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2008.09.14

【落語】「末廣亭深夜寄席」(2008.9.13)

2008.9.13 21:30

客なんて居なかった昔の深夜寄席をすこしだけ囓ったアタシには同じ回とは思えない超満員200名。下席から真打ち昇進する5人、二つ目しか出られないこの会からの「卒業興行」と銘打って。

「宗論」三遊亭あし歌(→歌橘)
「初天神」三遊亭歌彦(→歌奴)
「新・生徒の作文」春風亭栄助(→百栄(モモエ))
「岸柳島」古今亭菊可(→菊太楼)
「豊竹屋」古今亭志ん太(→志ん丸)

夜にフタコマ確実にという流れで教えて貰った組み合わせ。たしかに近いし楽勝。末廣亭前からゲーセン角をまがって見えなくなるぐらいの行列。どの噺家も多分初見のラインナップ。深夜寄席とはいえ、昇進間近ですからちゃんと盛り上げる熱気。

「宗論」はねた自体があんまり好きじゃないんですよねぇ。キリスト教かぶれの口調で笑わせるという理解のアタシですが、差のあることが笑いには繋がらないような気がして、彼に限らずどうも入り込めない。

「初天神」は笑わせ話のスタンダード感、安心。仕草で笑わせることが噺家でのバリエーションだけど、大喜びする子供のあたりとか、舐め取る所とかに笑う。

「新・生徒の作文」は読んでて突っ込むだけ、という構成なので終始目を伏せてる感じでどうにも落語としての立体感が出てこない感じ。それぞれの作文はそれなりに面白いのだけど、どうも「父親の職業」からのオチ、あんまりなぁ。これはブラックというのとは違う気がするなぁ。だってこう落とす意味がわからない。

「岸柳島」と書いて「がんりゅうじま」と読ませるのがちょっと洒落てて好き。もと来た岸に戻って果たし合いだというあたりの頭のいい展開がスマートで、結構好きかもしれない。初めて聴いた。武士らしい安心の重厚さよくあっています。ところどころ口調が怪しいところもあるけど。

5人のあれこれを枕に引きながら、「豊竹屋」は都々逸の唸り具合での大爆笑編。おかしな趣味を持っている男の所に、共鳴するように同好の士が集まってしまうあたりは、ちょっと「天才バカボン」を思い起こさせる感じ。バカボンのパパのところに、バカ田大学の後輩とか同窓生が次々やってくる感じがして楽しい。

よみうりテレビ制作の「ミヤネ屋」なるテレビ番組のカメラが入ってましたが。開演前にレポーターが「客席も撮影する」と一言言ったとはいえ、立ち見も出ている超満員の客席にカメラを立て、問答無用に客席を撮影する必要はあるのかしらん、ちょっと嫌な感じ。そのテレビを枕に振らない5人はしっかりしてる。

客席も写真・写メを撮ったりする客が多くて、すくなくとも一人目は出てきた瞬間の写真を撮ってる客。客席が荒れているということも実感しますが、それを放置しておくということは、寄席としてそれでいいと考えてる、ということになってしまうと思うのだけどどうだろう。

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