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1997.06.08

【芝居】R.U.P. 月影十番勝負 第参番「河童」

1997.6.8 14:00

@niftyのFSTAGE会議室に書いた物の再録です。

【みたままおもったまま】!!!ねたばれあり!!!

実にさまざまに交錯する話しなのです。軽いコメディだと思ってると 意外なほどに骨太だったり、「いのちを持っているものっていうのは (それぞれ)たった一つしかない」という台詞にあるようなウエルメイドな 感じとか。

あるいはオトコノコなあたしは、高田聖子さんや山本カナコさん の色気にぞくぞくしちゃったり。そら、「しよ。」とか言われたら、ねぇ。

やたらに相撲が出てきたり、葉巻なキュウリだったり、そこかしこの河童印が なんかうれしかったり。

役者の力に比べてしまうと、ものがたりそのものの不満がないわけじゃありません。 しまいます。役者のいろんな面が見られるのは嬉しい半面、なんか 詰め込みすぎで、おまけにそのお互いが唐突につながっている、という 印象です。まあ、最後のあのまとめ方ならば、それぞれの場面の 繋がりが多少希薄でも、いいかな、という気もします。

くるくると変わる高田聖子さんが実に素敵です。どうしても多くなってしまう 説明的で長いセリフを、確実に飽きさせずに観客に伝える確かな力を 感じます。三宅弘城さんは実に河童的(失礼)な感じがして、キャスティングの 妙のおもしろさ。

【ものがたり】

自分の手に水掻きができたと思い込んだ男。 回りのひとびとがキュウリを食べていると思い込んだり、妙なことさまざま。 と思うと、自分の妻が別人になってたり、行ったことないはずの旅行の写真 があったり。夢かうつつかわからない混乱に男が追い込まれて...

【観劇データ】
1997.6.8 14:00 - 16:00 通路席A(階段最後尾=13:00並び)

月影十番勝負 第参番「河童」
1997.5.27 - 6.8 東京 新宿THEATER/TOPS
1997.6.13 - 6.15 大阪 扇町ミュージアムスクエア
作 中島かずき  演出 ラサール石井
出演 高田聖子 三宅弘城 川原和久 新納敏正 山本カナコ

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