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2006.01.01

2005年私的ベストテン。

あけましておめでとうございます。オン・オフ・バーチャルさまざまにお世話になった方々に、ことしもよろしく、です。

で、その第一本目が過去を振り返る記事ってのはどうかという気もしますが、まあお許しを。

実家でまったりしています。もう親は寝ています。さだまさしがNHKで喋りの番組やってます。何時までできることやら>あたし。例によって酔っぱらいの瞬発力で選んでいます。ノミネートの間での差はたいして、ないのです。じつは。(おい)

それでは。

ベストテン

どうしても、年の後半の芝居が有利にでてしまうという感じはします。上半期ノミネートというのもやってるのですが、まったく関係なく選んでます。

観劇日 演目 劇団名 劇場名
2005.04.10 昼 乱暴と待機 劇団 本谷有希子 シアターモリエール
今年も上り調子だった劇団だと言えるでしょう。なんせオールナイトニッポンです。最初は不安いっぱいだったけど、今は安心して聞けます。恨みを底深く隠す女、その想いが怖く、しかし気持ちが震えるのです。
2005.05.13 夜 南国プールの熱い砂 KAKUTA 青山円形劇場
星の一年をスタートさせたKAKUTA、その前哨戦は、自分たちの原点となった劇場へのリターンマッチ。円形劇場を完全に制圧したとはいえないけれども、まだ肌寒い五月に常夏を出現させ、想いを丁寧に描いた一本。
2005.05.29 昼 最初の晩餐 P.E.C.T(Private Elephants Club Theater) スペースエッジ
つぶれかけの洋食屋を舞台にした、暖かくほろ苦い一本。荒唐無稽な童話のような軌跡を信じさせる確かな力。P.E.C.T.は次の公演が大きな勝負。それを楽しみに。
2005.08.13 夜 ボーグを脱げ! クロムモリブデン 劇場MOMO
大音量、気楽に笑えるしカッコいいのです。断片をものすごいイキオイで舞台に乗せる中のグルーブ感、気持ちよく。役者も魅力的な役者が何人も。若いカンパニーではありません。関西からの久しぶりに出てきたユニット、とあたしは思っていたのですが。
2005.09.10 昼 ニセS高原 三条会 こまばアゴラ劇場
「静かな演劇」のスタンダードの一本を若いカンパニーが様々に変奏する企画4本の公演のうちの一本。テキストをほとんどいじらないまま、でも、全く違うグルーブ感と人格が分裂気味のすごい舞台を作り上げているのです。
2005.10.22 昼 ブラウニング・バージョン 自転車キンクリートSTORE 俳優座劇場
自転車キンクリートの連続公演企画。こんなにすごい芝居が得チケで観られてしまうということ嬉しいけど理不尽な感じもします。静かに、幾重にも重なる人間の感情を細やかに、しかし役者の圧倒的な力を持って描いた舞台がこんなにいとおしいものになるとは。
2005.11.03 昼 歌わせたい男たち 二兎社 ベニサンピット
イデオロギーの強い芝居の扱いは、難しいのです。どちら側に立つことになってしまうかというのは実はわずかなきっかけであり、そこから自分を保ち続けることの難しさを、変わった人を丁寧に描くことで強く印象づけるのです。違うあり方を許さないと云うことがどんなことか。
2005.11.23 夜 パーフェクトキッチン リュカ. ギャラリールデコ3
スタイリッシュに、しかし家族の優しい空気を作り出す彼ら。役者が大人でしかも結構美形揃いなのです。こんなに細やかな芝居を丁寧につくりあげるってことは、じつはとても大変なこと。そのステージの一つに立ち会えたことのうれしさ。
2005.12.03 昼 おかしな二人 SUPER☆GRAPPLER スタジオ107
若い劇団では減ってきた、スピーディな展開、冒険活劇をオリジナルで作り上げる心意気。ストーリーにまっすぐ向き合うしかも、貧乏くさくないってのがまたいいじゃないですか。
2004.12.10 昼 海賊 グリング スズナリ
等身大の人々の中の想い、痛みを静かにしかし重厚に描く劇団の最新作。意図しているわけもないのだけど、初日明けのあとに起きた事件、2週公演などの条件が重なったとはいえ、右肩上がりに観客が増えていくのを目の当たりにしたのです。

次点

落とすのが惜しい、涙を飲んで。

観劇日 演目 劇団名 劇場名
2005.06.19 昼 スチョールギル あひるなんちゃら テルプシコール
あたし自身も「コント」と「ギャグ」の違いがよくわかっていないのですが、コントの旗手の一つなのだといいます。まだあたしも学習中、でもおもしろくなってきました。
2005.11.27 夜 おしっこのはなし ブラジル サンモールスタジオ
病室を舞台にした夢と現実をとりまぜた話。ブラジルがこれまで描いてきたゲル状なものが出てくることもなく、実は静かで物語を作る舞台になっているのでした。
2005.12.10 夜 丈夫な住人 ワワフラミンゴ 神楽坂die pratze
わけわからない飛びっぷり、笑えるシーン、女優の瑞々しさというだけではなく、緩急を絶妙につけて飽きさせないのがすごいなぁ。初見ですが、何回か観たい気満々です。
2005.2.10 夜 デンキ島~松田リカ編 モダンスイマーズ ザ・ポケット
若い頃のギリギリと痛くなるようなバランスオブパワー。実にいい芝居だったのです。が、観客マナーとそれを許した制作側でマイナス点ですごめんなさい。

別枠

イベント的なもの、ひと味違った試みなど。

観劇日 演目 劇団名 劇場名
2005.2.11 夜 イヴの入る箱 YO's Birthday Party a-bridge
女優の誕生日企画の3人芝居。箱が箱を抱え込むリカーシブ、ということで子供と母親を描くことで重ねる年齢を前向きに描くセンス。
2005.3.27 昼 フィラメント シリカゲル 上智小劇場
上智の演劇サークル二つの卒業生ユニット。この瞬間の彼らが選んだ絶妙な原作と、それが実にぴったりあった奇跡の瞬間。
2005.10.10 昼 空き地でおやつの時間堂 時間堂+CET05 八角 Hacchobori Square(八丁堀3丁目空き地)
ワークショップの発表公演。結果的に限られた役者と限られた観客だけのものだったけど、ワークショップの現場を観たことがないあたしには新鮮で、楽しい。
2005.10.29 夜 ZOKKY ZOKKY ギャラリールデコ1
「のぞき穴演劇」というジャンルを果敢に立ち上げようとする執念。役者の体力も要求するし、そもそも効率が悪すぎるこれをやろうっていう心意気がいいじゃないですか。いえ、単に女優の色気にやられたわけでわ。

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コメント

あけましておめでとうございます!
それにしてもすごい観劇量ですね。びっくりです。
というわけで今年もよろしく願いします!

投稿: emam | 2006.01.01 04:07

「乱暴と待機」しか見てないのが悲しいです。
かわひらブログを見ていこうと思っても、もう終わってるのが多いですからね。
やはり自分の足で稼ぐしかないのか?

投稿: sib | 2006.01.01 12:01

あけましておめでとうございます。

コメントありがとございます。

emamさん:
いえいえ、遊ぶ方向が違うだけで、emamさんもかなりのものです、はい。ことしもよろしくお願いいたします。

sibさん:
つかですね、あたしの観てる物が、かなり小さい方にどんどんシフトしてる気はします。観たら速報は上げるようにしてるので、もし気になったら速攻で見に行ってやってくださいませ。(そか、携帯から見えないのがだめか)

投稿: かわひ_ | 2006.01.02 00:48

あけまして、おめでとうございます。
お疲れ様です.惜しくもクロム舎「暗い日曜日」逃してしまいました。惜しかった.でも、光栄です.ありがとうございました。
今年もどうぞよろしくお願いします.

投稿: クロム舎清水 | 2006.01.04 23:35

清水さん、コメントありがとございます。あけましておめでとうございます。
一年通してみると、やはり激戦ではありました。惜しかったと思います。
今年もいい舞台楽しみです。

投稿: かわひ_ | 2006.01.11 00:49

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