【芝居】「スタッフ・ハプンズ」燐光群
2006.1.21 14:00
史実をもとにしたドキュメンタリー手法のドラマを得意とするディベット・ヘアーの作品を連続上演するシリーズの第二弾。イラク戦争をめぐる政治のパワーバランスに見応えある150分。25日まで、ザ・スズナリ。そのあと名古屋、大阪。
911以降、大量破壊兵器未発見のままイラクへの開戦にいたるながれを、ホワイトハウスを中心に各国首脳の思惑を交錯させ描く。
まあ、この手の芝居ですのでバイアスはかかるもの。燐光群がとりあげそうな方向に反感がなければなかなか見応えがあります。元々は3時間以上あるものを縮めているようで、台詞は膨大で、この期に及んでも完璧とはいかないのは厳しいところ。また、序盤も少々もたつく感じがみられ、話に入りこむまで時間がかかります。
中盤、パウエルが軸になるシーンが増えてからは断然見やすくなります。台本の描き込みも細かで、役者もそれによく応えています。何より、どこか雰囲気がホンモノに似ているというのが強み。史実的にも彼の苦悩するあたりはドラマチックで物語となりやすいということもあるのでしょう。
燐光群デイヴィッド・ヘアー新作連続上演 Vol.2「スタッフ・ハプンズ」
2006.1.14 - 1.25 下北沢 ザ・スズナリ
2006.1.27 - 1.30 名古屋 七ツ寺共同スタジオ
2006.2.2 - 2.6 大阪 ウィングフィールド
原作 デイヴィッド・ヘアー 訳 常田景子 演出 坂手洋二
出演 中山マリ 鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋 江口敦子 内海常葉 裴優宇 久保島隆 杉山英之 工藤清美
江口恵美(桃園会) 吉村直(青年劇場)
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