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2018.08.08

【芝居】「朗読劇ウキヨホテル」Ukiyo Hotel Project

2018.7.28 20:00 [CoRich]

かつて横浜にあったチャブ屋・キヨホテルをモチーフに作家がさまざまなのバリエーション( 1, 2, 3) で作り続けているシリーズ。歌とダンスが20分ほど。本編となるリーディングをあわせて70分ほど。平日と週末二日だけの公演ですが20時開演がありがたい。もっとも台風直撃が懸念される中行ったワタシもワタシですが。

老婆が亡くなりその足跡を取材する男。ある日、ナイフを突きつける老婆と出会う。
幼い娘が二人、漁村から歩いて目にしたのは海で泳ぐ男女の姿。その中で光り輝いて見えるハマコ。訪ねてきていいと云われ訪れたのはダンスホールと個室からなるホテルだった。そこで働き始める二人。

いままではショーと物語を組み合わせることが多かった気がしますが、今作はショーは明確に分離し、物語の部分をリーディングとする構成に。 最初は歌とダンスをピアノとドラムの伴奏で構成。劇中のホールで行われていたであろう華やかさと色っぽさを兼ね備えて。

物語の方は、売れっ子であるメリケンお浜ことハマコをメインに、医者、店のオーナー、そしてその近くに居続けた女をメインに描きます。貧しい漁村、港町ゆえの華やかさと猥雑さ、そこで生きていくことの厳しさを背景に、その中でトップで体を売ることでトップであるために一筋縄では足りない強烈さを持ち続けていた女の姿を描きます。

その強烈な女自身がどう考え、内面がどうだったかは丁寧にそぎ落とし、そう「居続けた」偶像としての姿を、周りの人々からの視点で描いています。船に乗せて働く、という周りの尽力からもさようならと去り、しかし晩年は恵まれなかったとしても、しっかりと自立していった女の姿。

老人とのまぐわいを公開ショーにするエログロっぽい感じだったり、女二人の間を愛情というより情愛で描いたりと、ちょっと変化球のあるシーンが多い印象。強いモチーフを核に据えることで、それを描きたいとおもう高校生たちの熱情も、その中で生きていた人々を描くことも、自在でさまざまに変奏させていくのはちょっとおもしろいやり方だと思います。

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