【芝居】「お彼岸の魚」ニットキャップシアター
200703311900
京都の劇団、ニットキャップシアター初の四都市公演。95分、1日までOFFOFFシアター。アタシは初見。
呼び出されて10年ぶりに帰って来た実家の団地、母親の行方は知れず、次々と消える人々。謎のボタンが残っていたりする。消える訳などないのに…
サスペンス仕立てに見える前半なのだけど、そこかしこに見える綻びやおかしな景色。静かな会話劇だと思っていると、微妙に笑いもあったりと一筋縄ではいかない一種の「くさみ」があります。最初は違和感があっても、好きになってしまったらかなりはまってしまうような。
思い出は体験したからこそ自分のものであり、人に譲れないものという一方で記憶の不確かさ加減が緩やかに繋がり、確実に空気を作ります。
あるいは音の世界だけになって研ぎ澄まされ、想像を語るあたりもちょっといいのです。
が、俄然凄いのは終盤。まるでビデオドラッグのように繰り広げられるポップでマンダラ模様のような繰り返し。芝居で過剰な繰り返しをすることにはメリットよりもデメリット(眠くなっちゃうのです)を感じるアタシですが、ポップさや絶妙な長さに抑えられていることなど、アタシにも楽しめる感じが楽しいのです。
長沼久美子が抜群にいい感じ。かわいらしさも確かさも、何より終幕の弾け具合が楽しいのです。
ニットキャップシアター「お彼岸の魚」
2006.12.22 - 12.26 大阪 in→dependent theatre 2nd
2007.3.30 - 4.1 駅前劇場
2007.4.13 - 4.15 愛知県芸術劇場小ホール
2007.5.18 - 5.26 ぽんプラザホール
作・演出 ごまのはえ
出演 大木湖南 安田一平 ごまのはえ 筒井彰浩 門脇俊輔 高原綾子 井口和巳 葛原清二 澤村喜一郎
日詰千栄 藤原大介(劇団飛び道具) 長沼久美子(劇団八時半) 稲田真理(伏兵コード) 朝平陽子 中嶋康喜
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