【芝居】「亡者からの手紙」ジャブジャブサーキット
2006.7.5 19:30
東京でも公演を続けているジャブジャブサーキット(JJC)の最新公演。日影丈吉の原作を舞台化する4本の短編。5月の名古屋、6月の大阪を経て7月の東京公演、9日までスズナリ。125分。
酒場で会った男、かつて金を貸してくれるアテを教えてくれて、翌日に行ってみると「吉備津の釜」
(amazon)。
酒と肉を食べながら客に語る男、親友が二人いて「王とのつきあい」
(amazon
)。
百貨店のイベントの会場で見つかった赤ん坊の死体、その犯人が見つかり開かれた裁判では
「飾燈」(amazon
)。
妹を殺した姉の供述、緻密に組み立てた証拠は完全な犯罪になるはずだったが
「夜の演技」
(amazon
)。
緻密に組み立てられた会話劇が得意な彼らなのですが、原作をリーディングのようにト書きを読む芝居として具現。彼ら自身も自覚はしているのでしょう、はじめの一本で、役者がト書きを語ることの可笑しさを台詞にしたりしています。
昭和の事件というのは(それも昭和40年代まででしょう、きっと)、どこかおどろおどろしくて、人間以外のなにかが「やらせている」ような怖さがあります。その時代の空気をしっかりと舞台に乗せています。
あたしは、物語全体に艶があって、(いや、女優の脚とか、それだけじゃなくて)個人的に馴染みな地名が連呼される「夜の〜」が好きです。「王との〜」は早い段階でネタがわかってしまうのですが、それが欠点な感じも受けません。
ジャブジャブサーキット第44回公演 「亡者からの手紙〜日影丈吉作品群に顧みる昭和の犯罪考〜」
2006.5.12 - 5.14 愛知県芸術劇場小ホール
2006.6.14 - 6.18 ウイングフィールド
2006.7.5 - 7.9 ザ・スズナリ
原作 原作:日影丈吉(「日影丈吉選集」河出書房新社刊より)『吉備津の釜』『王とのつきあい』『飾鐙』『夜の演技』 作・演出 はせひろいち
出演 咲田とばこ 栗木己義(Wキャスト★) 小山広明 中杉真弓 岩木淳子 岡浩之 小関道代 荘加真美(Wキャスト☆) 江川由紀(Wキャスト☆) 平塚直隆(ジ・オイスターズ) はしぐちしん(コンブリ団) 鬼頭卓見(フリー) 小島好美 永見一美 土居 辰男(Wキャスト★)
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