速報→「新♀世界」スパンドレル/レンジ
2007.11.29 19:30
アタシは初見です。明るくもなくテンションも高いわけではないのだけど、心に引っかかるところが。120分。12/3まで王子小劇場。
女囚だけの刑務所、民間の資本で運営される時代の流れ。警備の看守たちは精子検査なるものを経て種なしカボチャ病とされるものだけが。その女たち、別の病院に移されたりする、何かが迫っている。
開場時間中にアコーディオンなどの生演奏。タッパのある劇場に背の高い美術は囲い込まれるような印象で、閉塞感も含め、芝居の雰囲気にはよくあっています。
初日に関して言えば、開演かと思わせてから演奏だけの時間を長く感じましたが、遅れた観客への配慮かも知れませんし、結果的にはあまり問題にはなりません。
民間経営の刑務所、子どもが減っている、同一性障害、さまざまなキーワードは前半で示されますが、物語はあまり進みません。やがて、病気の蔓延と説明されることが、政府の何かの思惑によって起こされていることが見えてきます。
ネタバレかも。
終盤のあの仕掛け、妊娠どころか女性ですらないアタシにとっては、天使が見える瞬間というのを感じたことはありません。天使が見えたことが必ずしも幸福を意味しないというのは新鮮な視点。
今年の芝居やテレビを観ていると、女性が圧倒的に強いという年だったなぁと思うのです。今作は舞台設定の特殊さだから当たり前なのだけど、その流れに乗っている題材の選び方だと思うのです。
この劇場ではなかなか見られない仕掛け、もあって見応えはあるのです。
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