【芝居】「ゴド侍」あなざ事情団
2007.8.19 19:00
「あなざ」ーわーくすの、わたなべなおこと、山の手「事情」社の倉品淳子、青年「団」の松田弘子の3人によるユニット。「観客参加型」で楽しめる体験です。前回の「三人姉妹」は大阪のツアーもあるようです。21日までアトリエ春風舎。80分ほど。
サミュエル・ベケット愛好者学会の定例会。ベケットシアターの取材で得られた、今明かされる秘密やら..
コタツを中央に。それを囲むようにした客席。「ゴドーを待ちながら」ではなく、ベケットをめぐるさまざまを描写しながら、不条理さや、時間を潰して生きて行かなきゃいけない感の点描という印象。終演後のトークショーによれば、ゴドーを待ちながら自体の権利処理が難しく、このような形式になっているよう。前回の「三人姉妹」では三人姉妹から物語を抽出して見せるというやりかたがうまく回りましたし、トークショーでわたなべなおこ自身が語るように、コアとなるわかりやすい物語にこのフォーマットを肉付けしていく方が、このスタイルに合っている気がします。
とはいえ、山の手事情社・青年団という強力な劇団の主演級の役者二人という濃さは半端ではなく、絶妙な間や身体のこなし、観客にさせるアドリブの拾い方など絶妙に楽しめるのです。これもトークショーの話題ですが、観客を参加させる部分以外はほとんどが台本にきっちり指定されているようで、このフォーマットを台本に縛っているということの凄さを感じます。アドリブは所詮アドリブで、一定の水準を保つという意味ではむしろ台本の指定の方が優れている感じはします。
日曜夜には終演後にトークショー。(有料だけどビール付き。真ん中に三人というわけではなく、客席側に坐るという面白いやりかたで、打ち上げっぽい雰囲気も◎)
ベケット自身の生き様を何かを拾っているという雰囲気は感じるのですが、それにアタシの知識は追いついていません。が、そんなことはどうでもよくちゃんと作られているという点は安心なのです。
あなざ事情団「ゴド侍」
2007.8.17 - 8.21 アトリエ春風舎
作・演出 わたなべなおこ
出演 松田弘子 倉品淳子
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