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2016.01.18

【芝居】「漂流劇 ひょっこりひょうたん島」Bunkamura+こまつ座

2016.1.10 13:00 [CoRich]

NHKの人形劇をベースに、130分で初めての舞台化。シアターコクーンに続き、まつもと市民芸術館で10日まで。大阪、福岡を経て東京凱旋公演も予定されています。

ピクニックに行った子供たち。火山が爆発し、島は漂流を始める。大統領や先生など大人たちには頼れない。二足歩行し人類を絶滅させた犬たちに捕らわれたりしながら旅を続ける彼ら。この島に隠されたお宝をねらった海賊が現れる。

という話をもともとの設定(wikipedia)を拾いながらでっち上げましたが、舞台のほうは実際のところ「漂流劇」よろしく断片的な話があちらこちらに跳び、時間軸も怪しい感じで演じられます。小さな物語の多くは、舞台上方に現れる煙とともに大音量の爆発音でぶつ切りにされ、あかるく滑稽な物語とは裏腹に、全体に陰鬱で不穏な空気がずっと重奏低音のように続きます。 舞台後半に至り、海賊も島の住人も懸命に探す「お宝」は、何度もその期待を裏切られ、人々は疲労困憊し絶望に打ちひしがれるよう。舞台に点在していた荷物や、あるいは死者の亡骸も爆発音とともに宙に浮いた幕切れ。

ネットですぐに検索にひっかかる「ひょっこりひょうたん島は最初のピクニックの時点の噴火で全員が死んでいて、その死後を描いている(wikipedia)」というのをNHK人形劇の原作者自身が後年語った話は初めてしったのだけれど、なるほどこの舞台を貫く不穏な空気の正体がわかるのです。もっともこの舞台に関して原作者のクレジットに井上ひさしが居ないことがもっとも不穏だったりしますが。

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