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2019.03.26

【芝居】「あの時、郵便局で。」天の河神社

2019.3.16 15:00 [CoRich]

神奈川演劇連盟が主催し、出入り自由にして1時間弱の短編を連続上演するショーケース企画の一本。2018年旗揚げの若い劇団ですが、つかこうへいのスタイルをベースにするという劇団。私は初めて拝見しました。45分。

郵便局、手紙を持ってくる若い男。幼なじみの女に手紙を届けて欲しいという。郵便局は閉鎖が決まっていたが、局長の男は想いを届けるという使命に燃えて閉鎖を保留する。局員の女はかつてこの郵便局に宛先も差出人もない手紙を持参し続け、その心のSOSに気付いた局長が向かい入れたのだった。

郵便局、という消えつつあるメディアの担い手。今まで恋人がいたことのないウブな男の恋心は踏み出せず。しかしそれを暑苦しいテンション後押しし、しかも言葉だけではなく出会いにいかせるのです。郵便が消えつつあるのは止められないけれど、自分の想いを伝えるために一歩を踏み出す手助けをする、という熱い想い。一方で郵便局員を招き入れたエピソードもちょっといい。人生に絶望していた女が書いたゆくアテの無い手紙から危機を読み取り、その人を救う、これもまた人と想いを結びつける、ちょっといい話。

音楽の派手さや、終演後の役者紹介をマイクパフォーマンススタイルで行ったり、大きく張った声など、なるほど「つか芝居」のスタイル。2016/2017年に扉座が上演した「郵便屋さんちょっと」(未見)から影響を受けたのか、あるいは戯曲からオリジナルで作り上げたものかはわからないけれど、現代口語演劇全盛を一回りして、このスタイルでの上演を若い彼らが目指すのは面白く感じる私です。

割れまくるマイクパフォーマンスの音声や、張った声の台詞がなかなか聞き取りづらいなど、正直、技術的に向上すべき点は数多く、つかこうへいのスタイルを知らない若い観客たちにこの暑苦しい熱量の芝居がどう伝わるか、ちょっと楽しみな感じでもあるのです。

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