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2018.07.02

【芝居】「ツヤマジケン」日本のラジオ

2018.6.8 20:00 [CoRich]

2014年の初演もそうでしたが、平日20時開演がありがたい。アゴラ劇場。100分。

初演と物語そのものは大きく変わらない印象で、合宿に訪れた女子校演劇部と、やる気のない顧問、何かを隠してる管理人と、ライフルと日本刀を携え隠れている男たちのリアルタイム。

教師に恋したり、他校の男子に恋したりはあっても、全体としては女子校の中、さらに演劇部の中だけの女子たちのないまぜな感情。モチーフとしての女子校、津山事件を借景にながらも、物語の中心となるのは、いろんな生徒たちが箱庭のように小さなコミュニティで関係をつくりながら、いろいろに感じ行動したことを「観察する」ようにゆるやかに描くこと。女子高生という属性で描くことである種の消費になってることは否めない、というのが昨今のワタシの感じ方だけれど、正直に白状すれば、まぶしくさえある彼女たちのさえずりが心地よく感じるのも本当のことで。

世界観という意味では今作は、制服をオリジナルで作るというスタイリッシュさは今回の特徴。

最初に気付く二年生を演じた藤本紗也香、イノセントで鋭くという重要なポジション、あくまでフラットにきっちりと造型。そとに恋人が居て携帯の電波を探し続ける二年生を演じた田中渚、スクールカースト上位っぽい感じ。おどおどした造型で部長を演じた鶴田理紗は美しく、きっちりとできる副部長を演じた久保瑠衣香の頼れる感じ。もう一人の三年生を演じた沈ゆうこは、楽しい筈の部活、何かを取られたようなちょっと息苦しい雰囲気が切ない。噂話が好きでしかし合コン的な交流会に呼んでもられえない二年生を演じた瀬戸ゆりかもまた、ある種のコミュニティにしがみつく必死さが印象的。隠れている男を演じた安東信助は異物感が凄くてしかし台詞から木訥な雰囲気もまた「現代的な」女子高生とのコントラストと狂気。何かを隠していた管理人を演じた野田慈伸はこの手の怪しい人物の説得力が抜群。

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