速報→「五右衛門ロック(プレビュー)」☆新感線
2008.7.6 18:00
プレビュー公演のチケットを譲っていただいての。コマ劇場で28日まで、そのあと大阪。20分の休憩を入れて205分。東京は当日券も用意されているようです。
稀代の大泥棒、石川五右衛門。釜茹での刑で処刑されたと世間には思われていたが、すんでのところで救い出され、あるきっかけで小島に眠る神秘の宝「月生石」を盗むことになる。
コミカルなロックミュージカルの風体。かっちり固められた時代劇というわけにはいきませんが、見終わってみればプレビューなのにスタンディングに沸く客席。正直な話、一幕目では物語が動く気配が見えず、乗り切れない感じ。二幕目しかもおしまいの40分ほどの盛り上がり感はたいしたもので、これならば前半をぎゅっと圧縮して150分ぐらいに納めても大丈夫な気はしますが、それはコマ劇場のサイクルに合わないということかもしれません。
もっとも前半はコミカルなシーンが多いこともありますから、これは日程が進むにつれて改善していくという気もします。
盛り上がらない前半も含め全体を通して目を引くのは森山未來で、傷心を見せる得意な芝居は云うに及ばず、久し振りに観た彼は迫力もちゃんと兼ね備えた圧倒的な印象を残す役者になっています。彼を含めた4人の見得を切る終盤のシーンは、客席からのかけ声が欲しいところ。
月生石なるお宝が岩塩だというのは二幕目頭で明らかにされますが、単にそれにとどまらないもう一つの秘密が、終盤の迫力ある物語に繋がっていきます。この終幕に至るあたり、あるいは配役のバランスも含めて、あちこちのパブリで作家自身が語っているとおり、これはルパン三世そのもの、だったりもします。
初めて入った劇場ですが、全体にすり鉢状で舞台に向かっての傾斜も大きく独特の形状で見やすい劇場なのだと思います。音響のためかどうか大げさな形状の劇場が多い中、このシンプルさは美しさすら感じさせます。ここの売りである、二段の廻り舞台(コマの由来とも聞きますが)はごく短い時間たった一回だけ使われますが、物語の要請によくあっている場面で、効果的です。
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