【芝居】「喧騒浜茶屋凪日記」回転OZORA
2006.7.8 14:00
暖かい話、充実した役者が魅力のOZORAの新作は、海の家の男亡き後のある夏の一日。120分。9日まで「劇」小劇場。
地方の小さな砂浜にある海の家。去年まで責任者だった男が亡くなり、店員だった男がまわりに助けられながらも、なんとか切り盛りしていた。海の祭の日、役所が許可証を持ってない店に許可を出せないと言ってきた。許可証は、亡くなった男の娘が持っていて、店を続ける気はないという。海が一番忙しいこの日、その娘がやってきて…
居なくなった人、残された人々を描き、家に居たときとはまったく違う、慕われていた父親の姿、始めて知る娘や、そこにゆかりの夫婦、夏の甘酸っぱい恋の話をからめながら静かな波の音のなかの一日を焦らず丁寧に描きます。
派手な演出があるでもなく、話が突出してサプライズというわけでもないし、大泣きというところまでは行かないのだけど、滋養になって身体に染み渡っていくような充足感があります。
今藤洋子はこのような巻き込まれ役が実にいい味で、加えて芯になる話を背負うと、今作の役の中では突出して安心感。
回転OZORAvol.XVII 「喧騒浜茶屋凪日記」
2006.7.5 - 7.9 「劇」小劇場
作・演出 村上秀樹
出演 今藤洋子 鎌倉康太郎
中嶋ベン(劇団だるま座) 松下由紀 須賀文香 上世博及(P.A.T) 宇佐美雅司(Amrita Peace) 坪内悟 野中希 梁島美保(劇団マグナムブラザーズ) 深津紀暁 前田直輝 林亜紀子 大嶋政浩
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