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2008.12.01

速報→「アイツなら哀しくないわ」バナナ学園純情乙女組

2008.11.30 19:00

中学生の女子たちの話を描き続ける(中屋敷台本)桜美林大学の劇団、バナナ学園純情乙女組(長い。どう略そうか、「バナナ組」?)の新作公演。2日まで、かもめ座。90分。

修学旅行の説明会をする教室。集まってきたのは一癖もふた癖もある奴ら。その学校の修学旅行はテロ地域に行ったりして、いままでほぼ一人も生還していない。なのでほとんど参加者は居ないが、それでも行こうと思う生徒は居て。学内は騒がしく、生徒の代表たる生徒委員と、学校側の傀儡の風紀委員の対立は厳しさを増していて。

血で血を洗うような抗争の現場。信頼されない教師、信頼されている教師とか、恋人の会話とか、いたずらとか、騒がしい教室のばらばらな感じとか。最近のリアルな感じ。基本的には学園の中学生たちの話というのが基本なのは旗揚げから一貫しているけれど同じ学園の話ではなくて。(あんないろんな軸の抗争だらけの学園なんかあるわきゃない)

公演を重ねるたびに物語の強度は増し、軸が見えるようになっています。それなのに、唐突だったり危なすぎる動き(あんな倒れ方して客席最前列の少しの段差に頭が収まる倒れ方は怖すぎる)など、収まりきらずに弾けるような瞬間も沢山。

多くのセリフを無機質に重ねていくことで人物を成形していく「柿」での中屋敷台本に対して、今作はもっと人物の形が最初からある感じ。怒鳴るようなつか芝居だったり、静かな演劇的だったりとごちゃまぜな感じも楽しい。

中学生の頃に一番重要だったのは何だろうと思うのです。ほとんど女性役(男の役者は全員スカートかホットパンツだ)のこの学園の中ではオンナノコたちにとっては恋心だったり、心配する気持ちだったり、色気づくことだったり。社会というものが形成される途上の時期だから、対立したり一番大事な関係は何だろうとか、友人を最優先にしたりというさまざま。それは成長の差が激しいこの時期ゆえの多彩さ。

終幕ちかく、修学旅行に行きたいと思い続ける一人。外から見ると、明らかに話を聞いて居ないということなのだけど、その想いの強さが沁みるのです。

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