いたのですが、すぐ近くのバス停から王子駅までのバスも出てるんですが。
当日券で買おうとおもったら、何処で知ったのか聞かれて、「えんげきのページ」と答えたら、あっさり割引。しかも、受付の二人、顔を見合わせて、「効くねぇ」というようなことを。えんぺに限らず、ネットで初見劇団を探してる人って、結構いるんじゃないでしょうか。あたしゃ少なくとも片手に余るぐらい知ってますが。
公式サイトによれば、桐朋学園系、2001年旗揚げとのこと。若いんですねぇ。それにしちゃ、やけに新劇っぽいつうか、堂々としたもの。この劇場では声が大きすぎぐらいだし、誰一人台詞が聞き取れないなんてこともない。たいしたものです。
が、アタシ個人としちゃ、頭で作ってる芝居って感じがします。それが悪いわけじゃないですが、こんなに若いならば、もっと瑞々しい(あるいは、止むにやまれぬ表現したい気持ちの現れ)のが観たいな、なんて考えるのはオヤジですか、やっぱり。役者集団なんじゃないかと思うのです。わりと小劇場って、作家が居てなんぼってところがあるので、彼女たちの中から、あるいは他から作家を育てられるか、というのが勝負という気はします。単なる観客の勝手な思い込みですが。
宿の主人、内海詩野さんの立ち振る舞いがカッコイイ。あたし的には、西牟田恵さんっぽいって思うのですが。どこが似てるってんじゃなくて、なんか雰囲気が、ね。
壺会 第5回公演「おかっぱの秋」
2004.1.23 - 1.25 シアターバビロンの流れのほとりにて(東京バビロン)
作 高橋朋子 演出 壺会
出演 高橋朋子 内海詩野 山村亜希 木村はるか 江場梨絵子
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