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2009.01.01

2008年私的ベストテン

書いているのは年の瀬です。といいながら、エントリが公開されるのは年明けになる予定。散歩の後、なぜか三ノ輪橋の都電駅横の喫茶店。

2008年の観劇本数は芝居269本でした(リスト)。

体感よりもちょっと多い感じがするのは、数え方によるものというところもあって、アタシの単位はチケットの購入できる最小の単位ですが、歌舞伎は幕見がありますからちょっと違ってます。

一つの公演の中で複数演目がある場合、CoRichにどういう単位で登録するかというのは戦略の一つだと思います。感想を書く側からすれば、芝居そのものは演目単位に分けてくれた方が書きやすい気がしますが、たぶん制作する側からすればまとめた方が、「にぎわってる感じ」も演出できるし、その公演全体のコンセプトを説明しやすい、ということもあるかもしれません。

CoRichといえば、公演タイトルを、公演中次々と変えていく手法も目立ちました。正しい方法だと思いますが、公演終了後はデータベースですから煽り文句をきちんと消してプレーンな状態にしてほしい、というのは、fringeの仰るとおりだと思います。(アタシとは違う意見のエントリもありましたが、おおむね彼の目は鋭い)

ともあれ、ことしもオンライン、オフライン、芝居関係、仕事関係、プライベート、さまざまなみなさま、ありがとうございました。よいお年をお迎えでしょうか。

今回もえいやっと。リスト★を作るのをさぼってたので年末のほとんどをそれに費やしたのがちょっと失敗。圧倒的に、という芝居は以外に少なかったように感じますが、それはアタシが未見の新しいところを開拓するのがかなり少なかった、ということによるものかもしれません。

さて。順序は初日順。劇団あたりは一本、アタシが初見の脚本(再演だとしても)が条件です。

観劇日 演目 劇団名 劇場名
2008.1.11 夜 翼をくださいっ!さらばYS-11 ギンギラ太陽's 天王洲銀河劇場
今年アタシが福岡通いをすることになった直接の影響大。観た中では正直これが一番感動大でしたが、その芝居が生まれた街に通うのは楽しい体験でした。
2008.2.24 昼 誰も寝てはならぬ 国道五十八号戦線 明大和泉校舎第二学生会館地下アトリエ
メタ演劇数あれど、若い彼らがこれをつくることへの応援もこめて。きちんと見続けていきたい。
2008.6.7 昼 小部屋の中のマリー DULL-COLORED POP タイニイアリス
マリーの実験という題材の選び方も、清水那保の少女らしい表情の変化に目が離せないように注意深く周到に作られた構成も。オリジナルのはずなのに翻訳っぽい感じが気になりますが、あたしは好きな芝居です。
2008.7.4 夜 kiss me, deadly smartball 王子小劇場
刺激強みのポツドール系から出発してるとはいえ、今の時代の三人姉妹を確実なモノに。この演出の芝居を見ることはもう叶わないのか、とも思いつつ。
2008.7.13 昼 恋人ができないが、もういい 箱庭円舞曲 OFF OFFシアター
軽やかに笑わせながら真っ直ぐに仕事への想い。リーマンショック直前に若い彼ら世代が感じていたある種の上昇感も確実にあって、そういう意味では、今年終盤では作り得なかった芝居という気もします。
2008.8.14 昼 Hula-Hooperの、部活動『鱈。』 Hula-Hooper 7th floor
これは芝居か、という意見もございましょうが、世代にぴったりな音楽にハマるあたし。この空間を使い続けた彼女たちのたくらみにのっかる楽しさ。
2008.8.23 夜 ペガモ星人の襲来 G-up presents 駅前劇場
名作、役者ももったいないぐらい充実。芝居を観たという充実感で一杯に。初演を見なかったことを悔やみつつ。いいなぁ、大王芝居。
2008.9.15 昼 ネズミ狩り チャリT企画 王子小劇場
時代の気分を切り取る確かな目。彼らがかつてやっていたような揶揄だけじゃなくて人間を確実に描き出していて成長を感じます。
2008.10.18 夜 どんとゆけ 渡辺源四郎商店 こまばアゴラ劇場
こちらも時代を切り取りながら、しかし軽やかにステップを踏みながら揶揄する感じすらある視点も楽しい。夏に行ったアトリエという場所もうれしかったですはい。
2008.12.14 夜 プリンで乾杯 競泳水着 王子小劇場
点描される瞬間瞬間の積み重ねがこんなにも濃密な物語を紡ぐ凄さ。その集大成。

次点

観劇日 演目 劇団名 劇場名
2008.3.15 夜 きみがいた時間 ぼくのいく時間 キャラメルボックス サンシャイン劇場
彼ららしいSF、アタシは好きな路線。キャラメルの演出力をがっつり。/td>
2008.6.8 夜 川中島Cats エビビモPro. シアターグリーン BOXinBox
ミュージカル苦手なアタシでも、しかもこの人数を舞台に上げてもきちんと描き出していて。トラム公演も楽しみ。
2008.11.7 夜 機械と音楽 風琴工房 王子小劇場
芸術家を描くと作家の心情との距離感が難しい題材なのだけど、それを突き放すでもなく溺れるでもないきっちりした距離を保ちながら描く物語は心地よさすら。
2008.11.30 夜 アイツなら哀しくないわ バナナ学園純情乙女組 かもめ座
脚本こそ中屋敷台本だけど、それとは異質の疾走するスプラッター風味に期待。
2008.12.21 夜 雨と猫といくつかの嘘 青☆組 アトリエ春風舎
若い作家なのに、これだけしみる芝居。あちこちの場所で、あちこちの劇団にやってほしいなぁ、これ。問題は幅広い年齢層の役者をそろえられるか、ということだったりするけれど。
2008.12.23 夜 日本語がなくなる日 北京蝶々 OFF OFFシアター
日本語がなくなることは現実としてはもう少し先なのだろうけど、そういう場所に自分が居合わせてもおかしくない、という時代だという気持ち。自虐と云われても、そう感じるものは、ねぇ。

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