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2017.02.16

【芝居】「ドーナッツ◎ホール」BOCA BoccA

2017.2.11 14:00 [CoRich]

12日までOFF OFFシアター。

かつて教会に併設されていた宿泊施設。今はもう使われていないが、かつてこの場所で暮らし生活を立て直した若いシングルマザーや近所の居酒屋夫婦、警察官などそのころの知り合いたちが今も時々集まっている。行き場のない女が教会を訪ね、牧師は一時的に泊めている。
ある日、居酒屋夫婦が息子の20歳の誕生日パーティを開こうとみんなが準備をしていると、包丁を持った女が押し入ってくる。今朝死亡した女がなぜ殺されたかを聞きたいと、警察官に迫る。

小さなコミュニティ、そこに寄り添いあう人々。序盤ではわかりやすくシングルマザーはこの場所に守られた人として語られます。死んだ女もまた少し前にここに出入りし守られ、押し入って来た女も恋人を失った喪失感をここで少しだけ埋め、謎めいた女もここを宿り木にして羽ばたくのです。非難されることなく守られる場所、現実にはちょっと難しいような全面的に受け入れられる場所がここにはあるのです。

居酒屋の夫婦は少し色合いの違う雰囲気を持ちます。言葉というよりは叫びに近い言葉の多い妻と、翻弄されつつも見守っているような夫。息子の誕生日パーティのはずだけれど息子は現れず、翌朝を迎え、息子はすでにこの世にいないことが知らされるのです。大切なものを失い空っぽになった二人もまた、このコミュニティに守られているのです。

物語としてそう突飛ではなくて、それぞれの人物を描くという感じ。 警察官を演じた安東桂吾はまっすぐでかっこいい落ち着いた役が続き、すっかりいい男のキャラクタへ。夫を演じたちゅうりのアコーディオン演奏はかっこよく、優しい視線もまた年輪ゆえの厚み。妻を演じた川崎桜は少々荒削りなキャラクタだけれど、高い身長とあいまっての迫力。謎めいた女を演じた山本珠乃は体型がそのままでるようなチューブのワンピースが色っぽく、そしてかっこいい

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