【芝居】「ジャスキスマラソン」発砲B-ZIN
2000.1.30
3本たて。お祭り的楽しさは、まあ本篇に関しては少ない。 おまけつき。過去の作品のオイシイキャラクタ取りした小品。会場は3本とも大盛り上がり。それだけ楽しめる作品だというのは間違い ないのです。最初に観たときはあれれと思った「ジャスキス」でさえも、 客席のノリによってはこんなにも、いいものだなぁと思うのです。
たまたま最前列というチケットが手に入って観たのですが、 最前列で観ると、後の席ではあんなに印象が薄かった小林愛さんが 実にいいのです。こまやなかな表情、かわいらしさと直情な感じなど、 魅力に溢れています。逆にあれほど良かったと思っていた武藤陶子さん がそれほどでもない、と感じてしまうのはどうしたことだと思います。
武藤さんの芝居はわりと大きなリアクションがあって、彼女自身も それを得意技にしています。大きな動きを面白く見せる技術を彼女は 自分のものにしているとおもうのです。だから後の席に行っても彼女の 芝居が芝居全体を通して実はとても印象的。
小林さんの芝居は、今作に限って言えば、コスチュームで身体の動きが わかりにくいとか、わりと表情でする芝居が多くて、その意味では それが後ろの席では感じなかったのです。そこが課題と言えば課題で、 一本ぐらい気負わず、物語を運ばなくてもいいような役どころを させれば良くなるような気がするのえす。
アタシとしては、武藤さんに注目してきちゃったのだけど、彼女は しばらく大丈夫そう。だからこそ、小林愛さんを、いまだからこそ 応援したいと思ってしまうのです。
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