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2001.01.12

【芝居】「ジャスキス」TEAM 発砲B-ZIN

2000.1.12 19:30

久しぶりに降った、冷たい雨の水曜日、きっとすいてるだろう狙った当日券。 案の定、そこそこに埋まり、そこそこすいているほどよさ。

【みたままおもったまま】
「大人が笑って泣けるヒーローもの」を標榜する発砲の人気作品「ジャスキス」 シリーズ3本を連続上演する「ジャスキス・トリロジー」の一本目、 「ジャスキス」は、この劇団のカラーがよくわかる一本。小さな劇場での 初演(未見)を大きな劇場に移したことによるであろう不満はあるものの、 もし発砲初体験なら、このセットの1本目を、ぜひ。

もっとも、かわひらの観た回に限って言えば、食い足りない感じがしたのは 事実なのです。かわひらが初発砲だった「トランスホーム(初演,1996.6)」 のチープだけどむやみにパワフルな感じとも、本多初進出だった 「ゴメンバー(1998.1)」のまっすぐパワーアップ した完成度の高いもの、そのどちらとも違う、微妙なチープさ と大きな舞台の狭間に入り込んでしまった、という気がします。

冷たい雨、しかも平日のせいだとは思うのです。客席の「体温」は低く、 笑いのテンションも、いまひとつ乗り切れないのです。本多劇場という キャパにたいして、「キス」という行為が小さい、あるいはゴメンバー のようは派手なアクションがなくてちょっとばかりキャパに対して負けてる という印象はまぬかれません。これを乗り越えるに必要なのは、適度に ノった客席(が、熱狂的なファン、ではなく)という気がしてなりません。 だから30日に予定されてる1日で3本連続上演な「ジャスキスマラソン」 はきっと盛り上がるし、面白いだろうし、伝説になるんだろうなぁ。 ちきしょっ。(前売は完売)

もっとも、話の面白さ、ドキドキな展開、愛すべき登場人物たちなど 楽しめる要素は揃っています。すみずみまでよく気を配られたものがたりや 登場人物たち、張った伏線は貪欲に逃さず、しかしスピーディにまとめるのは この劇団のテンポの良さであり、そうなかなか他で見られるものでは ありません。きだつよしさんの力量、というよりは何が面白いのかを 見極める勘が実にいいところでバランスしているのだと思うのです。 (それを力量ってんだけど)

扉座の岡森さんのコミカルで高いテンションは 予想外の収穫。客演の鈴木みさとさん、アニメ声の可愛らしさ(ああ、誤解 されそう)と体のキレのギャップが楽しい。もはや飛び道具的な扱いを受けている 武藤さんの「アイドル」は卑怯なキャラクタだとは思いながらも、一瞬で客席を 温め、沸かす確かな力があります。彼女の動きの大きさはあきらかに コメディやアチャラカなそれで、一貫してそんなキャラクタな彼女は 確かに有利。タケウチさんの酔っぱらいも目をひくオイシイ役。いい感じ。

【ものがたり】
山の中のロッジで売れないアイドル歌手・姫世(武藤)のグラビア撮影を している一行。スタイリストの舌守(鈴木)とカメラマン助手の正義(きだ) は大学時代の知り合いで久々に再会するが、正義はずっと舌守のことを 心に想ってきた。吹雪になってしまったため帰れなくなった一行の ところに、怪しいいでたちの二人組が現れる。宇宙刑事と名乗る二人 (小林,工藤)の一人、がいきなり正義にキスをする。慌てる正義だが、 やがて自分の身体に変化が現れていることに気づく。 キスによって人体に寄生する宇宙人、パラシャイダーが自分の中に もぐり込んだのだといわれて...

【観劇データ】
2000.1.12 19:30 - 21:05 (#2予告編あり) J列24番(当日券, 19:10購入)

●TEAM発砲・B・ZIN Vol.17"ジャスキストリロジー" #1「ジャスキス」
2000.1.10 - 1.16 東京 下北沢 本多劇場
作・演出 きだつよし
出演 小林愛 工藤順矢 岡森諦(扉座) 平野くんじ きだつよし 鈴木みさと(円谷プロ) 武藤陶子 森貞文則 西ノ園達大 桜岡あつこ(疾風DO党) タケウチヤスコ 塩原啓太 はじ 吉田トモ

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