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2011.12.27

速報→「お披露目ライブ」38mmなぐりーず

2011.12.25 19:00 [CoRich]

「小劇場発のアイドルユニット」で一般の観客にリーチしたいのだというプロデューサーの心意気。お披露目ライブは、小劇場の作家に作詞を依頼したオリジナル曲4曲と、コント2本という構成で70分。握手会を設定しています。25日までシアターミラクル。

AKB、モーニング娘。はおろか、世代的にはばっちりのはずの、おにゃんこクラブもオールナイターズも、実は全くはまっていないアタシです。アイドルを観る文法も作法もわからないので、これが果たしてアイドルのパロディとして成立しているのか、あるいは当パンにあるとおりに今はマイナーだけどガチでアイドルとして成立させて普段、劇場に来ない観客にリーチしようとしているのか、ということは正直わかりません。

曲は小劇場の作家が書いたオリジナルになっています。

上野友之(劇団競泳水着)の「マフラー」は純粋に女性アイドルが歌いそうな詞をキャッチーな曲に。詩を読む限りは、もっとバラード調になりそうなところを、アップテンポにした理由がよくわからなかったりはします。今回の4曲の中では、唯一、小劇場に絡んだ内容ではないので、そういう意味ではほかの曲に比べて印象に残りづらいのはもったいない。

ハセガワアユム(MU)の「私を劇場につれてって。」は、ポップで耳に残り、口ずさんでしまいそうな曲調が印象的。東京の劇場をさまざまに織り込んだ詩は、劇場への愛に溢れていて、聴いてて涙出ちゃいそうになるいい詩なのに、はやりなのか、Perfume調のボーカル(いや、音楽のことほんとにわからないので、これが正しい表現かどうかはわからないのだけど)それを聴きづらくしてるのはもったいない気がします。あらかじめ詩を読んでおくべきなんだろうけど、これなら字幕とか映像が何かあると合いそうだよなぁと思います。

「外郎売」は役者の発声を鍛えるために使われてる早口言葉のようなもの、それを曲に乗せるという試み。といっても、芝居をしたことがないアタシはほぼ何を云っているかわからないのが残念。これこそ字幕があれば生きてくる感じがします。あるいはFlash職人の出番か。もっとも、確かにこれは小劇場ゆえで、ほかからの参入障壁が高いという意味ではうまい題材を見つけたなとは思います。一般にリーチするためには、これをわけわからない早口言葉だと、観客に思わせない工夫が必要ではないかという気がします。

谷賢一(DULL-COLOERD POP)による「KANGEKI☆おじさん」小劇場界隈で確かに多いアタシも含めた中年以上のおやじたち、女優を出待ちしたり差し入れしたりというのは確かに日常の風景だったりします。それに「観劇おじさん」という言葉を与えたのは誰かはわからないけれど、揶揄と少しばかりの感謝をめいっぱいに詰め込んで詩として立ち上げた作家は大したものだし、少々コミカルさ(つまり志村けんの「変なオジサン」だ)を交えた振りをきっちり作り込んだのはさすがに二階堂瞳子(バナナ学園純情乙女組)で、キラーチューンになってる一本。もっとも、その当のオジサンなアタシは喜ぶとしても、誰得なんだ、という気がしないでもありませんが。

こうなれば物販(CDでもいいけれど、アタシとしてはIPhoneやUSBにコピー貰う方が嬉しいです。その場でお金払いますからw(帰り道で聴きたいので)してもらいたいなぁと思います。

コントも凄い布陣です。
オカヨウヘイ(PLAT-formance)による「英会話学校」はどうみてもちゃんと授業してない英会話学校の授業風景。少々無理矢理な感じはしますが、ホワイトボードで綺麗にまとめた感じだけど、PLAT-formanceのポテンシャルならこの何倍も、という想いは残ります。

富坂友(アガリスクエンターテイメント)による「境界線」は三流アイドルと、それをやめて次のステップに進んだ元アイドルの会話劇というちょっと無理矢理感漂う設定だけれど、それはアイドルに限らなくて、小劇場の女優自身にだって、あるいは指標は違うけれど、会社に残るとか会社辞めて次のステップに、なんていう対立軸っぽくてこれはこれで見応えがありますが、もうすこしコンパクトに成立させられそうな気はします。

アイドルの見方の教養のないアタシです。ほぼ知り合いではない女優たちの歌い踊る姿の見目麗しい眼福(白シャツ、黒スカートってのは巧い気がする)はともかくあるとしても、どこを観るかということの難しさがあります。小劇場の観客としてのM2,M3,M4は確かにおもしろいと思いますが、当日パンフでプロデューサーの語る「小劇場を観ない一般の観客へのリーチ」が冗談ではなく本気ならば、これはサブとして残すべきなのであって、ともかくいちおうアイドルとして成立させることを目指さないと、コアな小劇場フリーク(しかも観劇おじさん)のリピートに頼る、というあまり望ましくない方向にいってしまうのではないか、という気がしてならないのです。いや、それはそれでアタシは楽しいからそれでいいのですが。

あるいは、これなら曲も歌詞もあらかじめ公開しておくべきなのでしょう。そもそも聞き取りづらい歌詞もあるわけで、これはむしろ予習を促すほうが良さそうな気がします。

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