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2008.01.04

速報→「火宅か修羅か」青年団

2008.1.3 15:00

青年団の代表作のひとつ。12年ぶり再演。85分。14日までこまばアゴラ劇場、そのあとキラリ☆ふじみ。あたしは初演(しかも初青年団)観ていたようですが、記憶がっ。

旅館で執筆する父親を訪ねる娘たち。そう年齢の変わらない再婚相手の女性を初めて紹介されたりもする。同じ旅館に宿泊する、高校ボート部OBの人々、わけありげな男女。

初演は見てるのかどうか怪しいのだけど、どこかで見ている物語。父親を巡る娘たちと再婚相手の女性の間の揺れ動く気持ち、というのが軸となる物語なのだろうけど、そこにはあまりアタシの気持ちを揺らしません。

むしろ、スタンダードな青年団スタイルの芝居を味わう感じなのです。完全に並行して進む二つの会話、他方の会話が間に漏れ聞こえて来るものをつなぎ合わせながら、うっすらと様子がわかってくるうち、三女がOB会の一人に、会話に漏れ聞こえていた過去の事故のことを尋ねたり、聞かれた側もうっすら漏れ聞こえていた作家らしいことを聞いたり。非日常の場所ゆえの他人途の会話が始まるところが実にスリリングな感じです。旅館の人間関係やら、謎っぽい男女の会話にしても立ち聞きというのではないけれど漏れ聞こえてきたものから転がる話。

むしろその技術的なところ、方法論のようなところが全面にでている感じがして、あまり心を揺さぶられない感じはあります。アゴラ劇場は狭い劇場ですが、遠い方のテーブルでされる会話は、距離以上に遠く感じます。アタシは下手でしたので、上手側の椅子の会話が遠い感じなのです。

旅館の二人についてのあれこれとか、編集者が作家の娘から渡された漫画で作家に叱責されるシーンなどのシーンでは笑いも多く。初演のころは笑いなど起きていないでしょうから、演出がかなり変わっている、ということかもしれません。

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