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2006.03.20

【芝居】「気持よくさよならを言おうとする」(三姉妹版)play_unit-fulful

2006.3.20 15:00

フルフルの新作公演は男女を入れ替えた完全ダブルキャスト。その「三姉妹」版。21日まで、OFFOFFシアター。

病院内の喫茶室。毎日のようにタムロする二組。長く入院している母親を看病する姉妹は母親が会いたいという長女の捜索や入院費に追われ、神にもすがりたい。先の見えない男を見舞う女や友人たちは仲間の結婚もあって微妙なバランスが陰を落とす。…

ともかく、死に向かうことは確定している二人の患者。その別れが何時になるかわからないゆえに疲れや逃避をうむあれこれ。その見えない「別れの時」までの時間を、ともかく「気持ちよくさよならを言おうと」日々暮らしている周りの人々。

わりと極端に走る姉妹の話はコミカルでデフォルメが強い。こうなると強い新井友香は短時間で雰囲気をかっさらう。行き詰まってるからどうみても怪しいものに走る姿はある話、なんでしょう。

恋人たちの方はずっと美しい。男を演じ坂本和彦が静かさ、優しさを巧く演じています。両方を繋ぐマスターは過剰に自由なのが可笑しいのです。

「いつ別れてもいいように、喧嘩しない」とか、「病院こなくていい、居なくなるまで誰とも付き合わないで欲しい」とかちょっといいセリフが、悲しくてでもロマンチック。

フルフルが必ずしもハッピーエンドで終わらないのは承知しつつ、終幕は少々唐突な印象も。その唐突ゆえに、努力してきた、積み重ねてきた日々が突然、しかも後味悪く終わりを迎えるというのは、少々ハードな展開ではあります。

play unit-fullfull 「気持ちよくさよならを言おうとする」(三姉妹編)
2006.3.17 - 3.21 OFF OFFシアター
作・演出 ヒロセエリ
出演 青山貞子 広瀬喜実子  野呂彰夫 坂本和彦 馬場恒行(KAKUTA) 菊池美里(トリコ劇場) 芳賀晶(カノン工務店) 山田(同居人) 大森あき(RoBosonno) 新井友香(劇団宝船)

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