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2018.01.22

【芝居】「春が見えなくて」ムームー企画

2018.1.12 20:00 [CoRich]

20時開演がありがたい。13日まで神奈川県立青少年センター。60分。

終末期の医療施設。母を入院させている女は夫と受験を控えた息子と通うが息子は来たがらない。あるいは母親を入院させている女と普段は離れて暮らしている娘が訪れているが、入院した母親は迷惑をかけたくなくて自ら葬儀屋を呼ぶがそれを覚えて居なかったりする。施設にたまたま訪れた男と女はそれぞれの親の入所を考えている。

入院している人々が元気だった頃、あるいは亡くなったあとも含めてさまざまな時間や空間を自在に行き来し点描しながら、そういう想いが交差する場所、という構図。それを表現するためにボールのようなものをいくつか使って、関係する人々の過去と想いを描く演出は巧いけれど、正直に云えば同じ方法を何度も使いすぎていてインフレを起こし気味でやや勿体ない気もします。見学者の二人がそれぞれの相手の親を演じる役割の変化はこの中では効果的なシーンだけれど、違う人物だということを明確になりづらくて、少々わかりにくい気もします。

息子と夫を連れてきた男を演じた岡本みゆきは、抑えつつ軽さを内包した役を拝見するのは初めてな気がして楽しい。夫を演じた田中勝彦、あるいは看護助手を演じた川上まいは全体に軽かったり明るかったりな雰囲気が重くなりがちな話のアクセントになっています。見学者の女を演じた萩原美智子は自在な変化が巧い。見学者の男を演じた北村マイクは少し固さを感じるけれどしっかりした造型。医師を演じた山之口晋也は真面目な印象の役だけれど、役が全体の仕組みのガイドだけになっているのはちょっと食い足りない。

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