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2000.01.28

【芝居】「ジャスキス・デス」TEAM 発砲B-ZIN

2000.1.28 19:30

【みたままおもったまま】
ジャスキストリロジーの最後を飾るシリーズ最終作「ジャスキス・デス」は、 凝ったものがたり、テンポのいい展開、発砲の役者たちの、少し新しい面が 見られたりもして、楽しめる一本です。楽日を覗く平日ならわりと当日券も 厚く出ているという話ですので、ぜひ。

キスによって何かが起こるという事件があるということと、体内に寄生してキスで 移動していく生物・パラシャイダー、それに主演のジャスティが物語の骨子 なのだけど、ものがたりそのものが着実にパワーアップしているのです。 時間の巻き戻しを飽きることのないような細かに違えながら見せる手法 など、きだつよしさんは、凄いなぁと思うのです。

この最終作のみ、初演を観ていますが、これは小劇場時代を代表する 一本なのだと思います。本多やアプルなどの中劇場でも彼らの力は十分である ことは既にわかっているのですが、小劇場で作られた作品をこの規模の劇場に もってきても違和感のないものになったというのは、特筆すべきことだと思います。 一本目のときにはほんのわずか感じた違和感は、最近の発砲の公演に比べて 物語がシンプルだ、ということに起因してる気がしてきました。

かつて主演を続ける小林愛さんという看板だけが突出していた印象も、 この3本を観る限り、最近の新人女優たちがまだ荒削りながら着実に力を つけていてこれから先、いい予感がします。「Bridge」(98年3月)あたり からめきめきと力をつけ、この3作で強烈な印象を残した武藤陶子 さんは、もちろん今作でも印象的です。が、今作のような「物語を運ぶ」 立場ではもう少し、という印象も。こればかりは精進いただくしか、 ないのですが。

反面、この3作で、看板の筈の小林愛さんの印象が薄くなってしまってる ところもあるのだけど、物語を確実に運んでいるのは確かだし、やっぱり 彼女を観てるといい気持ちになるし、応援すべし、と思うのです。

【補足】
初日だというのに通路席まで出る盛況。とはいえ、31日から2日の公演 はまだ余裕があるとのこと。これだけの盛況をなのに統率されたスタッフ の当たりは柔らかでとてもいい印象です。発砲にネビュラプロジェクトが かかわるようになったことでさまざまな変化は出ています。想いは ひとそれぞれですが、このスタッフの見事さは、いい変化なのだろうと 思います。もともとちゃんとやってる劇団ですが、形式的にも統率が 取れていますし、なによりスタッフひとりひとりがきちんと考えて 行動しているのは観ていて気持ちがいいのです。

【ものがたり】
宇宙犯罪人・クロノス(西ノ園達大)を追いかける、宇宙刑事・ジャスティ(小林愛)。 何度も追い詰めながら、最後の最後でクロノスの逃走を許してしまっている。 クロノスの持つその不思議な能力に気づき始めたジャスティは最終装備・ ゼロスティックを手にクロノスを追い詰める。そして追い詰めた先は、 クリスマスイブ・日本。とある会社のとあるフロア。たまたま居合わせた男・ ヒロ(平野くんじ)を巻き込んでの、大捕物がはじまる。

【観劇データ】
2000.1.28 19:30 - 21:00 通路席 右9 (当日券)

●TEAM発砲・B・ZIN Vol.17 ジャスキストリロジー#3, 「ジャスキス・デス」
2000.1.28 - 2.3 東京 下北沢 本多劇場
作・演出 きだつよし
出演 小林愛 西ノ園達大 武藤陶子 平野くんじ 押野和宏 窪田あつこ(花唄マジックトラベラー) 吉田トモ 工藤順矢  塩原啓太 タケウチヤスコ 森貞文則 きだつよし はじ

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