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2010.11.06

速報→「未完のフーガ」演劇実験室◎経帷子 & Godsound+Studioend

2010.11.5 20:30

まつもと演劇祭のなかの一本。人形劇と人間の芝居のコラボレーション。旧鶴林堂ビルの2Fで60分。7日まで。

自分が何者なのか何処に行こうとしているのかわからないまま歩き続けるのに、いつも同じ川辺に戻ってきてしまう。「ワタシのためにピアノを弾いて」という言葉の記憶だけがずっと頭の中で繰り返している。街ではかつてヤクザの情婦だった女が弟子たちをつかってターコイズリングを持つ男を血眼で捜している。そこにかつての男が自分の作った人形につける「左手」を探しにやってくる。

ごくごくシンプルにファンタジーめいたしかし切ないラブストーリー。何者かわからない自分と、ミステリアスな女、ピアノや指輪、人形といった道具立て、大量のスモークや白塗り。少々取っつきにくい感じもある、いわゆるアングラの範ちゅうなのでしょう。それでもあまりこの手の芝居が得意じゃないアタシが60分が短くすら感じる不思議な体験なのです。

棒の先につけた顔(というより面)にカラダを模した布、もう一本の棒で腕と手というごくごくシンプルな人形。「アングラ人形劇団」という触れ込みのGodsound+Studioendなのだけれど、使い手のカラダのダイナミックな動きと、人形から溢れる情感のような何か、特に男女二人での猥雑な色っぽさといったらないのです。

難しくなりがちなフォーマットなのに、観客を暖めるのはハリセンやらのベタなギャグ。物語そのものに強くかかわるわけではありませんが、こういう息抜き感のような緩急はアタシにとっては結構大事なのです。

松本市街地中心部、観光名所の縄手商店街の入り口ちかく、閉店した地元大型書店のワンフロアに一杯の観客。松本市が寄贈を受けているよう。タッパもあまりないので専用の劇場のようにはいきませんが、それでもほどよくこじんまりとした感じで、役者との距離も近いこの空間は実に素敵で、拠点になるといいなと思う場所なのです。

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