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2015.06.21

【芝居】「カレッジ・オブ・ザ・ウィンド」キャラメルボックス

2015.6.13 18:00 [CoRich]

2007年に続いての四演め。わたしは初演は観ていなくて、三回目です。

伝説の、といってもいいキャラメルボックス初期の人気作。それを支えた看板女優・町田久美子を知らないアタシです。その時々の若手女優が羽ばたくターニングポイント。演じる経験のないアタシだけれど、演じるのはあまりにキツい気はするヒロインの物語ゆえに揺さぶられる瞬間。 理不尽に一人で生きていくことを強いられる若い女、それを支えるはずだったものが追われる側になっていたりして、さらに厳しい現実。

ヒロインを演じた原田樹里は心は悲しくてもはち切れるような笑顔をしっかり。 二人の男に好かれる女を演じた渡邊安理は本当に大人の女性という役に。どちらかというと元気さが勝る印象の女優ですが、気持ちが揺れ動き美しくなった、と思うのはもう中堅というポジションになったということか。 祖母を演じた真柴あずきは、毒を吐きつつパワフルにかき回して楽しい。 追われる男を演じた畑中智行は終幕で明かされる(が、相変わらずアタシは覚えてない)事実はありながら、時に軽く、時に優しく。DJの夫を演じた多田直人は今は幸せを掴んでいてもどこか臆病にみえるキャラクタをしっかり。

正直に云えば、ヒロインの物語と、DJの女の物語のバランスは基本的にはとてもきわどい構成だとおもうのです。片方のシーンの間はもう一つの物語がほったらかしになりがち、と感じるアタシです。が、終幕に至り、その二つの物語の接点がしっかりとつなぎ合わさることで奇跡的に物語がバラバラにならずに繋がるという構成はつまり、物語のなかで家族をつなぎ止めていた唯一の存在が生き残ったということの相似形だ、なんてことに今頃気付くアタシなのです。

                                                                                                                                             
1992.7
紀伊國屋ホール 
2000.7
サンシャイン劇場
2007.7-8
2015.5-6
高梨ほしみ(残された女の子) 町田久美子 小川江利子 高部あい 原田樹里
鉄平(ほしみの伯父)  西川浩幸 大内厚雄 畑中智行
あやめ(鉄平の妻、ラジオDJ) 大森美紀子  岡田さつき 岡内美喜子 渡邊安理
菊川(あやめの同僚) 上川隆也 木下政治 畑中智行 多田直人
ギンペイ(ほしみの父)  近江谷太郎 山田幸伸 福本伸一 
ナミコ(ほしみの母)  津田匠子 坂口理恵 温井摩耶 西牟田恵
タケコ(ほしみの祖母) 真柴あずき 岡田さつき 真柴あずき
ツキエ(ほしみの姉) 石川寛美 中村亮子 小林千恵 小林春世
ヨウタ(ほしみの弟)  伊藤ひろみ  藤岡宏美 實川貴美子 木村玲衣
藤枝(看護婦)  中村恵子 渡邊安理 林貴子
松倉(入院患者、看護婦)  遠藤みき子  大森美紀子 青山千洋 大森美紀子
萩本(入院患者、カメラマン) 坂口理恵 青山千洋 久保田晶子 森めぐみ
浦原警部  佐藤吉司 篠田剛 三浦剛 筒井俊作
薄田刑事 今井義博 佐藤仁志 阿部丈二 関根翔太

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