【芝居】「パ・ド・ドゥ」サードステージ
1999.3.6 14:00 - 15:50 M5
【みたままおもったまま】!!!ねたばれあり!!!
サードステージによる、小さな空間・小人数の新作プロデュース公演シリーズ "Show Case"の4作目。じてキンの飯島早苗さんの戯曲を、京晋佑さん、池津祥子 さんという顔合わせで。弁護士と被告、元夫婦という関係のわりにはキリキリ 感に欠けてしまう嫌いはあるものの、役者の二人がお好きなら、きっと 楽しめる一本。
日本にはないのだという(パンフによれば)、仕切りのない、格子のはまった接見室。 恋人の男をベランダから突き落とした疑いのかけられた被告の女性が呼び出したのは 元夫の弁護士。弁護してほしいとはいいながらも、どういうわけか弁護士に隠し事 をしている女。みえすいた嘘ばかり、そもそも彼女が殺してないという主張だって 怪しいと、当の弁護士さえも信じる事ができなくなってしまうほどの。
男は、彼女の気持ちを理解し、彼女を助けるためには、女と今の男が 愛し合っていると示さなくてはならない。それゆえに、男の苦悩は深い、はず なのです。
どう考えてもちょっとわかりにくいし、自分の感情の置き場に困ると言うか。 弁護士の彼の立場はよくわかるのに比べ、女の言ってる事は正直、訳のわからな いところがあって、気持ちを受け入れにくい。実は、とてもシンプルに彼のこと が好き、その気持ちをどう表現していいか、どうやって伝えたらいいかわからない 女。そもそも彼に再会するために殺人を犯したとさえ示唆されて。想いの深さ の凄さは感じるのだけど、それが狂気というほどにはキリキリしてて欲しいなぁ なんて、勝手に思うのだけど。池津さんだからこそ、その狂気似合うと思うの だけれど。京さん、かっこいい。
【ものがたり】
恋人をマンションのベランダから突き落とした殺人未遂容疑で拘置されている
草子(池津)。かつての夫である弁護士・憲治(京)に弁護を依頼する。
接見室で会う二人。女はやってないといい、昔のことはいろいろあるけど男は
女を信じて弁護を引き受ける。が、公判初日、男の知らないさまざまな事実が
出てきて、どう考えても女は有罪。あろうことか証拠の指輪まで...
【観劇データ】
1999.3.6 14:00 - 15:50 M5
●サードステージ Show Case 第4話「パ・ド・ドゥ」
1999.3.4 - 3.15 東京 中野 ザ・ポケット
1999.3.20 - 3.21 大阪 上本町 近鉄小劇場
作 飯島早苗 演出 板垣恭一
出演 京晋佑 池津祥子
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