【芝居】R.U.P. 月影十番勝負 第壱番「ねえ!キスしてよ」
1995.7.29
@niftyのFSTAGE会議室に書いた物の再録です。
FSTAGEのオフ会で観ました。
【感想】
ほんとうに楽しみました。物語そのものよりも、女優3人の力量に大幅に頼っている という点が気にならないわけではないのですが、それでも楽しいんだから いいじゃない、という気持ち。
ちょっとぽーっとした女性、強い女性、おとこ、3つのパターンがそれぞれの女優 で楽しめるという、ものすごくお徳用の芝居だったりします。
吹き矢という道具の意外性とその吹き方の格好良さ、画用紙に大きくかいた名札の 絵もなかなか味があります。
終わりの方の暗転後の部分、ばっさりなくてもいいかなぁ、と思います。これがあると、 「産めない性=男」みたいな妙な意味が出てきてしまいそうで。 暗転後直後に、時間の経過を示すように「おまもり」「お札」「雑誌」に次々と ライトが当たっていくっていうやりかたは、好きですけどね。
高田聖子さんはパワフル、凄い。広岡由里子さんは舞台では初めてですが、 テレビではあまり感じられなかった可愛らしさがあります。犬山犬子さんは 本当に芸達者。
【ものがたり】
自宅のマンションで夫・奥沢三郎の帰りを待つ、妻・市子。最近どうも夫の様子が
怪しいと感じた市子は高価な物を買って、夫を試そうと画策。程なく夫と名乗る人物
が帰ってくるが、それは市子のまったく知らない人物、しかも女性だった。
どうも人格転移現象が起こっているらしい。簡単な接触だけで人格が入れ替わっていく。
いったい誰が...誰なのか...
【観劇データ】 1995.7.29 ソワレ OFF会幹事確保チケット E04
R.U.P.プロデュース 月影十番勝負1「ねえ!キスしてよ-Kiss me, Stupid 」
1995.7.19 - 7.23 大阪 扇町ミュージアムスクエア
1995.7.26 - 7.31 東京 THATER/TOPS
作・中島かずき 演出・堤泰之
出演・高田聖子(劇団☆新感線) 広岡由里子(東京乾電池) 犬山犬子(NYLON100℃) 武田義晴
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