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2014.11.01

【芝居】「出口デス。」シアターTRIBE

2014.10.25 14:00 [CoRich]

26日までMウィング。60分。アートひかりと交互上演。

アイドルヲタの男はスーパーでアルバイトとして働いているが、ある日大量の発注ミスをしてしまう。が、気がつくと大きな爆発音のする戦場らしき場所。アイドルヲタの仲間たちや店の常連客たちによく似ている人々だが、この世界で戦っている同志のようだ。
スーパーの常連客の女が万引き客と名指しした中年の女と口論になり事務所が混乱しているが店長は不在で証拠の無いまま中年の女を解放してしまい常連女やパートのおばちゃんからも責められるが、そんな責任を負わせられることが不本意と感じている。事務所には本社からという男が現れ、常連客の女は急に怯えはじめる。
本社の男そっくりの男が戦場にも現れこの世界はアルバイトの男が作った世界で巨大企業が支配してるのだという。自分の心に従えと、本社の男は云う。
アイドルコンサート目前で応援の練習に余念が無いがいまひとつアルバイトの男はノレない。
戦場の女は敵の手に落ち縛られた上に、爆弾を埋め込まれハーブに触れると爆発するという。

作家の描く物語はコミカルに見せつつも、いつも世の中に対しての問題意識というか何かの怒りを内包していると感じます。今作においては、アルバイトなのに店長の代理みたいな理不尽さに端を発しつつも、どこか大きな力に対しての怒りであり、その犠牲となる女の姿の悲しさ。あるいは生業とは別のアイドル応援というコミュニティが支えてくれる力。アイドルというわけではないけれど、仕事とは別に演劇を松本という土地でやっている作家自身、あるいはこの作家が率いる、まつもと演劇連合会の面々の姿がどこかダブるよう、というのはアタシの思い入れが強すぎるかもしれません。もしかしたらその大きな力にはかなわないかもしれないけれど、ある種のレジスタンスであり続けよう、という力強さ。

何より今作の立役者は、アルバイトの男を演じた山田和政のある種の軽薄さの味わいと、サイリウムを手にしてキレキレにヲタ芸で暴れる姿のコントラストの妙。常連客の女を演じた作田玲子は凛々しく、かっこよくて惚れてしまうあたしです。おばちゃん客を演じた溝口桂子はやや癖はあるけれど、難癖をつける感じが妙にリアリティ。フィリピン人パートかと思えば重要なキーパーソンを演じるちんてんめいは居るだけで安心できる抜群の安定。

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