【芝居】「ダブリンの鐘つきカビ人間」遊気舎
人から譲ってもらったチケットでの観劇。前四列目を確保。感謝かんしゃ。
【みたままおもったまま】
強烈な役者陣を取りそろえる遊気舎。ギャグを主体とする「おなじみの」 キャラクター達と、それとはまったく別の、ものがたり世界の折り合いの付け方、 言い換えるならバランスの取り方が、個人的には最も難しい所だと思います。初見の 「ピロシキ」のときは、不慣れなせいもあって、楽しみ方も中途半端になってしまった のですが、今回はバランスもよく、「おなじみキャラクター」も堪能できて、 とても楽しむことができました。
軸となるカビ人間と少女の恋物語は、それ単独で置かれると、こっぱずかしくて 困惑してしまいそうですが、ちりばめられたギャグのおかげで、逆に素直に取り入れる ことができたように思います。そのものの物語を素直に受け入れることができなく なっている自分がさみしかったりもしますが。
どなたかが書いていらっしゃる「泣いてしまった」というのは、実際のところ あたしもそうでして、それはカビ人間と少女のものがたりではもちろんそうですし、 実は本筋以外のところでも、個人的な想いが重なったりして。
注目のルーレットは東中野の二宮さんの手により、公演中2回目の「ミキ」編。 ということは誰も観ていないのは...(^^)
アンケートには「お気に入りの役者」の項あり。でも当日パンフもなく、役者紹介MC が音割れ目いっぱいという状況では..なかなか難しいような気も。未だに名前が 出てこない役者さん..居ますもの。(記憶力がないだけかも)
【ものがたり】
霧につつまれた田舎の一軒家にやってきた一組の男女。家の住人が語りはじめる 不思議で奇妙なものがたり。彼によれば、家の付近一帯は、かつて街だったという...
謎の奇病が流行し、封鎖された街。街の中心にある教会。昼を告げる鐘を鳴らす 鐘突き男、カビ人間。病に侵され、美しい心と裏腹な醜い外見。人々の冷たい あしらい。そこに一人の少女。彼女もまた奇妙な病、出てくるのは心と裏腹のことば。 そんな病のことなどまったく知らず、少女に心惹かれる、カビ人間。 この街を病から救えるのは、謎の宝剣ボーグ・マホーンのみ。それを追う通りすがりの 旅人、勇者たち。果たして街は救われるのか。カビ人間と少女の許されぬ恋、ゆくえ。
●遊気舎Vol.21「ダブリンの鐘突きカビ人間-The Secont Legend of Pogue Mahaone-」
19964.18 - 4.22 大阪 伊丹AI・HALL
1996.5.1 - 5.6 東京 下北沢ザ・スズナリ
作・演出 後藤ひろひと
出演 関秀人(立身出世劇場) 隈本晃俊(劇団∞未来探偵社)
久保田浩 山本忠 とめきち 西田政彦 楠見薫 うべん 谷省吾 魔瑠
魔人ハンターミツルギ イシダトウショウ 後藤ひろひと 超能力少女+紀子
中平みほ 佐藤悪魔 工藤まき たなかひろこ 酒井宏人 バカボン
プリンス・ジャミー・アリババ・ゴールデン40人・光と影
まついきよし 則武加奈子
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