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2006.06.29

我が輩は

漱石の「坊ちゃん」(amazon)の百周年なのだとか。芝居好きの間では「赤シャツ」という名作があって、これ再演しないかなぁ。それと前後して書かれた「我が輩は猫である」はユーモア小説なのだけど。

「我が輩は主婦である」という昼ドラをやっています(TBS, 13:00)。下町に暮らす主婦(斉藤由貴)が突然、自分は夏目漱石だと言い出して...というドラマ。夫は及川ミッチー、義理の母は竹下景子(うわ、こんな年齢に) の出演者もバラエティなのだけど、作家・宮藤官九郎のサービス精神か、ほんとに密度濃いのです。 毎日30分近くを取られるのは痛いのだけど、夜帰ってきて、HDDレコーダで再生する毎日。

週末は晴れるかなぁ。

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2006.06.25

【芝居】「舞台・阪神淡路大震災」舞台阪神大震災実行委員会/たこあし電源

2006.6.25 19:30

2004年に初演、2005年中は全国でのツアーを経ての東京再演。27日まで東京芸術劇場小ホール1

あたし自身は初演未見。身近に被災者はいません。報道の内容としてはある程度はもちろん知っているし、今回の再演に当たって、マスコミでの取り上げが比較的多いことに、違和感を感じていました。

開演前には小さくラジオの音、日常を感じさせる雰囲気。(開演前に注意がある通り)大音響と暗闇で芝居は始まります。震災の当日、数日後、1ヶ月後、そのあとで起こったといわれることを、突き詰めて描きます。人物たちにスーパーマンは居らず、生活が激変した人々を執拗に描くのです。

描かれていること自体は、わりと報道されていることだったりして、実際のところ隠されていた新事実なんてものはない気がします。芝居で、しかもドキュメンタリーとして描くことに何の意味があるのか、わからなかったことが、公演のパブリでアタシの感じた違和感の正体なのです。

観てしまった今、違和感というあたしの意見は変わりました。これはいわゆる芝居じゃないのだけど、舞台で繰り返し演じていくことに意味はあると思うのです。それは、被災の現場が生身の人間たちのものであることを「ナマモノ」の舞台は、メディアのそれとは別のチャンネルで観客に伝えるからではないかと思うのです。役者は「演じて」いるわけだし、舞台は「作り物」なことは事実だし、現実に体験した人にとっては、リアルとは違うかもしれません。が、それを体験していないアタシにとっては、知識としてもっている様々な報道の映像と合わさることで、リアルを感じることが出来たと思うのです。

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【芝居】「柳沢おもちゃ本舗新商品企画室開発主任の話」カントカークト

2006.6.25 16:30

アタシは初見です。笑って元気出る系のじつはいいはなし。80分、公演は終了。

開発部主任の男、部下たちとの間に壁を感じていたが、ある日真っ暗なところに。神を名乗る声によれば、周囲からも浮いていて、もう彼の人生はこれでいいかな、なのだという…

芝居というよりはコントかエチュードに近い風味。それは時間のほとんどを占めているのが、主役ともう一人という組み合わせなのと、その相手がひたすら嘆き節なものが多くて、一本調子に感じるからかもしれません。

石に模して何かを見つけるため旅も、結果同じ調子が多いのでごっちゃになりがち。

現在に戻ってからのオフィスのシーンはなかなか。ここも感じはコント的ですが、隠し事ができずに感じたことを全て喋ってしまうという「能力」を手に入れて様々を解決を図るという着地点が見えるために、安心できるのです。実際には結構ヌルい芝居で、サラリーマンは気楽な稼業と来たもんだ、的な気楽さが身の上で、役者のテンションを楽しむのが吉、だと思うのです。

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【芝居】「真説・さくら吹雪が風に舞う」るぼわーる

2006.6.25 14:00

10年目、10回目の公演。彼らにとっては重要な作品の改訂再演。アタシは劇団初見。アナウンスとは裏腹の130分。26日までシアターグリーンメインホール。

若い文士が共同生活をする山あいの家。ほど近い所に桜の名所があるが、神隠しに遭うとの言い伝え。桜の精が舞うのだという。その入り口に倒れていた美しい女性が共同生活する家にやってくるが…

骨格となる話は、満開の桜の下の魔性。装置はごくシンプルで幻想を踊りや歌で演出する趣向。ダンスからの役者を充実させ、このクラスの劇場としては結構美しい。

人物の中にある重要で不思議なポジションはかなり序盤でネタ割れしますが、問題になるほどではありません。むしろ場面の切り替えに戸惑います。4年前と現在、家と外とう4つの場面を実にスムーズに行き来するのですが、関係がよくわからないままに変わるのであたしは序盤少し混乱気味。終盤に来ると場面の行き来も慣れますが。もっとシンプルに短く構成できれば、歌や踊りがあってももっとタイトに出来そう。

時代を特定していないようですが、ソウセキ、といえばそれなりの時代。考証にきゅうきゅうとするのは好きではありませんが、呼び鈴の音とか、共同生活の場をバンガローと呼ぶ言葉の選び方など違和感が積もってしまって勿体無い気もするのです。

終盤の謎解きは、サプライズは少ないものの、役者のテンションというか密度が濃くてなかなか見せます。

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【芝居】「第32進海丸」フジテレビ

2006.6.24 18:00

モダンスイマーズの蓬莱竜太の書き下ろしに、自転車キンクリートの鈴木裕美という組み合わせ、V6の三宅健を迎えての新作。140分。7月9日まで東京グローブ座、そのあと大阪。

カツオ漁の水揚げ日本一だった進海丸の伝説的な船頭を父親に持ちながら、船には寄りつかず遊びほうけていた若者。父親の葬式のあと、漁から戻ってきた進海丸の乗員達の打ち上げで、彼は船に乗せてほしいと頼む。

ジャニーズ劇場として生まれ変わったグローブ座に行くのは初めて。入り口すら変わってて、薄暗い感じが微塵もないけれども安っぽくない感じにロビーも客席も改装されています。儲かることってのはこういうことなんだなぁと実感。椅子も良くなってる気がするし。客席も圧倒的に女性、しかも普段劇場ではお目にかかることのないような層が多くて、これはこれで落ち着かないのですが。個々にみれば小声の声がないことはないのだけど、全体でみれば超満員の客席は静かで舞台に向き合っていていい客席です。

群像劇、なのだそうです。上のあらすじにしても、パブリされるあらすじにしても、どうしても三宅健の役を中心に描かれますが、実際のところは、船乗りたちの側それぞれに葛藤やら悩みやら欠点やらがあって、それぞれの「人物」の一人。話はまったく異なるのだけど、自転車キンクリートSTOREの翻訳劇、「第17捕虜収容所」が頭に浮かぶのは、この群像劇的視点とゆえなのかもしれません。(気のせいかタイトルも似て見える。:-)

群像劇では視点があちこちに移ることになるので、結構いい話ではあるのだけど、特定の一人にこだわりのないあたしにとっては、泣きに入れないのがつらいところ。この舞台だと、父親への想いを持つ若者視点で見ればそれなりなのかもしれないのだけど、ついつい、船頭とか船主の方の視点で見ちゃうのは、あたしがおやじだからかそうか。(泣)

三宅健という役者について深くは知りませんが、声の点で舞台俳優としては少々不安な感じ。それでも群像劇ということで物語全てを背負わせず、反発する若者という役にすることで、容姿や雰囲気によく合っていたように思います。船主を演じた菅野菜保之が弾けてるシーンと凄みのあるシーンの緩急がよく印象的。まったく関係ないはずなのに巻き込まれていく二人の若者物語に置いたのはリズムを崩す意味で正解で、西條義将と小椋毅がコミカルでいい味です。

どうでもいいことですが、googleでこの公演を引いてみてもオフィシャルと思わしきページが出てこないのはどうしたものか。ジャニーズのページは出演者一人だけで資料として意味をなさないし、ちゃんと資料になってる自転車キンクリートのページが一番マトモなのだけど、主催公演じゃないし。主催はどうやらフジテレビらしいのだけど、そもそも、誰が責任者なのかわからないようで、あんまりいい印象を受けません。

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2006.06.24

【芝居】「立つ女」青年団若手自主企画

2006.6.24 15:00

青年団の兵藤公美と元・水と油の藤田桃子のプロジェクト。青年団の倉庫になったという、あの工場跡地で。26日まで、アトリエヘリコプター。80分。

「水と油」にスタイルの近いダンスをベースに、台詞を重ねたものもあるスタイル。アタシのような客にとっては、台詞がある方がすんなり来て好きだなあ、と思うのです。

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【芝居】「喪音」Ele-C@

 2006.6.23 19:30

女優二人の体制で作演も兼ねて役者を集めるようになってからの二本目(?)。90分、25日までギャラリールデコ5。

隣町への往診の帰り、町外れで助けた女。連れて帰ってみれば町の女も担ぎこまれていて。町外れの女は名探偵の男の子だと言い張り、町の女は記憶をなくし。なくなった絵と町の女が襲われたのは…

ルデコはギャラリー向けの天井の低い場所。照明を吊ることができません。彼らの対策は床置きの照明機材。しかもムービングを仕込みました。プランとしては正しい気もしますが、この機材、うるさいファンが回りっばなし。静かなシーンも多いのですが、かなり致命的になりかねません。

物語の規模に対して人物が多すぎる気がします。5人ぐらいの濃密な芝居に作ったほうがよさそうな題材。

役者はそれぞれにいい表情のシーン。狭いわりには柱の死角が大きく、もったいない。

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2006.06.21

ひとのつながり。

暑いというよりは、蒸し暑いすねぇ。ほんとに。駅を降りてから、坂を上り、下り、エレベータ横の階段を2フロア上がり、廊下を歩き、少し下って、急カーブして階段を3フロア上がると...あせびっしょりです。(温泉旅館みたいだな)。

仕事の内容を少し変えて貰って。今居るところと、昔いたところの人を「繋ぐ」ために歩き回るということをやることにした今週。2年ぶりぐらいに会っても覚えてくれてて、「未だ一人かっ」とか突っ込んでくれるのはそれはそれで嬉しくて。

週末。ジャニーズ劇場になって初めて行くグローブ座は、自転車キンクリーツカンパニー制作で、「第32進海丸」を土曜夜に予約済み。例によって余らせてて、同行者募集中で(メールで乞ご連絡)。

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2006.06.19

フルデジタル化

別々に予定を立てたのだけど、HDDつきのケーブルテレビのチューナーに変更。ハードディスクレコーダもいままで愛用していたDMR-HS1(Digaと名前の付く前の松下製)を手放すことにして、 RD-X5 (あたしにとっての使い勝手は最悪だけど、スカパー!とPCの連携は便利)に加えて スゴ録RDZ-D97A (PSP連携とデジタル録画が魅力的)を購入。テレビの環境は、基本的にデジタルに移行しました。

でもなぁ。デジタル録画したものをディスク(CPRM)にしたり、持ち出すためにPSPに移すと、ハードディスク内の映像が消えてしまうというのは、放送局が決めたわけのわからない「一回録画」の制限。いくらなんでもひどすぎないか。権利の回数を制限して視聴者に不便を強いるというのが正しくないのは、iTunesと日本のかつての音楽配信の差が、(真面目にルールを守った)日本のメーカの製品をどれだけ弱体化したかを思い起こせば明らかなのです。

あたしの見方では、基本的には観て捨て、保存しないという使い方。この使い方をしている限りはそう困らないわけですが、今はメディアに金を払うことに躊躇がないから、なのです。これで経済的に困ることになれば、あたしはテレビをほんとに観るだけで映像に対して金を払おうって気はさらさらなくなると思う...けど、きっと作り手たちは何も困らないし、何も変わらないのだろうなぁ。

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【芝居】「尤もな犬」くねくねし

2006.6.18 18:30

あたしは初見の、くねくねし。もとの「悪運ダイヤ」という名前はずいぶん見覚えがあるのだけど、これもついに観られなかったのですが。公演は終了。

国じゅうのフルーツを買い占めるネコイラーズ皇帝の圧政に苦しむ国。逆襲を試みる国民をそっと後押ししていたのは、かつての恩を返そうとする三人組の「尤もな犬」たちだった。

....と、あらすじみたいなものを書いてはみたものの、実のところ、よくわからないのです。圧政に抵抗する男を応援する三人組。犬と名乗ってるし、犬小屋なんてことばも出てきますが、格好いいヒーローのようだったりするのです。でも、男は結局王様になったりするのだけど、彼らは応援し続けるのです。

物語に重きがないのはよくわかります。だから、役者の見せ所とか個人技に頼ってる感じ。クレジットに作演の名前がないのは、集団で作っているということ、なのでしょうが、あたしはもっと「ものがたり」が観たい。

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2006.06.18

【芝居】「マイト」コーヒー牛乳

2006.6.18 14:00

あたしは初見です。荒唐無稽なストーリーもここまで行けば胸焼けしそうなほど満足です。19日までシアターグリーンメインホール。

臨時教員として中学校にやってきた金八。一方、宇宙最強の戦士を狙いUFOに乗って宇宙人が現れる。

有名な番組のフォーマットを借り、宇宙人襲来物語を薬味に加えての展開。笑いも泣きもベタな話ばかりで、つまらなくなりがちな材料ばかりなのです。が、それを一大感動巨編っぽく仕上げているのは、ばかばかしいほどに突き詰め、楽しませようという姿勢なのだと思うのです。アクションシーンはそれなりに格好いいし。

泣きも笑いも充実してて、胸焼けするぐらいに満足感があります。惜しむらくは泣かせの要素が、金八先生ネタに全面的に依存している点が惜しいと思うのです。

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【芝居】「俺たちは志士じゃない」キャラメルボックス

2006.6.17 19:00

ピスタチオとのアナザーフェイス公演として初演されたキャラメルボックス初の本格時代劇(未見)、劇団での再演を経ての三演目は、劇団初劇団では珍しい外部演出、新劇からの客演も招いて。彼ら自身もパンフレットに書いているとおり、リメイク作品で味わいが全く新しく。少し長めの135分。7月2日までサンシャイン劇場、そのあとに神戸。

幕末、新撰組から逃げ出してきた二人組は志士に間違われ、かくまわれた蔵は菓子屋の裏。岩国藩に近く、どこか朴訥とした藩士たちが出入りしている。桂小五郎がやってきて、正体がばれるかと思った二人だったが、意外にも彼は二人をホンモノだ、と言い切り。

キャラメルボックスの通常公演のように、ダンスやスピード感がグルーブを作ることはありません。全体に静かに淡々と。ところどころ笑いはありますが、これも爆笑につながるものはそうもありません。特に前半はまどろっこしいぐらいに話が進まないのです。場所がひとつに固定され、まったく動かないというのも大きいし、時間の長さもあるかも知れません。 前説が無言だったり、縦書きばかりだったり、ことさら違いを意識的に強調しているのは、やり過ぎな感じもしますが。

物語は確かに成井+真柴による「俺志士」の骨格。しかし、演出は音楽も人物の描写もすべてが、あきらかにM.O.P.の色だという気がするのです。当日パンフレットで云われるとおり、これは別もの、リメイクであり、キャラメルボックスという劇団の(私が思う)特色は演出によるものだということがよくわかります。

スライドギターをベースにした音楽は、(場面は動かないけど)ロードムービー的だし、屋根の上で寝転がるという場面、外見はだらしなくてのんびりおっとりしてるけど、芯は強くてという主役描写など、マキノ節な解釈と演出なのです。かえで、という女の描写にしても、美咲という男勝りのお姫様の描写にしても、単に互いを「想う気持ち」以上に「男と女」という文脈での愛情や色気を感じさせるというのも特色のあるところ。成井演出では、注意深くそぎ落としているところであり、強く印象づけられます。

初演・再演に比べて、場面を変えたために、物語を裏側から見たようなバックステージものと観ることもできます。ところどころに破綻を来しそうになるところも、ぬい、こまという二人 、現実味を少々薄めたキャラクタを導入することで乗り切っています。

前半で止まってしまいそうになる観客の思考にテンションを与え、要所要所で緩急をつけるなど、坂口理恵という女優の力(まあ、役のキャラということもあるのですが)を圧倒的に感じます。温井摩耶は色気を感じさせる役が実に良くて、片肌の場面はともかく、終幕の不器用さもどこか魅力。實川貴美子の突っ走り具合は美咲というキャラクタによくあい、渡邊安理の間延びキャラも、確かに見た目の雰囲気には合っています。

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2006.06.17

【芝居】「ダイアナ」ブラジル

2006.6.17 16:00

二本立て企画のもう一本。ユルい感じではあるけど、役者には厳しい三回公演も交え18日までギャラリールデコ5。

廃校となった中学校の校舎で待ち合わせる幼なじみの男二人、片方には云いたいことがあったのだけど相手は結婚を報告するが、その相手は…。

互いの関係や過去を口にすることで微妙に変化する関係。一応そこには勝ち負けを気にしてはいるのだけど、パワーゲームほどの関係とも違う気がします。人物たちが何を目指しているか今ひとつ俯に落ちない感じがするのです。会話は面白いし役者も魅力的なのに、核心に触れずにぐるぐると回っている印象があるのは、なぜなんだろうな、と思うのです。

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【芝居】「疚(やま)しい理由」ブラジル

2006.6.17 14:00

50分の3人芝居を2本立て交互上演する企画公演。駆け引き重視の綿密さと作演が云う「疚しい理由」。18日までギャラリールデコ5。

テーブルを囲んで座る女一人と、男女ペア一組。ノルマが厳しい保険会社の営業の男がツテを頼って勧誘に。契約が取れて帰ろうとする二人を、女が呼び止めて…

ひと癖どころか、食えない奴らなパワーゲーム。それぞれの表情が細かく芝居してて、実は見る場所によって評価が別れる気がします。トイレへの通路を左後方にとるべし、という友人の忠告をすっかり忘れてたのだけど偶然にその場所に。それは多分、大正解。

短い芝居なのに、テンションの強弱がじつに鮮やかなのと特に後半が次々とあれこれ出てくるので、緻密なわりには疲れず楽しめるのです。演劇部の先輩後輩って属性がいまいち安易な感じがしますが、まあ短い時間の中で収まりを付けるためには仕方ないという気もします。

何がホントで何が嘘なのかないまぜごちゃごちゃなのだけど混乱なく見られるのはたいしたもの。終幕近くで「何故追い出したのか」が今ひとつあたしには俯に落ちない感じもするのですが、まあ大きな問題ではありません。中川智明の序盤の怪しい感じ、ミギタ明日香のイノセントな感じ。それが鮮やかにひっくり返るのが凄いのです。

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2006.06.15

回転しはじめてる。

徐々に動き始めている感じ、こんどこそと思うのです。あたしは少しポジションが変わったのだけど、かみ合った感じは凄いなと。

  • キャラメルボックス@サンシャイン。劇団初の外部演出。再演作なのだけど、劇団始まって以来の「こんな」演出がっ、なんて声も聞こえてきて(チケットインフォメーション@PodCast)。
  • ブラジル@ルデコ。50分、40席、3人芝居の二本立て公演。きりきりとした空間であるといいのだけど。
  • 東京ハートブレイカーズ@ポケット。人気と色気のある男達4人の。

■テアトルエコー@エコー劇場、上質なコメディは好き。 ■JACROW@OFF OFF。 ■コーヒー牛乳@シアターグリーンメインホール。 ■くねくねし@駅前劇場、これってex.悪運ダイヤ、ですよねぇ。

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2006.06.12

【芝居】「華なき子」拙者ムニエル

2006.6.11 18:00

1年半以上ぶりにメンバー揃っての本公演となる拙者ムニエルの新作。「三井のリハウス」7代目リハウスガールの建みさとを客演に、振り付けに井手茂太を迎えて。2時間半は少々長いですが、パワフル。20日まで吉祥寺シアター(KICHIJOJI KIRIFUDA、という主催公演のクレジットが入ってます)。入場前に列を作ってアトラクションがあるので、ぎりぎりとか過ぎてからだと、ここを見逃します。

靴屋が一軒もないために島民全員が裸足で暮らす島、足肌島。一番の美少女は自分がスポットライトを浴びることを一番に策略を練る。ある日やってきた転校生は、意識しないままに、ことごとくその野望を打ち砕く。17歳の高校生の頃から、島を出て戻ってくる22歳を経て..

リハウスガールまで持ち出して、「美人なのに(運が悪くて)華がない」という役をふる贅沢さ。たしかに美しい彼女なのだけど、くせ者揃いのムニエル陣を相手にすればそりゃ、目立たなくなるともいうわけで。澤田育子、加藤啓、成田さほ子、伊藤修子などの役者を見てるだけで楽しいのです。

2時間半という上演時間は少々長い気がします。17歳のシーン面白く見たのですが、数年後のあたりから人物がごちゃついてきて難しくなり、記憶が曖昧なところが数カ所。キャラクタの立った役者に複数の役を説明なしに、時間の流れも微妙に前後させながらやらせたりするものだから、とまどってしまうのです。いや、ちゃんと全部見逃さなければ大丈夫なのでしょうが。

あたしは久し振りに見たのでよくわからないのですが、振り付けを付けたダンスを入れてるのは最近の傾向なのでしょうか。意外に動く人と、だめなのはだめな人があって面白いのだけど、この上演時間の長さでは逆効果を観客に印象づけてしまうおそれ。

入場前に二列に並ばされて何事かと思えば、1Fの扉からぐるりと回りながらプレイベント。こういうサービスは彼らの強み。奥行きも高さもある舞台を巧く使い、可動な小さな舞台を使うのも、いいアイディアだと思うのです。アタシの見た時点では上に駆け上がるのに固定が甘いときがあって観ている側が冷や冷やするのですが、楽日まで怪我のないことを切に願うのです。

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2006.06.11

【芝居】「キミの好きな幽霊」タカハ劇団 番外公演

2006.6.11 15:00

まだ旗揚げ直後にして、外部作家を交え4人の作家による短編オムニバスの企画公演。幽霊をキーワードにし、演出を一人にしたことで綺麗に仕上がっており見応えがあります。約110分弱、12日まで早稲田どらま館。

ワケアリ格安物件に越してきたが女の幽霊が「さよならロケット」。肩こりが酷いと相談をする女の肩には「肩にのしかかるアレ」。次々と「金縛りLv」。街にいる男には「見えちゃう人。あと見えない人」。倒れてる男の扱いに激昂した男も倒れ、駆け付けた女の子は「天国は天国じゃないみたい」。ひょっこりひょうたん島に流れついた男、今日も島の人々は平和?「ひょっこりひょうたんにんげん」。持ち帰り仕事をする羽目になった二組の女たちの夜語り「Love's Phantom Pain」。

最初の一本は全体を繋ぐように断片的に。次の三本はコント的なごく短いもの。

「ひょっこり〜」はまことしやかな都市伝説を下敷きに悲しく痛い感情と出来事。こんな着地点というびっくりと、人形の可愛さのアンバランス。

「Love's〜」は第三舞台でも扱われたことのある「幻痛」の話なのだけど、こちらは痛みじゃなくて、身体的にないはずなのに、感じる感覚の話。女子更衣室から始まる話といい、アテナ映像張りの(わかる人だけわかってくださいませ;-)のシーンと言い実に眼福なところが多くてオヤジ的にはこの特典部分のうまみも多い(:-)のです。見た目に刺激的な部分だけが目立ちますが、ルームシェアしている二人の「女性」会話の駆け引きというか不機嫌と機嫌の危ういバランスが行き来する会話が実にスリリングで巧い。花の演出も、見た目の綺麗さとその「意味」をかけていて面白いのです。最後のシーンの刺激が強く、しかもそれがけっこう巧いものだから、この会話の良さが埋もれてもったいない。

「さよなら〜」はエピローグを巧くまとめているのと、荷物の演出がスマートで美しいと思うのです。

宮下舞は顔の造作が大きくて女優、という感じ。宮原かおるの多少のコミカルと色気にどきりとします。

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2006.06.10

【芝居】「乞局」乞局

200606101800

10回目公演になる乞局、旗揚げ再演。ゲルさ控えめながら、薄気味悪さはあって。100分。11日まで王子小劇場。

商店街の薄暗い喫茶店。店主の妻は病気で記憶が一日しかもたない。ノートの記録は分厚くなっている。話を聞いてもらって、そのまま忘れてもらおうと思う人々が集まってきて…。

映画でよくある、といえば確かにそうなんだけど、どっちが先かと言えば多分こっちではないかと思うのだけどどっちだろう。これを旗揚げでみたらきっと衝撃だろうなあと思う設定の面白さ。

前半では超口語体と云われるチェル的文体。自然だし表現の凄さを感じながらも、物語が好きなあたしはもっと先を見せてくれとジリジリとしてしまうのです。

後半に入り狂い始める世界が凄いのです。各々のプライバシーに踏み込みすぎる世界を露悪に見せるのです。日常に隣り合わせの狂気を、もしかしたら自分も持ってるんじゃないかと思って、気持ち悪くなってぐったり疲れるのですが。でも見ちゃうのです。

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【芝居】「散歩する侵略者」G-up

2006.6.10 14:00

様々な作演と役者を組み合わせて上演を続けるG-upの最新公演は注目の劇団イキウメが初演した、SF風味のしかしラブストーリー。130分、11日までSPACE107。

海沿いの小さな町、近くの基地には戦闘機が頻繁に飛来し、なぞの建築物が出来たりしてきな臭い感じ。3日ぶりに発見された夫は、言葉は通じるものの、その「概念」が理解出来なくなっていた。他人と話をするうちにその概念を奪うことで獲得していく…

と言ってもアタシは初演未見なのですが、まるでハリウッド映画の原作のよう。とくに終幕近くの夫婦の会話はそれらしく。頂点に向かう会話の途中で着地点は明白になるのですが、その緩やかな坂道の会話は役者の力も相まってじつに巧いと思うのです。それによって起こるパラドックスと知りながら決心する妻の強さに、アタシは号泣してしまうのです。

(ねたばれあります)

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2006.06.07

うむむ

風邪ひきました。さっさと病院行ったけど、はやったのは2週間ぐらいまえだそうで、このあたり、流行遅れなあたし。今年は病欠が多いな、結局二日休んでしまいましたし、気が抜けたのか、歳を取ったのか。週末が近づくとなんとなく治った気がするのだけど、明日は出社出来るかなと、なんとか。しかし、ヨーグルトとチョコレートとポカリスエットだけで朝昼を過ごし夜だけ食べるという生活はどうなんだ。週末の体脂肪率が怖い。

週末の観劇候補。

  • 乞局(こつぼね)@王子小劇場、 (1, 2, 3)。 一貫して「喪服割引」やってたり、受付周りに葬式っぽさなど「気持ち悪さ」を徹底している彼ら、10回目の記念公演は劇団名となった「乞局」の旗揚げ作改訂再演。
  • G-Up@スペース107、 (1)。 企画ユニットの4回目公演。イキウメの評判作を改訂上演、らしい。あたしは未見ですが。

タカハ劇団(未見)@早稲田どらま館、あたしは未見ですが、てあとろ50出身のひとびとの。 ■拙者ムニエル@吉祥寺シアター、ずいぶん久しく見てない気もしますが、あたしは最近、ここの澤田育子のPodCastにはまっておりますはい。 ■劇団上田番外公演@北/区域pit、 ■故林広志+三鷹芸術劇場、 ■永井愛@新国立劇場小劇場 ■はえぎわ@アルスノーヴァ、 ■サバイバーパンクス@明石スタジオ、 ■乱雑天国@幡ヶ谷heavysick。
ほかにもスタジオライフやら、新橋演舞場やら気になりますが。

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2006.06.05

【落語】「ノスケ 第16回」

2006.6.4 19:00

継続的に行われている喬之助と三之助、ねたおろしを含む二人会。あたしはかなり久し振りです。日暮里駅前のホテルにあるホール、日暮里サニーホールを初めて使って。

落語にはあんまり詳しくないのです。隣の席の方のメモを横目で見てタイトルを。三之助「堀之内」、喬之助「千両みかん」、喬之助「長短」、三之助「大山詣り」。オープニングには二人で出てきて、なぜ前座が居ないのかとか、なぜ3月はなかったのかとか、まあいろいろと。

そそっかしい男がそれを直そうとお参りしてますますはまり込む「堀之内」は軽快で面白い。夏の日にみかんを探し求める羽目になる話「千両みかん」は商人の理屈の下りが腑に落ちてあたしは好き。気の長い男と短い男の煮え切らない会話「長短」は、ごくシンプルな構造だけに演者が見せる人間にすべてがかかる感じ。旅先で喧嘩してしまったために約束で髷を切られた男のある意味復讐劇「大山詣り」はテンション高く(かなりせっぱ詰まってたという気もしますが)結果どたばたになったけど、それはそれで味。物語自体はだます下りあたりが、あたしはあんまり好きじゃありませんが。

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2006.06.04

【芝居】「民衆の敵」燐光群

2006.6.4 14:00

イプセンの原作を、「現代かも知れない」日本の温泉開発に沸く町に置き換えた公演。休憩10分を含む150分。東京の公演は終了。後に足柄、松本。

ひなびた捕鯨の町に近い山中に発見された源泉からパイプラインで町中引き温泉施設オープン間近な空前に沸く町。発案者の医師がその施設での水質に疑念を感じで調査を…

必ずしも科学や真実が選択されない現実を喜劇にも取れるタッチで描くのです。民衆が必ずしも正しい道を選ばず踊らされる。真実に立ち向かう科学者が迫害を受けて、という姿。冷静に見れば、鼻もちならない選民思想と、迫害に負けない閉塞の姿。頭では分かっていても、アタシは愚衆の一員なのでしょう。

それでも真実を判断できない絶対多数が力を持ってしまうことの怖さを自覚していたい、と思うのです。講演会で人々が客席に降りて、アジテーションを受ける場面は、観客の立場に引き寄せて見せる効果。

大浦みずきはオーバーアクションもあるが戦う姿はかっこよく、講演会のシーンはさすがに見栄えします。猪熊恒和の演ずる夫はあくまでも優しく、男女逆転とした坂手戯曲を支えます。江口敦子が演じた新聞社編集長は実は凛々しく。

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【芝居】「ムーンライトコースター」KAKUTA

2006.6.3 19:30

KAKUTAの「星の一年」を締めくくるのは、浅草「花やしき」を貸し切りで使う伝説のイベント公演の再演。当日券も出ているようです。90分、4日まで、浅草「花やしき」。

ほぼ初演と同じ話を同じフォーマット(なのであらすじは上記リンクで)。案内人に芝居をさせたり、役者に少しだけ入れ替わりがあったりはしますがあまり変わらないと思います。前回は一番広いメインステージであるDゾーンで見たのですが、今回はまったくの死角になっているAゾーンで。制約の多いステージで、隣のBゾーンとの音を分離したり統合したりという手法がもっとも通じづらい気がしました。まあ、話を知ってたということの差も大きいのだと思います。

前回と同じく、あたしの印象は「ふた星テントウ」が良くて、これ一本だけでも短編の二人芝居として成立するクオリティ。「ウサギ逃げる」は、場所の見づらさが勿体ないがコミカル要素が強いのは変わらず。「招かざる客たち」でもっとガー泣きした気がするのだけど、エンディングの違いかなぁ。

10年目ぐらいに2年置いて大きなイベントをきちんと成功させるというのは次のステップに繋がるのだと思います。キャラメルボックスのシアターエクスプレスが、あたしの心に浮かびます。そういえば、これも同時多発。観客がふくらんでいく時期ですから、いろんな軋轢も。あたしの観た回では、サイレンサーもない一眼レフを持ち込んで撮影をする観客。芝居のレベルにあった観客をきちんと育てていけるか、ということも中堅となった彼らの重要な役割なのです。

招待状、おまけCD、園内での飲食物販売、場所取り用キープコーンなどのお楽しみ要素満載。開場中に踊りを踊らせるというのも、観客に役者を明確に分離してしめす効果があって、巧いなと思います。

これだけ雨の多かった五月なのに、一番危なかった土曜日夜もなんとか天気は持ったのです。日曜夜はほぼ確実に大丈夫でしょう。前回も降ってないわけで、お天道さままで味方するというのも変わらないのです。

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2006.06.03

【芝居】「七つの罪の海」メガロザ

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長編新作としては5年ぶりとか。あたしは初見です。90分、4日までウエストエンドスタジオ。

ボーカルが変わって売れはじめたバンド、高慢なお嬢様、色狂いの女、バンドのネジが外れたファンやネットの無神経なファン、働かず酒浸りの女、大食いの女などの罪びとたちが…

正直なはなし、罪を提示し、それが少しばかりつながりはじめたところでストンと話が終わるかんじ。作家が投げ出したというよりは、話が転がり始めない歯がゆさがあります。

ユルさが劇団のカラーなのかもしれませんが。

話にはほとんど絡みませんが、武藤心平の暴走っぷりが実は楽しい。これを物語に取り込まない(取り込めなかったのかもしれないけど)のは芝居全体としてみると勿体無いと思うのはヒイキ目に過ぎるでしょうか。

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心に象を飼っていますか。

湘南、藤沢を拠点に東京でも公演を打つP.E.C.T.(Private Elephants Club Theater)が解散を発表しました。(1)

芝居を見はじめたころの通勤先が藤沢で、その帰り道で見られる芝居として相鉄本多やSTスポットなどの横浜は重要な場所でした。いくつかの芝居を観たのですが、その中でみつけたP.E.C.T.は動員数も芝居のクオリティもダントツだと思っていました。そのころは知らなかったのですが、遊◎機械全自動シアターに居た「独特の先生役(TOKYO芝居探検隊、JICC, 1988)」の中嶋浩が立ち上げた劇団なのだ、ということはずいぶん後になって知りました。

音楽を巧く取り入れ、祝祭のようなどんちゃん騒ぎの印象が強いのですが、しっとりとした芝居もまた格別。役者の入れ替わりの多さはありましたが、テアトルフォンテなどで多くの役者を育てたという功績も見逃せません。

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2006.06.02

【芝居】「演劇なんてやるんじゃなかった」ボーダビッチ

2006.6.1 19:30

ネット演劇だった筈なのに、早くもリアル二回目公演。マンガとドラマの中間なテイストで、音楽が楽しい80分。オールスタンディング(ボールが飛んでくるかも知れないから)なのですが。4日まで王子小劇場。

高校の演劇部、学園祭で毎年使っていたバスケットコートに、今年はバスケ部が対外試合を。その場所を奪い返す条件は、バスケ部の彼女たちと3on3で勝つこと。猛特訓が始まる。学園を牛耳る金持ちの娘と、演劇部のリーダ。しかも、二人の間の確執というか過去があって。 それぞれには、隠された背景があって。

80分ですが、間に5分の休憩を挟みます。ある意味シベ少のプロトタイプか発展かと思わせる構成。前半では細かくカット(コマ)を割ってしまうので、芝居のリズムとしては苦しいのです。 が、休憩のあとはこれでもかと繰り出される、荒唐無稽な設定。まさか、彼女があんなものを取り出すとわ。みたいな。でも、到達点は思いもよらないところに着地します。

序盤の芝居ではキャットウオーク(のしかも入り口側両側角)の芝居があります。観るならば、入り口入って正面側、できれば入り口から遠い側へ。(真ん中だと、ゴールポストの板で見えないのです)。オールスタンディングなので、チラシ束も邪魔なのです。さっさとカバンにしまって、そのまま預けてしまいましょう。

前半で支えている役者は、梅澤和美、小林タクシーの二人。後半では畔上千春、中村まど加。そして、終幕近くでは碓井清喜。

王子小劇場の音響がいいというのは割と知られていますが、そこで大音響から効果音からタイミング良く。中島みゆき、ZARD、マッキーが印象的。

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