【芝居】「回転する夜」モダンスイマーズ
2007.4.22 14:00
バンカラっぽさの見た目の感じとは裏腹に鬱屈して踏み出しあぐねる感じがいい味。90分、THEATER/TOPS。
海辺の田舎町、高台らしい場所に立つ大きな家の部屋ー微熱が続く男の部屋。兄嫁が時折様子を見来る。家庭教師だった彼女が兄の結婚相手として再びこの部屋にやって来た時に何かが狂い始めたと考え、あのときの場面を..
どこかがさつで、バンカラな感じに反して、いい歳したのに、怖くて何にも踏み出せないナイーブさの同居が彼らの魅力。ナイーブさが強めで、バランスが非常にいい気がします。ハッピーエンドに近い終幕なのだけど、仲間たちの挫折が薬味のように苦みを残していて「大人と仕事」ってものを強く印象づけています。
高田聖子が新感線外に出る場合に、最近は笑いには殆ど走らず、影を持って落ちぶれた感のある役が多くなりがちで本作もその例に漏れません。が、彼女がいることで、主人公のナイーブさの原因が仕事だけではない奥行きを持ちます。
時間の離れた二つの場面を行き来するのだけど、あまり凝らずにシンプルに見せていて、混乱は最小限に抑えられるでしょう。違う選択肢を選んだ違う未来の姿を見せる感じは主人公の脳内シミュレーションのようでもあり。もっとも、主人公の知らない事実が明かされたりもするので、そういう意図で書かれたものではないという気もしますが。
モダンスイマーズ「回転する夜」
2007.4.18 - 4.30 THEATER/TOPS
作・演出 蓬莱竜太
出演 古山憲太郎 津村知与支 小椋毅 西條義将(以上、モダンスイマーズ) 古川悦史 高田聖子
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